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技術士第二次試験
「電気電子部門」過去問題<論文試験たっぷり100問>の要点と万全対策

定価(税込)  2,640円

著者
サイズ A5判
ページ数 224頁
ISBNコード 978-4-526-08038-8
コード C3054
発行月 2020年02月
ジャンル 資格試験 電気・電子

内容

新制度に対応した試験対策本。従来の対策本では、受験する選択科目によっては参考になる問題事例が少ないという課題があったが、本書ではどの選択科目の受験者にとっても「過去の論文試験100問の要点」となるように大量の問題を紹介。例題として解答論文事例も掲載した決定版。

福田 遵  著者プロフィール

(ふくだ じゅん)
 技術士(総合技術監理部門、電気電子部門)
 1979年3月東京工業大学工学部電気・電子工学科卒業
 同年4月千代田化工建設(株)入社
 2002年10月アマノ(株)入社
 2013年4月アマノメンテナンスエンジニアリング(株)副社長
 公益社団法人日本技術士会青年技術士懇談会代表幹事、企業内技術士委員会委員、神奈川県支部修習技術者支援委員会委員などを歴任
所属学会:日本技術士会、電気学会、電気設備学会
資格:技術士(総合技術監理部門、電気電子部門)、エネルギー管理士、監理技術者(電気、電気通信)、宅地建物取引主任者、ファシリティマネジャーなど
著書:『例題練習で身につく 技術士第二次試験論文の書き方 第5版』、『技術士第二次試験「建設部門」 要点と〈論文試験〉解答例』、『技術士第二次試験「電気電子部門」 要点と〈論文試験〉解答例』、『技術士第二次試験「機械部門」 要点と〈論文試験〉解答例』、『技術士第二次試験 「口頭試験」受験必修ガイド 第5版』、『技術士第二次試験「総合技術監理部門」 標準テキスト』、『技術士第二次試験「総合技術監理部門」 択一式問題150選&論文試験対策』、『トコトンやさしい電気設備の本』、『トコトンやさしい発電・送電の本』、『トコトンやさしい熱利用の本』(日刊工業新聞社)等

目次

はじめに

第1章 技術士第二次試験について
1.技術士とは
2.技術士試験制度について
   (1)受験資格           (2)技術部門
   (3)電気電子部門の選択科目    (4)合格率
3.技術士第二次試験の内容
   (1)筆記試験の内容
    (a)技術士に求められる資質能力(コンピテンシー)
    (b)必須科目(Ⅰ)  (c)選択科目(Ⅱ)  (d)選択科目(Ⅲ)
   (2)口頭試験の内容
   (3)受験申込書の『業務内容の詳細』について

第2章 選択科目(Ⅱ-1)の要点と対策
1.電力・エネルギーシステム
   (1)電力系統一般
   (2)火力・原子力発電
   (3)水力発電
   (4)架空送電
   (5)ケーブル送電
   (6)配電設備
   (7)変電設備
   (8)再生可能エネルギー・燃料電池
   (9)直流送電
2.電気応用
   (1)回転機
   (2)電気鉄道・自動車
   (3)パワーエレクトロニクス
   (4)照明・光源
   (5)電気加熱
   (6)発電・給電装置
   (7)変圧器
   (8)蓄 電
   (9)材料・その他
3.電子応用
   (1)高周波・発振
   (2)電子デバイス
   (3)計測器・センサ
   (4)電源・電池
   (5)制 御
   (6)光学技術
   (7)記憶装置
4.情報通信
   (1)有線通信
   (2)無線・移動体通信
   (3)通信ネットワーク
   (4)変調・符号化
   (5)放送・画像情報等
5.電気設備
   (1)受変電設備
   (2)幹線・配電設備
   (3)発電・電力貯蔵設備
   (4)負荷設備
   (5)監視制御・自動火災報知設備等
   (6)接 地
   (7)障 害
   (8)社会・環境
   (9)維持管理

第3章 選択科目(Ⅱ-2)の要点と対策
1.電力・エネルギーシステム
   (1)新設業務
   (2)海外業務
   (3)運用業務
   (4)維持管理・更新業務
2.電気応用
   (1)開発業務
   (2)設計業務
   (3)対策業務
3.電子応用
   (1)開発業務
   (2)設計業務
   (3)対策業務
4.情報通信
   (1)設計・構築業務
   (2)企画・開発業務
   (3)導入業務
   (4)更新業務
5.電気設備
   (1)電源設備
   (2)障害対策
   (3)配電・監視設備
   (4)照明設備
   (5)社会・環境


第4章 選択科目(Ⅲ)の要点と対策
1.電力・エネルギーシステム
   (1)エネルギーベストミックス
   (2)電力安定化
   (3)災害対策
   (4)再生可能エネルギー
   (5)保全・更新
2.電気応用
   (1)省エネルギー
   (2)新技術
   (3)維持管理
   (4)社会・産業変化
   (5)災害対応
   (6)品 質
3.電子応用
   (1)新技術・企画
   (2)センサネットワーク
   (3)社会変化
4.情報通信
   (1)ビッグデータ
   (2)情報セキュリティ
   (3)安全・快適社会
   (4)災 害
   (5)インフラ
5.電気設備
   (1)エネルギー・環境
   (2)安全・安心社会
   (3)維持管理・リニューアル
   (4)災 害

第5章 必須科目(Ⅰ)の要点と対策
1.SDGs(持続可能な開発目標)
2.少子高齢化
3.地球環境問題
4.エネルギー
5.災  害
6.品質・信頼性
7.安全・安心
8.情報化
9.資  源
10.社会資本の維持管理

第6章 解 答 例
1.選択科目(Ⅱ-1)の解答例
   (1)電力・エネルギーシステム
   (2)電気応用   (3)電子応用
   (4)情報通信   (5)電気設備
2.選択科目(Ⅱ-2)の解答例
   (1)電気応用   (2)電気設備
3.選択科目(Ⅲ)の解答例
   (1)電子応用   (2)情報通信
   (3)電気設備
4.必須科目(Ⅰ)の解答例


おわりに

はじめに

 技術士第二次試験は定期的に出題形式を変える試験で、最近の改正だけを挙げても、平成19年度試験、平成25年度試験、令和元年度試験で大きな変更を行っています。現在の試験制度では、すべての試験科目で記述式の問題が出題されており、技術士試験が始まった最初の形式に戻ったといえます。また、「技術士に求められる資質能力(コンピテンシー)」が公表され、この評価項目に基づいて解答した内容が判定されるようになりました。
 記述式問題というと、指定された文字数を書き上げれば合格点に達するのではないかという、安易な考えで筆記試験に臨む受験者も中にはいますが、技術士第二次試験はそんなに生易しい試験ではありません。技術士第二次試験は、最近注目されている社会情勢や技術動向を理解して、技術者としてしっかりした意見を持っていなければ高い評価が得られない試験です。そういった内容を漠然と探したとしても、効率的な勉強はできません。効率的にポイントとなる事項を理解して、集中的にその内容を吸収していく勉強法が求められます。それを実現するのが問題研究です。
 本著では、各選択科目を受験する読者に、過去問題と練習問題を合わせて100問余を提供しています。これらの問題に対して、ただ単に、「こういった問題が出題されたのか」という感想を持つだけでなく、次のようなポイントを理解して、自分で調べたり、実際に書いてみると、効果的な勉強ができると考えます。
 ① どういった内容が出題されるか
 ② どういった事項を問うているのか
 ③ どういった解答プロセスを身につけなければならないか
 ④ 評価項目と小設問の関係について
 ⑤ 問題文に隠れた意図をどう探るか
 ⑥ 課題とは何か
 ⑦ 普段からどういった視点(観点)を持たなければならないか
 本著を生かして勉強するためには、100問余の問題すべてに対して、記述すべき項目を書き出してみる「項目立て」をしてみてください。単に問題文だけを読むのでは、出題の意図を見つけ出すことはできません。著者は、30年近くにわたって数百名の受験者を指導してきました。その多くは、当初、問題文の本質を理解しないままに解答を書き出してしまう受験者でした。それでは何年受験しても合格は勝ち取れません。試験問題の項目立てをしてもらうと、出題意図を理解しているかどうかはすぐにわかります。そういった指導を続けていくと、多くの受講者は、問題文の読み方や技術士として求められている本質が何かをつかんできます。そうすると、解答内容が大きく変化していきます。そうなった受講者は、必ず合格を勝ち取ります。
 こういった指導を、著者は、「試験問題100本ノック方式」として多くの受講者に実践してもらいました。それを書籍で実現しようというのが本著のねらいです。読者は、その目的を理解して、「項目立て」をしながら、内容的に理解できない事項を自分で調べ、調べた内容を1つのファイルに項目別に整理する方式で、自分独自の「技術士試験サブノート」を作ってみてください。このサブノートがファイル1冊程度になってくると、知識の面でも充実していき、問題文を解析する能力もついてきますので、合格可能性はずっと高まっていきます。こういった勉強は、技術士に求められている継続研さんの基礎となります。このように、合格できる条件が、継続する力だという認識を持ってもらいたいと考えます。過去の技術士第二次試験は、運と実力が共に必要であった試験でしたが、現在の技術士第二次試験は、技術者が本来持つべき能力があれば、誰でも合格できる試験になっています。そのため、「本来、技術者に求められていることは何か?」という原点に立ち返って勉強してもらえれば、技術士への道は開けます。
 最後に、本著の企画を提案していただいた日刊工業新聞社出版局の鈴木徹氏、および本著と共に、機械部門と建設部門とのシリーズ化に賛同していただいた、機械部門の大原良友氏と建設部門の羽原啓司氏に対しこの場を借りてお礼を申し上げます。
 2019年12月
 福田 遵

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