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攻略!「マシニングセンタ作業」技能検定試験
<1・2級>学科・実技試験

定価(税込)  3,520円

著者
サイズ A5判
ページ数 256頁
ISBNコード 978-4-526-08141-5
コード C3053
発行月 2021年05月
ジャンル 資格試験 機械

内容

職種「機械加工」のなかで受検者数が最も多いといわれるのが「マシニングセンタ作業」である。学科試験については、解答を導くための考え方や解答までのプロセスを解説し、陥りやすい間違いなどを記述。実技試験については、課題への対処法を具体的に示し、規定時間で作業を行うための効率の良い段取りを解説する。

藤根和晃  著者プロフィール

(ふじね かずあき)
近畿職業能力開発大学校生産技術科 准教授
職業能力開発大学校(現職業能力開発総合大学校)卒業後、1994(平成6)年に雇用促進事業団(現高齢・障害・求職者雇用支援機構)入団。小浜職業能力開発促進センターを皮切りに新潟職業能力開発促進センター、京都職業能力開発促進センター、京都職業能力開発短期大学、関西職業能力開発促進センターを経て、2012(平成 24)年 4月、近畿職業能力開発大学校に異動、現在に至る。同大学校生産技術科では機械加工及び測定検査を担当。旋盤をはじめフライス盤、マシニングセンタなどを用いた加工法ならびに保守管理を教授している。1994年、職業訓練指導員免許(機械科、メカトロニクス科)取得
2000年、1級機械技能士取得

目次

【第1章】技能検定試験
1.1 技能検定とは
1.2 受検資格
1.3 試験の概要
1.4 出題数及び合否基準
1.5 学科試験の範囲
1.6 実技試験の範囲

【第2章】1級学科試験―A群(真偽法)
2.1 マシニングセンタの種類、構造、機能及び用途
2.2 マシニングセンタプログラミング
2.3 切削工具の種類及び用途
2.4 切削材料の種類及び用途、切削加工条件
2.5 1級学科試験―A群(真偽法)解答

【第3章】2級学科試験―A群(真偽法)
3.1 マシニングセンタの種類、構造、機能及び用途
3.2 マシニングセンタプログラミング
3.3 切削工具の種類及び用途
3.4 切削材料の種類及び用途、切削加工条件
3.5 2級学科試験―A群(真偽法)解答

【第4章】1級学科試験―B群(多肢択一法)
4.1 工作機械加工一般
4.2 油圧制御一般
4.3 切削加工用冶具一般
4.4 測定法・品質管理
4.5 機械要素・製図
4.6 仕上げ・材料・検査
4.7 力学・製図
4.8 電気
4.9 安全衛生
4.10 1級学科試験―B群(多肢択一法)解答

【第5章】2級学科試験―B群(多肢択一法)
5.1 工作機械加工一般
5.2 油圧制御一般
5.3 切削加工用冶具一般
5.4 測定法・品質管理
5.5 機械要素・製図
5.6 仕上げ・材料・検査
5.7 力学・製図
5.8 電気
5.9 安全衛生
5.10 2級学科試験―B群(多肢択一法)解答

【第6章】1級・2級実技試験―判断等試験
6.1 1級と2級の違いと課題について
6.2 問題の概要
6.3 課題の解説及び取り組み方
6.3.1 課題1:仕上げ面に対応する加工方法の選定
6.3.2 課題2:表面粗さ及び送り速度の判定
6.3.3 課題3:表面粗さに対応する刃具の選定
6.3.4 課題4:仕上げ加工の判定
6.3.5 課題5:工作物の測定
6.3.6 課題6:マシニングセンタの芯出し作業
6.4 試験会場のレイアウト例

【第7章】1級実技試験―計画立案等作業試験
7.1 試験の傾向
7.2 基本事項
7.3 過去の試験と解説、取り組み方
7.4 平成31年度問題
7.5 平成30年度問題
7.6 平成29年度問題
7.7 1級実技試験―計画立案等作業試験 解答

【第8章】2級実技試験―計画立案等作業試験
8.1 試験の傾向
8.2 基本事項
8.3 過去の試験と解説、取り組み方
8.4 平成31年度問題
8.5 平成30年度問題
8.6 平成29年度問題
8.7 2級実技試験―計画立案等作業試験 解答

はじめに

いざ技能検定試験を受検しようと決心しても、所属する会社に受検経験者がいない場合、どこから手を付ければいいのか悩む方は少なくないのではないでしょうか。技能検定協会のホームページには過去の問題と解答が公開されていますが、解説は記載されていません。そのため、なぜその答えに至ったのかなど、答えの導き方がわからず悩む場面も多いと思います。また技能検定に関する書籍はほとんどが学科試験の解説のみで、実技試験を解説している既刊書は見受けられないようです。
本書では、「学科・実技」試験の両方を解説しました。マシニングセンタ作業技能検定の実技では、測定や仕上げ状態の判断、加工条件や段取りの計画立案などが問われます。それぞれの要点を押さえつつ、学習を進めていくうえで、どの章からでも始められるように配慮して構成しました。将来 1級を目指す 2級受検者のために、実技の判断等試験は 1級、2級を分けず一括で記載しました。また、学科に関しては科目ごとに集約し、わかりやすく解説しています。
執筆のきっかけは、先輩からの電話でした。以前、技能五輪競技委員でご一緒させていただいた方で、「今までの技能検定委員や技能五輪競技委員の経験を生かしてマシニングセンタ技能検定対策の本を執筆してくれないか」とのことでした。当初は、本など書いた経験がなく、時間を取ることも難しかったため、お断りさせていただこうかとも考えました。しかし、同じく委員を務めていた同僚からの強い勧めもあり、お受けさせていただくことにしました。それから間もなく、新型コロナウイルスによる緊急事態宣言で外出自粛の生活に入り、休日も自宅で過ごす時間が多くなり、執筆を進めることができました。また、私の若いときからの師匠である滋賀県の「ものづくりマイスター(おうみの名工)」の先生からご指導いただいたノウハウ、カン・コツも数多く紹介しています。
「マザーマシン」といわれる工作機械の中でもマシニングセンタはその中核的存在といっても過言でありません。多くの方がものづくりに携われており、実際に長年現場でマシニングセンタ作業に携わっている方でも、技能検定試験は普段の仕事とは違うため、学習をまったくしないで検定試験に挑むと合格は難しいでしょう。現場での作業は『仕事』で、検定は『競技』のようなものだと考えてもらえたら、その理由を理解してもらえると思います。検定試験には仕事ではあまり考えないようなアカデミックな要素も含まれています。本書には過去 3年分の問題の解説を記載しました。技能検定試験を受検する多くの方々に読んでいただき、最終的には 1級機械技能士になるお手伝いができたら幸いです。
最後に、原稿執筆に際し、貴重な意見をいただいた、滋賀県ものづくりマイスター(おうみの名工)坂井利文氏、元高度職業能力開発促進センター教授小渡邦昭氏、沖縄職業能力開発大学校、近畿職業能力開発大学校指導員の皆さまに深くお礼申し上げます。

2021年 4月  藤根 和晃

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