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物流・流通の実務に役立つ
計数管理/KPI管理ポケットブック

定価(税込)  1,512円

著者
サイズ 新書判
ページ数 144頁
ISBNコード 978-4-526-07325-0
コード C3034
発行月 2014年11月
ジャンル 生産管理

内容

物流や流通の現場で、「効率化、改善を客観的な指標をもとに行いたい」と悩んでいる担当者は少なくない。本書は、調達・仕入れ、在庫・保管、販売、物流、生産性、経営分析の視点から、「これだけは知っておけば十分」といえる計数/KPI(主要業績評価指数)をピックアップして、わかりやすく解説する。

鈴木邦成  著者プロフィール

(すずき くにのり)

物流エコノミスト、日本大学教授(物流・在庫管理などを担当)。一般社団法人日本SCM協会事務局長理事。一般社団法人日本ロジスティクスシステム学会理事。求荷求車ネットワーク「ノアのハコトラ」を運営する株式会社ジェイエルエヌの学術顧問も務める。主な著書に『物流センターのしくみと実務』、『新・物流マンポケットブック』、『図解 物流効率化のしくみと実務』、『図解 すぐ役に立つ物流の実務』、『図解 国際物流のしくみと貿易の実務』、『図解 物流の最新常識』、『トコトンやさしいSCMの本第2版』、『絵解きすぐできる物流コスト削減』、『絵解きすぐわかる産業廃棄物処理と静脈物流』(いずれも日刊工業新聞社)、『物流100問100答』(明日香出版社)、『戦略ウエアハウスのキーワード』(ファラオ企画)、『グリーンサプライチェーンの設計と構築』(白桃書房)などがある。物流・ロジスティクス・サプライチェーンマネジメント関連の学術論文、雑誌寄稿なども多数。

目次

はじめに  


第1章 計数/KPIとは  

計数/KPI管理とは/基本的な計算/計数/KPIの種類/調達・仕入れにおける基本的な計数管理の考え方/在庫・保管に関する計数管理の考え方/販売における基本的な計数管理の考え方/物流における計数管理の考え方/経営に関する計数管理の考え方


第2章 調達・仕入れ  

値入率  

粗利益率(売上総利益率)  

累積値入率  

商品ロス率  
調達リードタイム、供給リードタイム  

発注キャンセル率  

発注コスト  
納期順守率  

掛け率  

誤入荷率、誤出荷率  

差益率  


第3章 在庫・保管  
在庫日数  

スペースロス率  

在庫回転率  

交叉比率  

在庫精度(棚卸差異率)  

梱包空間率  
在庫負担コスト比率  

保管効率  

在庫欠品率  
在庫問合わせ応答時間  

仮置きスペース占有率  

倉庫賃料  


第4章 販 売  

買上率  

客単価  

売上高対人件費比率(人件費率)  

プロパー消化率  
セット販売率(セット率、あるいは関連率)  

売上時間効率(1時間当たりの売上高)  

チラシ集客率  
コンバージョン率  

直帰率  

クリック率  

離脱率  


第5章 物 流  
積載効率(積載率)  

実車率  
トラック稼働率(実働率)  

運行効率  
配送効率(単位配送時間)  

トラック輸送CO2排出量  
誤配送率(誤配率)  

緊急出荷率  
貨物破損率  

誤ピッキング率  
指定日時遅延(順守)率  

返品率  

完全注文達成率  

共同物流導入率  


第6章 生産性  

人時単価  

パート比率  

人時生産性(人時粗利益、労働生産性)  

指示変更率  

改善提案採用率  
1人当たり作業面積  
作業効率性  

活動原価基準  
人時製造数  


第7章 経営分析  

労働分配率  

営業利益率  
損益分岐点比率  

限界利益率  
総資本回転率 

自己資本比率  

総資産経常利益率(ROA)  

自己資本当期純利益率(自己資本利益率、ROE)  

負債資本比率  
営業利益分配率  

売上高対経常利益率(経常利益率)  

固定資産回転率  

固定比率  

流動比率  

経営安全率  


さらに理解を深めるための
重要計数/KPI 30選  

誤発注率  
緊急発注率  

誤受注率  

調達物流コスト率  

棚卸ロス率  

商品消化率  

値下率  

売上目標達成率  

売上目標進捗率  
月別売上指数(季節指数)  

商品別売上構成比  

固定費比率  

変動費比率  

在高原価率  
未処理返品在庫比率  

誤入庫率  

誤出庫率  

輸配送遅延率  

行先別仕分け件数  

モーダルシフト(複合一貫輸送)採用率  

技術革新投資収益率  

従業員離職率  

遊休面積率  

廃棄物削減率  
回収率  

リサイクル率  

リユース率  

リデュース達成率  

売上債権回転率  

配当性向  


計数管理チェックシート  

ABC分析の活用  


索 引  





コラム

静脈物流の計数管理のポイント  

棚卸資産としての在庫への対応  

人気商品に対する対応  
ディスカウントキャッシュフロー法の活用  

3PL導入による物流KPIの活用  

バランススコアカードの活用

はじめに

 「経営の効率化、改善を客観的な指標をもとに行いたい」と考える企業は少なくありません。しかし、どのような指標をもとに企業現場の諸状況を把握すればよいのでしょうか。本書ではこの疑問を解決すべく、調達・仕入れ、在庫・保管、販売、物流、生産性、経営分析のそれぞれの視点から、「これだけは知っておけば十分」といえる計数/KPIをピックアップして、ビジネスの現場で使いこなせるようにわかりやすく解説しました。

 「数字には弱いので」と計数管理・KPI管理に不安を感じている文系の方などにも、わかりやすく理解できるように基本から丁寧に説明しました。

 各章で紹介されている計数(KPI)については算出方法を示し、簡単な例題を設けてあります。

 まず、「第1章 計数/KPIとは」では、計数(KPI)の活用のポイントを概論的な視点をふまえて、解説しました。本書で使う計数(KPI)の大枠が理解できるようにしました。

 「第2章 調達・仕入れ」では、小売業の仕入れに関する計数を取り上げ、わかりやすく解説しました。

 「第3章 在庫・保管」では、製造業、物流業、小売業に共通する在庫に関する計数を紹介し、それぞれの現場ごとにどのように活用すればよいかをわかりやすく説明しました。

 「第4章 販売」では、小売店舗で用いられる店舗管理、販売管理に関する計数をまとめました。

 「第5章 物流」では、配送関連、さらには物流センター、倉庫などで用いられる計数をまとめました。

 「第6章 生産性」では、製造業、物流業、小売業に共通する人的管理に関わる計数を紹介しました。それぞれのビジネス現場にあわせた使い方を例題を用いてわかりやすく解説しました。

 「第7章 経営分析」では、企業経営の方向性を認識するために必要な計数を丁寧に解説しました。

 また巻末付録として本書で紹介した計数を一覧表にまとめ、チェックリスト化しました。実務において活用していただければ幸いです。

 本書の使い方としては、まず全体に軽く目を通していただき、それからは必要に応じて、関連項目の計数をチェックするとよいでしょう。そのために携帯しやすいポケットブックとなっています。

 本書を読むことで計数(KPI)管理の基本が自然なかたちで身につき、読者のみなさんのビジネスに大きなプラスとなることを願ってやみません。



2014年11月

鈴木邦成

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