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日本型サステナブル・ロジスティクス
人手不足、コスト増、環境問題、災害を乗り越えて生き残る方法

定価(税込)  2,420円

編著
サイズ A5判
ページ数 212頁
ISBNコード 978-4-526-08220-7
コード C3034
発行月 2022年07月
ジャンル 経営 生産管理

内容

日本のロジスティクスは、労働人口の不足、サービスの多様化によるコスト増、環境問題への対応、災害時に断線しないしなやかな物流網の構築など、大きな課題が山積みで、このままでは数年で立ち行かなくなる状況にある。本書では、これらの課題を解決し、これからも持続していける物流をわかりやすく解説していく。

㈱クニエ ロジスティクス担当  著者プロフィール

NTTデータグループのビジネスコンサルティングファームである株式会社クニエに、2017年に編成されたロジスティクス専門のプロフェッショナル集団。
様々な産業におけるロジスティクス改革の豊富な経験をもとに、ロジスティクス戦略策定から、ロジスティクスオペレーション改善、物流コスト適正化、ロジスティクスIT導入などあらゆるアプローチによりお客様の経営課題を解決し、企業価値の向上に寄与している。

目次

はじめに

第1章
物流の変遷と今ここにある危機
1 日本における物流の変遷
第2章
日本型サステナブル・
ロジスティクスとは
1 日本型サステナブル・ロジスティクスの定義
2 物流機能の維持
3 持続可能な社会の実現への貢献
4 日本型サステナブル・ロジスティクスの3つのアプローチ
第3章
物流効率化とホワイト物流
1 ホワイト物流とは
2 ホワイト物流への打ち手
3 ホワイト物流への打ち手1 ―業務プロセスの整備
4 ホワイト物流への打ち手2 ―情報のデジタル化
5 ホワイト物流への打ち手3 ―在庫の規格化
6 ホワイト物流の行方
第4章
環境に負荷をかけないグリーン物流
1 グリーン物流とは何か
2 グリーン物流を取り巻く動き
3 グリーン物流の取り組みの検討ポイント
4 荷主クラス分け評価制度
第5章
物流におけるレジリエンス
1 レジリエンスとリスク、BCP
2 物流におけるレジリエンスとは
3 物流におけるレジリエンスの重要性
4 危機発生後の復旧スピードを加速させる
5 危機発生時の被害を最小化する
6 レジリエンス向上の先にある「サステナブル」
第6章
変わる社会環境、変わる物流
1 物流の変化を捉えるために
2 人口構造と世帯構成の変化が与える物流への影響
3 消費行動の変化が与える物流への影響
4 技術の進化やエネルギー環境の変化が与える物流への影響
5 今後も有用な3つのアプローチ
●参考・引用文献

はじめに

現在、日本の物流が抱える課題には、労働者の働き方、新型コロナウイルス感染症の拡大、自然災害、地球温暖化など様々なものがあり、このままでは社会インフラとしての物流を維持することが難しくなりつつあります。そして本書で提唱する新しい概念である「日本型サステナブル・ロジスティクス」は、これらの課題をまとめて解決することを目指しています。
2019年1月出版の書籍「日本型ロジスティクス4.0」(日刊工業新聞社)では、IoTや自動機器の活用による物流現場の生産性向上など、技術革新による課題解決を中心に論じました。しかしながら、コロナ禍を経て劇的に社会環境が変化した今、山積する新たな物流課題を解決するには、機器、設備やシステムの導入といった従来型の対応のみならず、社会情勢を的確に捉え、より広い範囲で、企業の経営方針や物流戦略に落とし込むといった総合的かつ統合的な対応を取ることが重要になっています。
この考えに基づき取り組めるよう、本書ではコンサルティング企業からの指南として具体的な解決方法について述べていきます。
本題に入る前に、本書の構成を簡単に紹介します。
第1章では、物流の歴史を振り返り、社会背景とともに物流が変遷してきたことを改めて確認した上で、近年物流業界で起きている課題を明らかにします。それらの課題に対する解決の方向性として、第2章では筆者が考える概念「日本型サステナブル・ロジスティクス」について説明します。その概念を基にした具体的な解決方法として、第3章から第5章まで、「物流増加とそれに伴う人手不足に対応するための業界横断での協業に向けた取り組み」、「二酸化炭素排出や資源の消費、浪費が少ない物流の必要性」、「災害などの危機が発生した際にできるだけ速やかに物流を復旧するための取り組み」について論じます。最後の第6章では、課題を解決した先に待つ未来の物流について語ります。
課題が山積する物流業界ではありますが、「日本型サステナブル・ロジスティクス」によって明るい展望が開けることを切に期待しております。
最後に、出版にあたり多大なご協力及びご助言をいただきました日刊工業新聞社の藤井様、参考とさせていただきました企業各社様、弊社マーケティング担当にこの場を借りて御礼申し上げます。

2022年7月
株式会社クニエ ロジスティクス担当

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