買い物かごへ

プラスチック製品設計者1年目の教科書

定価(税込)  2,200円

著者
サイズ A5判
ページ数 160頁
ISBNコード 978-4-526-08147-7
コード C3053
発行月 2021年06月
ジャンル 機械

内容

射出成形をするために必要となる金型は非常に高額であり、金型を修正する際にもコストがかかる。そのため、新人の頃から金型を考慮しつつ、トラブルのない製品設計を行うことは重要となる。本書では量産を意識した製品設計について、専門用語を極力使わずに基礎の基礎から解説する。

落合孝明  著者プロフィール

(おちあい たかあき)
1973年生まれ。株式会社モールドテック代表取締役(2代目)。「作りたい」を「作れる」にする設計屋として、「デザイン」と「設計」を軸にアイデアや現物をリバースしたデータ製作から製造手配まで、製品開発全体のディレクションを行っている。文房具好きが高じて立ち上げた町工場参加型プロダクトブランド「factionery」では、第27回 日本文具大賞 機能部門 優秀賞を受賞している。
モールドテックのWebサイト:https://mold-tech.co.jp/

著書
「金型設計者1年目の教科書」(日刊工業新聞社)
「すぐに使える 射出成形金型設計者のための公式・ポイント集」(日刊業新聞社)

目次

【第0章】製品設計を始めよう

【第1章】これだけはおさえたいプラスチック製品設計の4大ルール
1―1 抜き勾配
1―2 肉厚
1―3 製品の角
1―4 アンダーカット

【第2章】用途にあった樹脂材料を選定する
2―1 樹脂の種類はさまざま
2―2 樹脂と金属の違い
2―3 樹脂材料を選ぶためのポイント
2―4 代表的な樹脂の特徴

【第3章】量産のための良い設計とは(金型と強度を意識する)
3―1 パーティングライン
3―2 アンダーカットの処理
3―3 突出しの跡
3―4 ランナーとゲート
3―5 製品の強度を意識する

【第4章】具体的な形状の設計、複数部品の組み立て
4―1 部品の締結方法
4―2 部品同士の合わせ方
4―3 防水機構
4―4 組立を意識して設計をする

【第5章】よくある成形上の不具合とその対策
5―1 ヒケ・ボイド
5―2 ソリ
5―3 ショートショット
5―4 ウェルドライン
5―5 バリ
5―6 その他のおもな成形不良

付録 射出成形金型の基本の基

はじめに

製品設計とは実際に制作する製品を図面化したものです。製品製作の道標となります。
昨今では 3次元化が進んでおり、紙ベースの 2次元図面は省略されることも多いですが、製品設計として必要な知識に変わりはありません。

ひとつの製品を開発するためには機能とデザインを両立する必要があります。
ここでいうデザインとは、見た目のかっこよさだけではなく、使いやすさ、メンテナンス性など非常に広い意味を持っています。どれだけ優れた機能を持っていても、デザインがイマイチでは良い製品とはいえません。さらにどれだけ良いデザインでも、作ることができなければ結局意味がありません。優れた機能も良いデザインも、市場に出せるから意味があるのです。

また、樹脂製品を量産するためには金型が必要になります。すなわち製品設計には優れた機能、良いデザイン、金型を意識した量産性を含んでいる必要があります。本書はその中でも金型での量産性を意識した製品設計を行うために必要な項目について、金型の知識がない方にも理解していただけるようになるべく平易に解説しました。

本書はコロナ禍の中、多くの方にご協力いただき執筆させていただきました。少しでも皆様の設計業務のお役に立てていただければ幸いです。

2021年 6月
落合 孝明

買い物かごへ