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よくわかるデザイン心理学
人間の行動・心理を考慮した一歩進んだデザインへのヒント

定価(税込)  2,420円

監修
著者
サイズ A5判
ページ数 156頁
ISBNコード 978-4-526-08098-2
コード C3050
発行月 2020年12月
ジャンル その他

内容

心理学は広く人間の行動全般を科学的に扱うため、どういうデザインが好まれるのか、ストレスになるのか、注意を引きやすいのか、といった課題解決に実験心理学を応用できます。本書では、科学的な根拠をもとにしたデザインとは何か、どのように導くのかなどについて具体例とともに紹介します。

日比野治雄  著者プロフィール

(ひびの はるお)
千葉大学大学院工学研究院 教授(日本で唯一のデザイン心理学研究室を主催する)株式会社 BBSTONEデザイン心理学研究所(特許第5854411号を基盤とする千葉大学発ベンチャー)技術顧問

●専門分野
デザイン心理学、色彩科学、デザインに関する認知科学、エモーショナル・デザイン
●学歴
1982年 東京大学文学部心理学科卒業
1985年 東京大学大学院人文科学研究科修了(文学修士)
1990年 カナダ国ヨーク大学大学院博士課程修了(Ph.D.)
●職歴
1990年 千葉大学教養部 講師
1992年 同 助教授
1994年 千葉大学工学部 助教授(配置換)
1997年 英国エセックス大学およびカナダ国ヨーク大学 客員助教授
2000年 千葉大学大学院工学研究科 教授(現在に至る)
●所属学会
日本照明学会、日本心理学会、日本色彩学会、日本視覚学会、日本デザイン学会、日本感性工学会等多数所属
●受賞
1993年 日本心理学会研究奨励賞
2006年 平成18年度第47回科学技術映像祭・文部科学大臣賞(対象:ニュートンとゲーテ~物理学者と文学者が導き出した色の科学~)
2011年 千葉大学工学部 地域・社会貢献賞
2012年 2012年度グッドデザイン賞[対象:らくらくエアコン ラクエア(ダイキン工業株式会社)]
2014年 Asia Pacific Family Medicine誌年間最優秀論文賞受賞(日本人初)
●主な著書
プロダクトデザイン 商品開発に関わるすべての人へ、ワークスコーポレーション、2009年(分担:10章(76)「認知科学・心理学とデザイン」)
色彩学入門 色と感性の心理、東京大学出版会、2009年(分担:9.3節「色による安全のデザイン」)
心理学辞典、丸善、2004年(共訳)

BB STONEデザイン心理学研究所  著者プロフィール

科学的なデザイン・コンサルティング手法で特許を取得した千葉大学工学部デザイン心理学研究室発のベンチャー企業。人間の行動、言葉で語れない部分を、実験心理学の手法を応用し、紐解いていくという、今までにない科学的なアプローチによるコンサルティングを行っている。心理学的視点を用いることで、従来のアンケートや主観的な評価では得られなかった、消費者の本音、嗜好、意思決定のプロセスを明らかにすることを可能とした。デザインの見易さ、わかりやすさ、印象だけではなく、企業の抱えるさまざまな問題解決も独自の実験手法にて行っている。その顧客の9割以上が一部上場企業であり、金融機関、官公庁、大手メーカーなど多岐にわたる。
「デザイン心理学で顧客の言葉にならない声を紐解き未来を予測 新たなマーケティングを科学する」企業である。http://www.bbstonedpu.com/

●略歴
2009年 設立
2010年 第9回ベンチャーカップ千葉準グランプリ、
2011年 千葉大学ベンチャー認定、公益財団法人ひまわりベンチャー育成基金助成事業認定、千葉元気印大賞奨励賞、千葉大学工学部地域社会貢献賞受賞
2012年 グッドデザイン賞受賞、国際ユニヴァーサルデザイン協議会IAUDアワード(プロダクトデザイン部門)受賞
2014年 日本パッケージングコンテスト医薬品医療用具包装部門賞受賞
2015年 日本政策投資銀行主催 第4回女性起業家コンペティションにて優秀賞受賞
2016年 富士通アクセラレータプログラム準優勝
2019年 第34回千葉県ビジネスプランコンテストにて大賞受賞

目次

【第1章】「デザイン心理学」とは
1 デザインと心理学の関係
2 デザイン心理学の目指すこと
3 デザインと人間
4 デザイナーはユーザの選択をデザインすべし!?(その1)
5 デザイナーはユーザの選択をデザインすべし!?(その2)
[開発ストーリー]〈株式会社イプサ〉
 なりたいイメージを可視化して最適なリップを選び出す―IAT技術の応用
6 人間の行動を観察しよう!
7 人間はなぜカッコいいデザインに惹かれるのか?
8 デザインの価値
9 デザイナーに必要な心構え
10 デザインに親しみましょう!
●Column デザイン心理学の歴史

【第2章】デザインへのヒント―人間の特性を知る
1 人間の知覚特性-人間は機械ではない-(その1)
2 人間の知覚特性-人間は機械ではない-(その2)
3 見ているようで実は観ていない
-アイトラッキングの落とし穴-(その1)
4 見ているようで実は観ていない
-アイトラッキングの落とし穴-(その2)
5 人間は皆、他人に厳しく、自分に甘い?
6 自分のことを一番よくわかっているのは自分?
7 物事には限度が…-感覚遮断の恐怖!?-
8 人間の知覚特性-錯視-
9 心の闇をあぶり出す!?
10 イノベーションの源泉は理屈ではない!?
●Column デザイン心理学の全体像

【第3章】シニア向け商品をデザインする
1 シニアを対象とした製品・サービスを扱うには…
2 シニア向けの製品の功罪
3 身近にあるデザインの事例-家電のリモコン-
[開発ストーリー]〈ダイキン工業株式会社〉
 すべての人をハッピーにするリモコン
4 シニアとデザイン(その1)
5 シニアとデザイン(その2)
6 シニアとデザイン(その3)
7 身近にあるデザインの事例-紙幣-
●Column デザイン心理学はどんなものに影響を与えるのか?
-これまでに手掛けた商品・成果の実例-

【第4章】ノートをデザインする、文字をデザインする
1 身近にあるデザインの事例-ノートの罫線-(その1)
2 身近にあるデザインの事例-ノートの罫線-(その2)
3 勉強がはかどるノートは作れる?(その1)
4 勉強がはかどるノートは作れる?(その2)
5 製品の性能を比較するには-ノート罫線の例-(その1)
6 製品の性能を比較するには-ノート罫線の例-(その2)
7 身近にあるデザインの事例-書体とフォント-(その1)
8 身近にあるデザインの事例-書体とフォント-(その2)
9 身近にあるデザインの事例-書体とフォント-(その3)
●Column デザイン心理学と関係するもの

【第5章】空間をデザインする
1 人間にとって快適なデザイン(その1)
2 人間にとって快適なデザイン(その2)
3 照明は天井から?-既成概念の打破-
4 視覚的ストレスとは(その1)
5 視覚的ストレスとは(その2)-縞模様と点滅光の恐怖?
6 照明による視覚的ストレス-『21世紀のあかり』プロジェクトへの参画-
7 人間の知覚特性-順応と恒常性-
8 人間の知覚特性-恒常現象と恒常性-
9 “お化け煙突”の教訓?

【第6章】色とデザイン
1 虹の7色の起源はニュートン!?
2 押してもだめなら引いてみな!?-逆転の発想-
3 人間は皆同じ?-色覚の個人差-
4 色の好悪を知ることの難しさ(その1)
5 色の好悪を知ることの難しさ(その2)
6 色を使うとき知っておくべき色の効果
●Column 色彩に関する興味深い話-記憶色-

【第7章】科学的根拠が求められる理由
1 これからのデザインに必要な条件-科学的根拠-
2 データとは何か?-データの種類
3 そのデザインを知らざれば、それを使う人を視よ!?
4 「人を測る」とは?(その1)
5 「人を測る」とは?(その2)-マグニチュード推定法-
6 「人を測る」とは?(その3)-支払意志額の測定-
[開発ストーリー]〈株式会社電通〉
 デザイン心理学で「直感マーケティング」を推進
7 順位付けの科学-正規化順位法-
8 短時間呈示法によるデザインの評価
9 真の『専門家』とは?
●Column デザイン心理学の今後

索引

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