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2020年度版 技術士第一次試験
「建設部門」受験必修問題300

定価(税込)  2,970円

著者
サイズ A5判
ページ数 324頁
ISBNコード 978-4-526-08055-5
発行月 2020年04月
ジャンル 土木・建築

内容

技術士第一次試験建設部門の専門科目で出題される11分野における出題傾向とレベルに合わせたオリジナル模擬問題集。300問以上の厳選された問題を解くことで実力を養成する。実力判定用の模擬試験付き。2020年度の解答・解説、および試験範囲と最近の出題傾向を反映した最新版。

杉内正弘  著者プロフィール

(すぎうち まさひろ)
技術士(総合技術監理部門、建設部門)
1978年3月武蔵工業大学工学部土木工学科卒業
現在、(株)協和コンサルタンツ勤務
 日本技術士会青年技術士懇談会副代表幹事、研究開発規制調査委員会委員、JABEE審査員などを歴任
 日本技術士会会員、土木学会会員
資格:技術士(総合技術監理部門、建設部門)、APECエンジニア(Civil)、IPEA国際エンジニア、大気関係第一種公害防止管理者、一級土木施工管理技士、一級舗装施工管理技術者、測量士、コンクリート技士など
著書:『技術士第一次試験「建設部門」受験必修キーワード700』、『年度版 技術士第一次試験「建設部門」専門科目 受験必修過去問題集〈解答と解説〉』、『2020年度版技術士第二次試験「建設部門」〈必須科目〉論文対策キーワード』、『建設系技術者のための技術士受験必修ガイダンス』(日刊工業新聞社)、以下共著『技術士第一次試験合格ライン突破ガイド』、『技術士第二次試験合格ライン突破ガイド』、『建設系技術者のための技術士第二次試験「総合技術監理部門」受験必修ガイド』、『技術士第二次試験「口頭試験」受験必修ガイド』、『建設技術者・機械技術者〈実務〉必携便利帳』ほか(日刊工業新聞社)、『事例に学ぶトレードオフを勝ち抜くための総合技術監理のテクニック』ほか(地人書館)、『技術士試験建設部門 傾向と対策』ほか(鹿島出版会)

目次

はじめに
本書の特徴

第1章 令和2年度 技術士第一次試験の概要
1. 1 技術士第一次試験の目的と配点
1. 2 試験日程及び試験地
1. 3 合格基準と合格率

第2章 建設部門専門科目の出題傾向
2. 1 専門科目試験で重要な「25問の選択」
2. 2 択一試験の特質を踏まえた専門科目の効果的な学習計画
2. 3 分野別の出題数
2. 4 『誤っているもの(最も不適切なもの)を選ぶ問題』と『正しいもの(最も適切なもの)を選ぶ問題
2. 5 平成25年度の試験制度改正からの出題変化
2. 6 過去10年間の出題キーワードと出題傾向
1)土質及び基礎
2)鋼構造及びコンクリート
3)都市及び地方計画
4)河川、砂防及び海岸・海洋
5)港湾及び空港
6)電力土木
7)道路
8)鉄道
9)トンネル
10)施工計画、施工設備及び積算
11)建設環境
12)その他

第3章 令和元年度試験問題の解答解説

第4章 建設部門専門科目試験の効果的な学習方法

第5章 受験必修問題
5. 1 「土質及び基礎」の問題
5. 2 「鋼構造及びコンクリート」の問題
5. 3 「都市及び地方計画」の問題
5. 4 「河川、砂防及び海岸・海洋」の問題
5. 5 「港湾及び空港」の問題
5. 6 「電力土木」の問題
5. 7 「道路」の問題
5. 8 「鉄道」の問題
5. 9 「トンネル」の問題
5. 10 「施工計画、施工設備及び積算」の問題
5. 11 「建設環境」の問題

第6章 模擬試験問題

模擬試験問題解答
模擬試験答案用紙例

おわりに

はじめに

は じ め に


 技術士第一次試験は、「技術士となるのに必要な科学技術全般にわたる基礎的学識及び技術士法第4章の規定の遵守に関する適性並びに技術士補となるのに必要な技術部門についての専門的学識を有するかどうか」を判定することを目的に行われます。平成25年度からは「共通科目」が廃止され、技術士第一次試験は「基礎科目」、「適性科目」、「専門科目」の3科目について実施されるようになりました。専門科目の配点は、これら3科目の中では50点と最も高く、しかも1問題あたりの点数は、基礎科目や適性科目が1点であるのに対して2点と高い配点になっています。技術士第一次試験は、科学技術に関する高等の専門的応用能力を必要とする技術士になるための段階の試験ですから、専門科目が最も重要な科目として位置付けられているのは当然のことかもしれません。
 平成25年度に行われた技術士試験制度の改正では、前述したように「共通科目」が廃止されて、その一部の内容が「基礎科目」の問題の中に取り入れられるようになったものの、「専門科目」については平成24年度までの出題範囲は変えずに、各技術部門の基礎的な分野に出題を重点化するというものにとどまりました。しかしながら、建設部門における平成27年度から令和元年度まで5年間の対受験者合格率を見てみると、41.1%、43.1%、49.2%、34.0%、47.6%と大きく変動しています(令和元年度は再試験を除いた数値)。それでも、試験制度が見直される前の平成24年度以前における建設部門の極端な合格率の上がり下がりに比べると、かなり安定してきたといえます。これは、平成25年度からの専門科目における試験制度の主な改正内容とした「技術部門の基礎的な分野に出題を重点化する。」ということ、さらに「試験の難易度の安定化を図る。」という2つの方向で問題が作られるようになった結果と見ることができます。
 確実な合格点を獲得できるようにするためには、出題傾向の変化に対応した学習を進めていく必要があります。これまでの建設部門専門科目試験の出題内容の変化を遡って見てみると、平成17年度からの建設部門の専門科目試験問題は、「土質及び基礎」あるいは「鋼構造及びコンクリート」分野などで計算問題が出題されるようになりました。そして平成19年度からは、過去に出題された設問と同じ問題がいくつか出題されるようになりました。さらに、平成25年度からの試験制度改正に伴い、過去に出題された問題あるいは過去に出題された問題の一部を修正したものが多用されるようになりました。このような変化は、試験制度が改正されるたびにその時の改正の方向に基づいて、問題を作成する試験委員が意図して行った結果ですが、合格のためにはこういった方向を適切に把握するとともに、この流れに沿った学習を進めていくことが重要です。
 技術士第二次試験は、令和元年度から試験内容が改正されましたが、第一次試験については情報工学部門と経営工学部門の専門科目が、他の国家資格の取得等で免除可能となったこと以外、試験内容に変更はありません。また、第一次試験における専門科目の大括り化等の改正についても、先のことになりそうです。
 著者は、従来から技術士第一次試験対策では、専門科目の知識として基本的なことをしっかりと理解しておくことが大切と考え、建設部門の試験で重要なキーワードを解説した弊著『技術士第一次試験「建設部門」受験必修キーワード700』の内容を基本とした問題集として『技術士第一次試験「建設部門」受験必修問題350』を平成16年5月に出版しました。その後、基本的な模擬問題を数多くこなすことに加えて、毎年の試験情報や前年度の出題の変化を踏まえた関連問題を準備することが受験者を確実な合格へ導くことにつながるという認識に立って、平成18年度からは年度版として改版しました。
 本書は、令和2年度の技術士第一次試験の試験概要とともに問題全体の傾向、さらには建設部門における11の全分野について、平成22年度から令和元年度までの10年間のキーワードとその出題傾向を示すことによって専門科目の学習すべき方向を理解できるようにしました。そして、令和元年度に出題された問題の解答解説によって前年度の試験内容を確認し、令和元年度の同種・類似問題としての関連問題、そして基本模擬問題へと順番に進むことができるようにしています。さらに、実際の試験を想定した模擬試験問題によって学習の成果を確認できるようにしています。これらの練習問題を確実にこなしていくことによって、他の受験者から一歩抜き出て、確実な合格を目指すことが可能になります。

 建設部門において第一次試験に合格するためには、広範囲な分野について基本的なことを十分に理解しておかなければならず、そのためにはかなりの努力が必要になります。そしてその努力には、やり方によっては要領よくこなしていける努力と、言葉では言い尽くせないほどの苦労を伴う努力の双方があることも事実です。本書と『技術士第一次試験「建設部門」受験必修キーワード700 第7版』との組み合わせによって、効率的かつ効率的に学習を進めることができます。これから10月11日に予定されている令和2年度の試験日までに要領よく学習を進め、令和2年度の技術士第一次試験合格者として名前を連ねていただくことを願っております。

2020年4月
杉内正弘

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