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旋盤作業
ここまでわかれば「一人前」

定価(税込)  2,640円

著者
サイズ A5判
ページ数 224頁
ISBNコード 978-4-526-07287-1
コード C3053
発行月 2014年08月
ジャンル 機械

内容

マシニングセンタと並ぶ主要な工作機械である旋盤の作業現場において初級者が「一人前」となるために知っておくべき種々の技術、技能、知識の要点を、自分がどのレベルに達しているか、足りないのはどこかを評価する指標となるチェックシートに基づいて解説する。

楠元智久  著者プロフィール

(くすもと のりひさ)
独立行政法人 高齢・障害・求職者雇用支援機構
高度職業能力開発促進センター

目次

はじめに
《プロローグ》「一人前」への道しるべ

Ⅰ 旋削加工の基礎知識
■チェックシート
切削加工のメカニズム
切削条件
旋削工具
切削抵抗
構成刃先
切削油剤
切りくず
被削材の材料特性

Ⅱ 旋盤の使い方
■チェックシート
旋盤の動きと構造
日常点検・保守
安全作業
チャック作業

Ⅲ 段取り作業
■チェックシート
材料の取り付け
工具の取り付け
心押し

Ⅳ各種旋削加工
■チェックシート
加工の順序
切削条件の設定
外径加工
内径加工
溝加工・突切り加工
テーパ加工
ねじ切り加工

ⅤNC旋盤作業
■チェックシート
NC工作機械
汎用旋盤とNC旋盤の各部の比較
NC旋盤での作業の流れ
ツールセッティング
ワークセッティング
NCプログラム

索 引

はじめに

汎用旋盤は切削加工の基礎となる工作機械である。しかし、切削加工が主な現場では、汎用旋盤だけでなく汎用工作機械そのものが少なくなっている。
 最近、見聞きする訓練現場の一幕であるが、生産現場の責任者から「工場内ではNC旋盤で作業をしているが、作業担当者に汎用旋盤を訓練して欲しい」という要望は少なくない。
 かつて、ものづくりの革命と言われてNC(Numerical Control)旋盤が登場した時は、CAD/CAMと相まって、コンピュータ画面上に製品図を描けば即座にかつ自動的に製品ができるかのように言われていた。NC旋盤では、加工している部分がカバーで覆われ、自動化が進み1人で複数台の機械を扱うようになったため、切削加工を目にしたり耳に聞いて体感することが少なくなっている。どんなに機械や工具の性能向上が行われても、切削加工自体の原理が変わることはない。今までより効率のよい切削方法やトラブルを解決するための力は、切削について知るところから始まる。汎用旋盤での加工は、切りくずの出方やその色、工作物を削る際のハンドルから伝わる抵抗など作業者自身が切削を身近に感じることができ、切削について知ることができる。
 本書では、企業で働く方々やこれから切削加工に携わる方が旋盤について理解を深め、レベルアップを図れるようにまとめてある。本書を読み理解することで、汎用旋盤で加工するのに必要な知識・技術を習得し“一人前への道しるべ”となれば幸いである。
 最後に、高度職業能力開発促進センターの職業訓練指導員にセミナーの講師としてご指導いただいている先生方、および出版にあたって数々のお手数をかけ、ご協力いただいた日刊工業新聞社出版局の森山郁也氏にこの場をお借りしてお礼申し上げます。

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