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メカ機構の課題って、どない解決すんねん!<締結・回転・リンク機構設計>
上司と部下のFAQ:設計実務編

定価(税込)  2,420円

監修
著者
サイズ A5判
ページ数 184頁
ISBNコード 978-4-526-08156-9
コード C3053
発行月 2021年09月
ジャンル 機械

内容

機械設計におけるメカ機構設計上の困りごとについて、課題と解決ポイントを明示して紹介。教科書やカタログには書かれていない設計者が押さえておくべきポイントを集約している。上司と部下の対話形式で、メカ機構設計における締結方法、回転機構設計、リンク機構設計を中心に、その設計実務を丁寧に解説する。

山田 学  著者プロフィール

(やまだ まなぶ)
1963年生まれ。兵庫県出身。技術士(機械部門)
 (株)ラブノーツ 代表取締役。 機械設計などに関する基礎技術力向上支援のため書籍執筆や企業内研修、セミナー講師などを行っている。
 著書に、『図面って、どない描くねん!』『めっちゃメカメカ!基本要素形状の設計』(日刊工業新聞社刊)などがある。

春山周夏  著者プロフィール

(はるやま しゅうか)
S54年生まれ、京都府出身。日鉄ドラムテクノ(株)所属
・2004年4月〜日新電機(株)生産技術にて設備設計開発と立上に従事
・2011年11月〜JFE物流(株)機工重機部にて機械器具設置業における営業所の専任技術者として大物機械更新工事の技術検討に従事
・2016年2月〜TDK(株)テクニカルセンターにて自動組立ラインの開発と立上に従事
・2018年年3月 中小企業の生産技術を支援するため独立開業
・2019年12月 製造業技術コンサル協会を立上げ
・2021年3月 日鉄ドラムテクノ(株)設計部署にてドラム充填設備の機械設計に従事

セミナー実績として『自動機設計の勘所 メカ編/制御編』、『機械設計者の基礎知識4力学に触れよう。〜材料力学・機械力学・熱力学・流体力学〜』などがある。
 また、月刊誌「機械設計」2020年4月号から12月まで『失敗しない!自動化設備の開発 虎の巻(全9回)』を連載担当。
 執筆実績として「設計の業務課題って、どない解決すんねん!」がある。

目次

第1章 部品同士の締結を設計するときの
コツ!コツ!ポイント!
ステップ1 固定方法について学ぼう!
ステップ2 締付方法について学ぼう!

第2章 回転機構を設計するときの
コツ!コツ!ポイント!
ステップ1 回転軸とその周辺について学ぼう!
ステップ2 回転の伝達について学ぼう!

第3章 直線・回転機構を設計するときの
コツ!コツ!ポイント!
ステップ1 直線運動とその周辺について学ぼう!
ステップ2 直線運動と回転運動の組合わせについて学ぼう!

第4章 周辺構造を設計するときの
コツ!コツ!ポイント!
ステップ1 配管・配線について学ぼう!
ステップ2 構造(筐体)について学ぼう!


付録

はじめに

設計の仕事
先輩「この設計はあかんなぁ。M3で長さ7mmのボルトなんかあらへんで!」
新人「え?そうなんですか。」(学校ではそんなん習わへんかったなぁ。)
先輩「それにボルトサイズも長さもバラバラやん!組立効率考えたらボルトのサイズや長さは統一せなあかん。全部見直しや!」
新人「わかりました。」(え?100本以上あるのに全部見直しするの?!いややなぁ)

働き出して2年目くらいの私です。「学校では習わへんかった」とか「全部見直しするのいややなぁ」とぼやいたところで始まりません。
機械設計で使用される要素には多くの場合で規格があり、材質や寸法、能力などの仕様が決まっています。
私の経験の中では、全くゼロの状態から新しいものを設計したことはありません。決められた仕様の中でさまざまな要素を組合わせて、新しいものを設計してきました。また、これからもそのように設計していくと思います。
機械設計を担うために、まずは世の中にある機械要素を知ることから始めることも大切です。

この本の内容
「ボルトのサイズを統一しろ!」
おそらく多くの機械設計者が若手の頃、先輩や上司からこのセリフを言われた経験があるのではないでしょうか。あるいは若手の指導や検図をする立場の方はこのセリフを言ったことがあるという方も多いかと思います。
しかし、いざ実践しようと図面に向かっても、スペースの問題などからなかなかに難しい。

この本には私が実践した、狭いスペースでもボルトサイズを他の部分と変えることなくM6で統一した方法などを記載しています。
すべてのシチュエーションで使えるとは限りませんが、より良い設計の足掛かりにしていただければ幸いです。



この本を読んでいただきたい方
1.将来は設計者として仕事をやりたい学生の皆さま
 私は皆さまよりも少し早く設計者の仕事を経験しました。その内容が書かれています。ぜひ設計者の仕事を今のうちから覗いてみてください。
2.設計者としてお仕事をされている皆さま
 いわゆる「設計業務あるある」と思って手に取っていただけると幸いです。同じようなシチュエーションに出くわしたときにお役に立てるようにまとめました。
3.設計者の上司の皆さま
 皆さまの部下は本書に書いてある内容で四苦八苦されています。ご確認をお願いいたします。

設計の仕事は面白い!
若手の頃、あるサイズのベアリングを腐食雰囲気の環境で使う必要がありました。ステンレス製のものを探したのですが見つからず。結局はベアリングの一部を露出させたカバーを取り付けました。部品点数が増え、狭い場所に無理やり付けたために見た目も美しくない。なによりカバーを付けたとはいえ、ベアリングが劣化するため頻繁に交換が必要になります。
最近、ちょっとした設計でステンレス製のベアリングを探しました。過去の経験から「あまり品揃えないだろうなぁ」と思いこんでいたら、意外とたくさんのステンレスベアリングがあり、驚きました。

機械要素一つとっても日々進化している。おかげで機械設計の幅が広がる。昔できなかったことが今はできる。

 だから設計の仕事は面白い!

読者の皆様からのご意見や問題点のフィードバックなど、ホームページを通してご紹介し、情報共有化やサポートをし、少しでも良いものにしていきたいと念じております。
ご意見やご指摘などは下記URLからお願いいたします。

https://www.haruyama-ce.com/



最後に、本書の執筆にあたりご指導をいただきました株式会社ラブノーツ代表の山田学様、ご助言をいただきましたAYTechLabの管理人様(URL:https://aytechlab.com)、基礎機械設計.com(URL:http://xn--3jst20b6hbx05a25tlga.com/)管理人のドラフター様(両名ともご本人の希望によりお名前を伏せさせていただきます)、お世話いただいた日刊工業新聞社出版局の方々にお礼を申し上げます。

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