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攻略!「数値制御旋盤作業」技能検定試験
<1・2級>実技試験

定価(税込)  3,850円

著者
サイズ A5判
ページ数 256頁
ISBNコード 978-4-526-08118-7
コード C3053
発行月 2021年03月
ジャンル 資格試験 機械

内容

技能検定職種「機械加工」の中の選択作業「数値制御旋盤作業」の実技試験1・2級を取り上げる。実際に加工する製作等作業試験とペーパーテストである計画立案等作業試験のどちらも解説する。数値制御旋盤作業に必要な知識をおさらいすることもできる。

利根川広志  著者プロフィール

(とねがわ ひろし)
芝浦工業大学機械工学科卒業。日立精機(株)システム技術部において工作機械のシステム設計、加工分析、プログラミング指導に従事。退職後、主に中小企業の加工技術教育活動に従事。

目次

はじめに

第1章 技能検定試験の概要
1.1 技能検定試験の意義
1.1.1 技能検定試験の効果
1.2 技能検定職種
1.3 技能検定の合格に必要な知識
1.4 申請から合格発表までの流れ
1.4.1 申請書の手続き
1.4.2 製作等作業試験問題の公表
1.4.3 受検票の受け取り
1.4.4 試験実施日程
1.4.5 試験科目
1.4.6 合格発表
1.5 受検資格
1.6 技能試験の免除
1.7 技能士に付与される特典
1.7.1 職業訓練指導員資格試験の受験資格
1.7.2 労働安全コンサルタント資格試験の受験資格
1.7.3 作業環境測定士試験の受験資格
1.7.4 ものづくりマイスター(テックマイスター)認定申請資格

第2章 〈1級〉製作等作業試験の課題と解説
2.1 製作等作業試験の課題
2.1.1 支給材料
2.1.2 課題図
2.1.3 試験時間
2.1.4 作業仕様
2.1.5 受検者が持参するもの
2.1.6 試験場に用意されているもの
2.1.7 NC旋盤 機能面に関する使用の可否など
2.1.8 その他
2.2 加工のプロセス
2.2.1 第1段階:加工分析
2.2.2 第2段階:作業設計
2.2.3 第3段階:プログラム作成
2.2.4 第4段階:加工準備作業
2.2.5 第5段階:試削、製品製作
2.3 刃先R補正機能によるプログラムと解説
2.3.1 部品①の第1工程の加工手順
2.3.2 刃先R補正機能による部品①の第1工程のプログラムと解説
2.3.3 部品①の第2工程の加工手順
2.3.4 刃先R補正機能による部品①の第2工程のプログラムと解説
2.3.5 部品②の捨て加工
2.3.6 部品②の第1工程の加工手順
2.3.7 刃先R補正機能による部品②の第1工程のプログラムと解説
2.3.8 部品②の第2工程の加工手順
2.3.9 刃先R補正機能による部品②の第2工程のプログラムと解説

第3章 〈2級〉製作等作業試験の課題と解説
3.1 製作等作業試験の課題
3.1.1 支給材料
3.1.2 課題図
3.1.3 試験時間
3.1.4 作業仕様
3.1.5 受検者が持参するもの
3.1.6 試験場に用意されているもの
3.1.7 NC旋盤 機能面に関する使用の可否など
3.1.8 その他
3.2 加工のプロセス
3.2.1 第1段階:加工分析
3.2.2 第2段階:作業設計
3.2.3 第3段階:プログラム作成
3.2.4 第4段階:加工準備作業
3.2.5 第5段階:試削、製品製作
3.3 刃先R補正機能によるプログラムと解説
3.3.1 部品①の第1工程の加工手順
3.3.2 刃先R補正機能による部品①の第1工程のプログラムと解説
3.3.3 部品①の第2工程の加工手順
3.3.4 刃先R補正機能による部品①の第2工程のプログラムと解説
3.3.5 部品②の捨て加工
3.3.6 部品②の第1工程の加工手順
3.3.7 刃先R補正機能による部品②の第1工程のプログラムと解説
3.3.8 部品②の第2工程の加工手順
3.3.9 刃先R補正機能による部品②の第2工程のプログラムと解説

第4章 平成30年度1・2級数値制御旋盤作業 実技試験(計画立案等作業試験)の対策
4.1 平成30年度〈1級〉計画立案等作業試験の問題と解説
4.1.1 平成30年度〈1級〉計画立案等作業試験問題の概要
4.1.2 平成30年度〈1級〉計画立案等作業試験の問題
4.1.3 平成30年度〈1級〉計画立案等作業試験問題の解説
4.1.4 平成30年度〈1級〉計画立案等作業試験問題の解答
4.2 平成30年度〈2級〉計画立案等作業試験の問題と解説
4.2.1 平成30年度〈2級〉計画立案等作業試験問題の概要
4.2.2 平成30年度〈2級〉計画立案等作業試験の問題
4.2.3 平成30年度〈2級〉計画立案等作業試験問題の解説
4.2.4 平成30年度〈2級〉計画立案等作業試験問題の解答

第5章 工具、加工に関する知識
5.1 切削工具の切れ刃の名称
5.2 工具寿命
5.3 工具の材質と特性
5.4 構成刃先
5.5 ドリルの名称と機能
5.6 旋盤加工

第6章 補助機能(M機能)、準備機能(G機能)、主軸機能(S機能)、送り機能(F機能)
6.1 補助機能(M機能)
6.2 準備機能(G機能)
6.3 主軸機能(S機能)
6.4 送り機能(F機能)

第7章 刃先R補正
7.1 刃先R補正機能を使う条件
7.2 仮想刃先点を求める計算

第8章 固定サイクル
8.1 固定サイクル機能
8.2 単一形固定サイクル
8.3 複合形固定サイクル

第9章 ねじ切り
9.1 ねじの切込み方法
9.2 ねじ切りの指令
9.3 ねじのひっかかり率

第10章 受検対策の数学
10.1 角度の計算
10.2 三角関数の基礎
10.3 相似と合同
10.4 一次関数
10.5 円と直線の方程式

第11章 平成31年度1・2級数値制御旋盤作業実技試験(計画立案等作業試験)の対策
11.1 平成31年度〈1級〉計画立案等作業試験の問題と解説
11.1.1 平成31年度〈1級〉計画立案等作業試験の問題
11.1.2 平成31年度〈1級〉計画立案等作業試験の解説
11.1.3 平成31年度〈1級〉計画立案等作業試験の解答
11.2 平成31年度〈2級〉計画立案等作業試験の問題と解説
11.2.1 平成31年度〈2級〉計画立案等作業試験の問題
11.2.2 平成31年度〈2級〉計画立案等作業試験の解説
11.2.3 平成31年度〈2級〉計画立案等作業試験の解答

参考文献

はじめに

少子高齢化が進む現状では、労働生産性を一層向上させなければ企業の維持が難しい時代になっている。労働生産性を向上させるにはいろいろな方法があるが、労働者個人の技術、技能をレベルアップし、その能力を生産性向上のイノベーションに結び付けるのも1つの方法と考える。レベルアップ指標として客観的に評価されるものは「資格」であり、機械加工職種の数値制御旋盤作業の技能士も「資格」として高い評価を得ることができる。現在は脱時間給、成果主義の時代。「資格」を得て自身の能力を高め、飛躍する道具として本書を大いに活用され、受検に合格されることを期待する。

本書は以下の構成になっている。
第1章では、技能検定概要として技能検定職種と手続き、技能検定の試験科目、技能士に付与される特典などを述べた。検定試験を受検する時は、まず受検資格があるのかをチェックし、有資格であれば本書を理解され、受検に挑戦されることを望む。試験科目には実技試験と学科試験がある。実技試験には、NC旋盤を使って実際にワークを加工する「製作等作業試験」とペーパーテストとしての「計画立案等作業試験」がある。この2つの試験に合格しないと実技試験の合格にはならない。
第2章では、〈1級〉実技試験の中の製作等作業試験の課題と工具の選定、加工プロセス、加工プログラムを解説した。製作等作業試験はこれまでほぼ同じ課題が出されている。本書では、平成30年度の課題内容を取り上げて解説する。プログラム作成に当たってはFANUCのNC装置31iシリーズの刃先R補正機能を使ったプログラムとしている。
第3章では、〈2級〉実技試験の中の製作等作業試験の課題と工具の選定、加工プロセス、加工プログラムを解説した。1級同様、製作等作業試験はこれまでほぼ同じ課題が出されている。本書では、平成30年度の課題内容を取り上げて解説する。プログラムの作成は1級の場合と同様、刃先R補正機能を使っている。
第4章では、平成30年度の1・2級の計画立案等作業試験の問題とその解説だ。解答も掲載している。
第5章から第10章では、計画立案等作業試験対策の予備知識をまとめた。JISに関する問題が多く出題されるが、その他に、座標値を求める問題など数学の知識が要求されるので、数学の基礎が大切になる。
第11章では、平成31年度の1・2級の計画立案等作業試験の問題とその解説だ。解答も掲載しているが、まずは問題に挑戦して自信をつけよう。

最後に、本書の出版に当たり企画の段階からご尽力をいただいた日刊工業新聞社出版局の方々に深く感謝する。

2021年2月 利根川 広志

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