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技術士第一次試験
「基礎科目」標準テキスト
第4版

定価(税込)  2,200円

著者
サイズ A5判
ページ数 264頁
ISBNコード 978-4-526-08044-9
コード C3050
発行月 2020年03月
ジャンル その他 資格試験

内容

技術士第一次試験基礎科目で出題される可能性のある内容を集大成したテキスト構成の受験参考書の第4版。機械工学、電気工学、情報工学など、幅広い分野から基礎的な知識が出題されるが、その内容は毎年少しずつ変化している。本書は、第一次試験突破につながる唯一の基礎科目テキスト。

福田 遵  著者プロフィール

(ふくだ じゅん)
技術士(総合技術監理部門、電気電子部門)1979年 3月東京工業大学工学部電気・電子工学科卒業同年 4月千代田化工建設㈱入社2002年 10月アマノ㈱入社2013年 4月アマノメンテナンスエンジニアリング㈱副社長.日本技術士会青年技術士懇談会代表幹事、企業内技術士委員会委員、神奈川県技術士会修習委員会委員などを歴任日本技術士会、電気学会、電気設備学会会員資格:技術士(総合技術監理部門、電気電子部門)、エネルギー管理士、監理技術者(電気、電気通信)、宅地建物取引士、ファシリティマネジャーなど著書:『技術士第一次試験「基礎科目」厳選問題 150選』、『技術士第一次試験「電気電子部門」択一式問題 200選 第 5版』、『技術士(第一次・第二次)試験「電気電子部門」受験必修テキスト 第 4版』、『技術士第一次試験「適性科目」標準テキスト』、『例題練習で身につく技術士第二次試験論文の書き方 第5版』、『技術士第二次試験「口頭試験」受験必修ガイド 第 5版』、『技術士第二次試験「電気電子部門」過去問題〈論文試験たっぷり 100問〉の要点と万全対策』、『技術士第二次試験「建設部門」過去問題〈論文試験たっぷり 100問〉の要点と万全対策』、『技術士第二次試験「機械部門」過去問題〈論文試験たっぷり 100問〉の要点と万全対策』(日刊工業新聞社)等

目次

第1章 技術士第一次試験と基礎科目 
1.技術士第一次試験の試験科目 
2.基礎科目の出題内容と出題形式 
(1) 設計・計画に関するもの(Ⅰ-1) 
(2) 情報・論理に関するもの(Ⅰ-2) 
(3) 解析に関するもの(Ⅰ-3) 
(4) 材料・化学・バイオに関するもの(Ⅰ-4) 
(5) 環境・エネルギー・技術に関するもの(Ⅰ-5) 
3.合格基準 
4.基礎科目の出題傾向分析 
(1) 設計・計画に関するもの(Ⅰ-1) 
(2) 情報・論理に関するもの(Ⅰ-2) 
(3) 解析に関するもの(Ⅰ-3) 
(4) 材料・化学・バイオに関するもの(Ⅰ-4) 
(5) 環境・エネルギー・技術に関するもの(Ⅰ-5) 
5.基礎科目の攻略法
(1) 基礎科目の攻略について 
(2) 基本戦略―3つの得意問題群を作る 
(3) 3つの戦術 
(4) 問題群にまたがる出題 
6.試験に対する注意事項

第2章 設計・計画に関するもの 
1.設計理論 
(1) 設計・計画の目的 
(2) 設計・計画の方法 
(3) 設計・計画のおける条件 
(4) 設計・計画における効率化 
2.システム設計 
(1) 信頼性 
(2) 安全性 
(3) メンテナンス性 
(4) 経済性 
(5) 効率性 
3.設計条件 
(1) 社会的な要求 
(2) 法規・基準 
4.品質管理 
(1) 品質管理 
(2) 検査 
(3) 保全技術 
(4) リスク

第3章 情報・論理に関するもの 
1.情報の基礎 
(1) 論理演算 
(2) 確率 
(3) 情報量 
(4) 進数変換 
(5) 誤差 
2.アルゴリズム 
(1) スタックとキュー 
(2) 木 
(3) 検索アルゴリズム 
(4) ユークリッドの互除法 
(5) 構文規則 
(6) 逆ポーランド記法 
(7) 決定表(デシジョンテーブル) 
(8) 論理的思考問題 
3.情報ネットワーク 
(1) 情報システム 
(2) インターネット

第4章 解析に関するもの 
1.計算力学 
(1) 差分法 
(2) 有限要素法 
(3) 境界要素法 
(4) 重み付き残差法 
(5) 陽解法と陰解法 
(6) 順解析と逆解析 
(7) 支配方程式 
(8) ニュートン・ラフソン法 
(9) コンピュータ 
2.力学  
(1) 運動 
(2) 振動 
(3) エネルギー 
(4) 応力とひずみ 
(5) 慣性モーメント 
3.電磁気学・熱力学 
(1) 電磁気学 
(2) 熱力学 
4.数学の基礎知識 
(1) 行列 
(2) 微分 
(3) 偏微分 
(4) 積分 
(5) ベクトル

第5章 材料・化学・バイオに関するもの 
1.材料 
(1) 金属材料 
(2) 無機材料 
(3) 高分子材料 
(4) 天然素材 
(5) 材料に関する特性 
2.化学 
(1) 化学の基礎 
(2) 化学反応 
(3) 物質特性 
3.バイオテクノロジー 
(1) 遺伝子工学の基礎 
(2) バイオテクノロジーの基礎 
(3) 遺伝子工学の歴史 
(4) 生化学

第6章 環境・エネルギー・技術に関するもの 
1.環境 
(1) 国際条約等 
(2) 環境に関する法律 
(3) 環境に関する規制 
(4) 環境変化事象 
(5) 環境への責任の考え方 
(6) 環境関連の用語 
2.エネルギー 
(1) エネルギーに関する施策 
(2) エネルギー効率 
(3) 発電の省エネルギー手法 
(4) 需要側の省エネルギー技術 
3.技術と社会 
(1) 技術の進歩 
(2) 工学の歴史 
(3) 工学のトピックス 
(4) 技術者の責任 
(5) 知的財産権

はじめに

 技術士第一次試験に基礎科目が創設されたのは平成 13年度試験ですが、本著の前身である通信教育テキスト(基礎科目編)の制作が始められたのは平成12年末でした。最初はどういった問題が出題されるのかを想定しながら、悩みながら著作しました。それにもかかわらず、平成 13年度試験の設計では、「ビーバーは木を集めてダムを作る習慣がある。この行為は「設計」と見なせる活動を含むかどうか」という問題が出題され、まったく予想外の出題にびっくりさせられたのを今でも覚えています。また、「技術連関」という内容不明の項目があり、出題予想をするのが大変でした。なかには奇問といってもおかしくない問題も出題されており閉口しましたが、その後徐々に問題は精錬されていきました。しかし、「設計」と「技術連関」で同じ品質管理の内容の問題を出題するなど、平成 24年度試験までは全体としては統一性のない出題が続いていたのも事実です。それが、平成 25年度試験からは、①設計・計画、②情報・論理、③解析、④材料・化学・バイオ、⑤環境・エネルギー・技術の問題群に改変されて、内容の面でも改善される方向にあります。また、平成13年度試験で基礎科目の成績が悪かったために、専門科目と基礎科目の合計点が 50点以上であれば合格という暫定的な救済措置が取られていましたが、それも平成 25年度試験からなくなり、純粋に技術士試験の基本原則である科目合格制に復帰しています。
 出題問題数の点では、基礎科目の不合格者数を減らそうと、問題群によって4~8問の出題で毎年変更されていましたが、それが平成 25年度試験からは、すべての問題群で 6問の出題になっています。また、過去問題を再び出題することが通例となってきたようで、出題される内容が絞られてきています。その結果、これまで技術士第一次試験で最大の鬼門になっていた基礎科目の合格率は改善する方向にあります。一方、解答問題数は、平成 13年度試験から変わることなく、すべての受験者が 5つの問題群からそれぞれ 3問を選択し解答する形式を堅持しています。そのため、基礎科目で合格点を取るためには、ある程度全般的に勉強をする必要がありますが、基礎科目で出題される内容は広い範囲に及んでいるため、勉強するには多くの書籍を読むしかありませんでした。しかし、通信教育講座の閉講によって、本著は平成23年に一般書として出版できるようになり、基礎科目で出題される内容を 1冊で勉強できる唯一のテキストとして多くの受験者に利用されるようになりました。その後、平成25年度からの試験制度改正で改訂版を出版したのに続き、この度、第 4版を出版することになりました。基礎科目で出題される内容は、少しずつ変化していますので、今回も新たに出題されるようになった内容を加えた改訂を行っています。
 基礎科目では、多くの過去問題解答例集が出題されておりますが、純粋にテキストとして出版されている書籍は他にはありません。どの試験でも同様ですが、試験勉強はテキストと問題集の組合せで行うのが基本です。そういった点で、本著が受験者にとって大きな力となることを確信しております。基礎科目では最も長い歴史と多くの実績を持つ本著を活用して、技術士第一次試験で最難関の試験科目を突破してもらいたいと思います。多少ボリュームは多いのですが、この本 1冊をしっかり勉強してもらえれば、必ずや基礎科目の合格ラインを突破できると思います。なお、基礎科目では、「設計・計画」で出題されている問題が、内容的な分類では「情報・論理」や「解析」に入るべき内容であったり、「環境・エネルギー・技術」で出題されている問題が、内容的な分類では「材料・化学・バイオ」に入るべき内容であったりしています。本著では、テキストという性質上、内容的に本来扱うべき章に集約してそれらを説明しており、重複を避けていますので、章立てにこだわらずに内容を基礎科目の試験全体に関するものとして勉強してもらえればと考えます。

 最後に、本著の初版以来、出版に際して多大なご助力をいただいている、日刊工業新聞社出版局の鈴木徹氏に深く感謝いたします。
2020年 2月 
福田 遵

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