内容
土壌汚染調査技術管理者試験は、平成22年4月の土壌汚染対策法の改正に伴い、平成22年度から行われている。試験内容は環境省から公表されている「土壌汚染対策法に基づく調査及び措置に関するガイドライン」を中心に、細部にわたって出題されているもの。本書では、同試験の平成23年度及び平成24年度の問題について解答、解説している。
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大岩敏男 著者プロフィール
(おおいわ としお)
大岩環境技術士事務所代表
NPO法人土壌汚染技術士ネットワーク 理事
博士(工学)、技術士(環境部門)、土壌汚染調査技術管理者、放射線取扱主任者(2種)
1951年山形県生まれ
1974年山形大学理学部卒業
2006年山形大学大学院理工学研究科博士後期課程修了
1974年に山形県に入庁し、試験研究機関を中心に公害、環境に関する業務に従事。その間に地下水・土壌汚染の調査・対策にも長年携わる。
2011年に山形県を退職し、それ以降現職。
保坂義男 著者プロフィール
(ほさか よしお)
NPO法人土壌汚染技術士ネットワーク理事長
技術士(総合技術監理部門、上下水道部門)、環境サイトアセッサー、公害防止管理者(大気1種・水質1種)、土壌汚染調査技術管理者
大木久光 著者プロフィール
(おおき ひさみつ)
大木環境研究所代表
NPO法人土壌汚染技術士ネットワーク 副理事長
NPO法人除染技術研究開発 副理事長
技術士(資源工学部門、環境部門)、環境サイトアセッサー、公害防止管理者(水質1種)、放射線取扱主任者(2種)、環境カウンセラー(事業者部門)、X線作業主任者、毒劇物取扱主任者
高堂彰二 著者プロフィール
(こうどう しょうじ)
高堂技術士事務所所長
NPO法人土壌汚染技術士ネットワーク 事務局長・副理事長
NPO法人地域と行政を支える技術フォーラム 理事
技術士(総合技術監理部門、上下水道部門)、1級土木施工管理士、測量士、APECエンジニア(Civil)環境カウンセラー(事業者部門)、国際環境アドバイザー、環境サイトアセッサー
目次
はじめに
第1章 試験の概要
(1)試験までの日程
(2)試験内容
(3)問題区分及び合格基準
(4)過去の合格者数・合格率
(5)過去の出題内容
第2章 試験問題編
1.平成23年度試験問題(午前)
2.平成23年度試験問題(午後)
3.平成24年度試験問題(午前)
4.平成24年度試験問題(午後)
第3章 解答・解説編
1.平成23年度試験問題解答・解説(午前)
2.平成23年度試験問題解答・解説(午後)
3.平成24年度試験問題解答・解説(午前)
4.平成24年度試験問題解答・解説(午後)
付 録
各種基準表
はじめに
平成22年4月の土壌汚染対策法の改正により、指定調査機関は、土壌汚染状況調査等の技術上の管理をつかさどる者として土壌汚染調査技術管理者を選任することが義務付けられました。それに伴い、土壌汚染調査技術管理者試験は平成22年度から行われています。本試験合格後に技術管理者証の交付を受けるには、実務経験等の条件に該当している必要がありますが、試験そのものは、学歴、実務経験などに関係なく受験することができます。
試験内容は『土壌汚染対策法に基づく調査及び措置に関するガイドライン』(以下「ガイドライン」といいます。)を中心に細部にわたって出題されています。
ガイドラインは、平成22年7月に暫定版が環境省から公表されました。その後、法施行規則の一部改正が行われ、それを受けて、平成23年7月に、ガイドラインの改訂版が公表されました。さらに記載内容の見直しが行われ、平成24年8月に改訂第2版が公表されました。各年度の多くの問題はその時点におけるガイドラインに基づいて出題されています。
本書では、出題問題の分類については平成22年度分から記載していますが、問題の解説は、平成25年3月時点での法に基づいている平成23年度及び平成24年度の2か年分の問題について記載し、内容もガイドライン改訂第2版をもとに整理しております。
本書を活用して一人でも多くの方々が試験に合格することを祈念するとともに、本書の発行に当たり、お世話になりました日刊工業新聞社出版局書籍編集部の鈴木徹氏はじめ関係各位に深く感謝申し上げます。
2013年4月
大岩 敏男