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<新版>【松原流】戦略マップ/BSCとOKRの連携教本
双方の強みを活かしたビジネスモデル・イノベーション

定価(税込)  2,640円

著者
サイズ A5判
ページ数 288頁
ISBNコード 978-4-526-07910-8
コード C3034
発行月 2018年12月
ジャンル 経営

内容

『【松原流】戦略マップ/BSC実践教本』の新版。旧版に加えてOKRの特徴と戦略マップとの連携、ビジネスモデルの見える化と戦略との連携、SDGsの戦略との連携を取り上げて、戦略マップ/BSCの四つの視点やマップの活用と連携によって、更なるビジネス上の効果が期待できることを紹介する。

松原恭司郎  著者プロフィール

(まつばら きょうしろう)
(著者略歴)
キュー・エム・コンサルティング有限会社 取締役社長。公認会計士。SBI大学院大学客員教授、東北福祉大学非常勤講師。元、中央大学大学院特任教授。

国際会計事務所系コンサルティング会社などを経て1992年に独立。BSC(バランス・スコアカード)を活用した戦略マネジメントとパフォーマンス・マネジメント、ビジネスモデル関連の研修、コンサルティング業務に従事。BSCの支援実績として、出光興産、クリナップ、パナソニック、富士ゼロックス、ブラザー工業などがある。BSCフォーラムを2001年に設立し2010年まで会長を務める。

主な著書に『【松原流】戦略マップ/BSC実践教本』 (2010)、『ビジネスモデル・マッピング教本』(2013)、『ROE重視のKPIマネジメント教本』(2016)いずれも日刊工業新聞社、『図解「統合報告」の読み方・作り方』(2014)中央経済社などがある。


連絡先:メール matsuqmc@blue.ocn.ne.jp
Web http://www.qmc.server-shared.com

目次

はしがき




第1部 連携の部

戦略マップ/BSCをOKR他の重要テーマと連携させる

レッスン1 OKR
~OKRと戦略マップを連携させた戦略にフォーカスしたゴールセッティング

1・1 OKRに注目が集まっている
1・2 OKRの基本を押さえる

1・3 MBO、方針管理、戦略マップとOKRを比較検討する

1・4 戦略マップとOKRの連携が大きな効果を生む

レッスン2 ビジネスモデル
~BM-Mapと戦略マップを連携させたビジネスモデル・ベースの戦略マネジメント

2・1 ビジネスモデルの巧拙が勝敗を決める

2・2 ビジネスモデルの基本を押さえる

2・3 ビジネスモデルと戦略の関係を検討する

2・4 ビジネスモデル・ベースの戦略マネジメントが大きな効果を生む

レッスン3 SDGs
~SDGsの戦略への組み込みを戦略マップで見える化する

3・1 高まるSDGsとESGへの関心

3・2 SDGsとESGの基本を押さえる

3・3 環境と社会に係るこれまでの議論を振り返る
3・4 SDGsの戦略への組み込みにマップを活用する




第2部 基本の部

戦略マップ/BSC理論の基本を押さえる

レッスン4 BSCの定義と目的を押さえる

4・1 BSCの定義と目的はその進化とともに変化している

4・2 BSCの視点はいくつがよいか

4・3 多面的業績評価のツールとしてのBSC

レッスン5 戦略マップ/BSCで戦略を見える化しマネジメントする 

5・1 ミッション、バリュー、ビジョン、そして戦略の定義と位置づけ
5・2 戦略マップ/BSCの描写対象である戦略とは何ぞや
5・3 代表的な経営戦略論を押さえる

5・4 戦略マネジメントを支援するシステムとしての戦略マップとBSC

レッスン6 戦略マップの原則を修得する

6・1 戦略マップの原則を押さえる

6・2 戦略マップのパーツと構成を押さえる

6・3 戦略テーマを使って戦略の柱を建てる

6・4 戦略目的を使って戦略に道標をつけ可視化する

レッスン7 戦略マップのテンプレートを修得する

7・1 戦略マップのテンプレートの設計コンセプトを押さえる
7・2 コスト効率で勝負する戦略「フォード型」

7・3 顧客との親密性で勝負する戦略「ワトソン型」

7・4 製品やサービスの革新性で勝負する戦略「エジソン型」

レッスン8 BSC/スコアカードとアクション・プランの構造を修得する

8・1 戦略は3点セットでコミュニケーションする

8・2 BSC/スコアカードの構造を理解する

8・3 適格なKPIの選定法

8・4 〈極意伝授〉KPIの5W1Hを明確にせよ

8・5 リンケージを使ったBSCならではの目標値設定法

8・6 アクション・プランでパフォーマンスをブレイクする




第3部 実践の部

戦略マップ/BSCを活用し戦略マネジメントを廻す

レッスン9 戦略マップ/BSCの段階的導入

9・1 失敗しない【松原流】BSCの導入アプローチ

レッスン10 「Ⅰ.戦略の策定」ステップの落とし穴と留意点

10・1 戦略マップの作成にSWOT分析を活用することの限界を知る

10・2 戦略目的とアクション・プランを混同してはならない

レッスン11 ‌「Ⅱ.戦略の記述(その1:戦略マップの作成)」ステップの落とし穴と留意点

11・1 BSCの視点は四つでなければならないのか

11・2 〈極意伝授〉BSCとステークホルダー・スコアカードは別物

11・3 〈極意伝授〉数に悩んだら「マジカル・ナンバー」を思い出せ

11・4 〈極意伝授〉外部の視点の本質「宇宙から見た地球」

11・5 財務の視点の設計法 205
11・6 顧客の視点の設計法

11・7 〈極意伝授〉顧客の視点の設計にバリューカーブを活用せよ

11・8 〈極意伝授〉顧客の視点は「二頭立て」もある
11・9 業務プロセスの視点の設計法
11・10 学習と成長の視点の設計法
レッスン12 ‌「Ⅱ.戦略の記述(その2:BSCとアクション・プランの作成)」
ステップの落とし穴と留意点

12・1 混乱極まる先行指標と結果指標

12・2 〈極意伝授〉KPIにまつわる三つの教訓

12・3 〈極意伝授〉全てを定量化できる訳ではない

レッスン13 ‌「Ⅳ.戦略のモニタリングと学習」と「Ⅴ.戦略の検証と改造」ステップの落とし穴と留意点

13・1 戦略のモニタリングの特徴
レッスン14 戦略マネジメントをうまく廻す

14・1 BSCのカスケードとアラインメント

14・2 他のマネジメント・システムとの調整及び統合

レッスン15 戦略マネジメントから統合マネジメントへ

15・1 OSMでプロジェクト解散後の形骸化を予防せよ




主要参考文献

はじめに

はしがき


 本書『〈新版〉【松原流】戦略マップ/BSCとOKRの連携教本』は、2010年9月発行の『【松原流】戦略マップ/BSC(バランス・スコアカード)実践教本』の新版です。

 旧版は、著者の戦略マップ/BSCの十数年の研究と導入の指導経験等を基にまとめたもので、BSCの提唱者であるキャプランとノートンのBSC関連5部作と共に、多くの読者のご支持を得て、幸いにも第5刷と刷りを重ねることができました。

 それから8年が経過し、パフォーマンス・マネジメント及び戦略マネジメントの関連領域では、ビジネスモデル、KPI(重要業績評価指標)、統合報告、そしてSDGs(持続可能な開発目標)やOKRといったコンセプトやガイドラインが登場しています。
 
この度、新版として上梓するに当たり、その中から三つの重要テーマを取り上げて、戦略マップ/BSCの四つの視点やマップの活用と連携によって、更なるビジネス上の効果が期待できることを紹介し、改めて戦略マップ/BSCの本質を理解していただける構成をとることにしました。
 
 

第1部(連携の部)では、近年のビジネス取り巻く環境の変化やマネジメント手法の誕生、発展などを踏まえて、注目の次の三つの重要テーマを取り上げます。

・第1章:OKRの特徴と戦略マップとの連携

・第2章:ビジネスモデルの見える化と戦略との連携

・第3章:SDGsの戦略への組み込みへのマップの活用

 これは、旧版の「離(応用)の部」を全面的に書き換えたもので、これらの重要テーマと、戦略マップ/BSCの活用と連携の「提言集」と言えます。
 

三つの重要テーマに関心を持たれた読者諸兄には、戦略マップ/BSCの価値に気付かれると思います。
 
第2部と第3部では、戦略マップ/BSCの基礎から実践までを学びます。初学者を含めて戦略マップ/BSCを学びたい諸兄は、直接、第2部(基本の部)から初めて、第3部(実践の部)へと進むとよいでしょう。どちらも旧版から、章や節レベルでの改廃を加えてあります。


 第2部(基本の部)では、BSCの提唱者であり、その進展をリードしてきたキャプランとノートンによる基本形を正しく修得することを目指します。
 
著者のコンサルティング経験に基づく〈極意伝授〉の講を除く各講の冒頭に〈基本クイズ〉を設け、初心者にとっては入りやすく、そして既習者や実践者にとっては知識をチェックしながら進めていけるように構成してあります。
 

第3部(実践の部)では、戦略マップ/BSCを活用して戦略マネジメントを廻し、ビジネス上の成果を得る実践段階に対応しています。

 〈極意伝授〉を除く各講の冒頭で〈実践ケース〉として、架空の企業でスタートしたBSCプロジェクトのメンバーらによる会話を通じて、戦略マネジメント・システムとしてBSCを導入、運用そして展開してゆくに当たって遭遇するであろう重要な落とし穴とその回避法を教授します。



 本書が、読者諸兄の、戦略マップ/BSCの真の理解を助け、戦略マネジメントをうまく廻すことにより、ミッション、ビジョンの実現と、ビジネス上の成果の達成に少なからず貢献することを期待します。


2018年9月

松原恭司郎 

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