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技術士第一次試験
「基礎・適性科目」<突破>講座

定価(税込)  2,200円

編者
著者
著者
サイズ A5判
ページ数 200頁
ISBNコード 978-4-526-07085-3
コード C3050
発行月 2013年06月
ジャンル 土木・建築 その他 資格試験

内容

本書は、基礎・適性科目の特徴と勉強法、そしてその意義においてまで、講座的な紹介方法で、しっかりと学習できるようにまとめたもの。平成25年度改正に完全対応した決定版。本書で誤った学習法を改め、繰り返し出題される重要な問題を中心に、正しい学習方法で勉強を進めよう。

(有)佐藤R&D  著者プロフィール

技術士第一次試験、基礎科目および適性科目に関する情報は、下記のサイトにて得ることができます。合格に直結する有益な情報は「技術士試験突破講座」から。
(有)佐藤R&D 技術士試験突破講座
 HP http://www.sato-rd.co.jp/(検索:「技術士 突破講座」)

小西義昭  著者プロフィール

博士(工学)。技術士(機械部門)。
1949年生まれ。2012年九州大学大学院工学府博士(工学)学位取得。無脈動定量ポンプ、人工心臓用ポンプ、等の各種特殊ポンプの開発やカーボンウィスカー複合材料の研究に従事。日本技術士会理事、ライフサポート学会副会長、科学技術・学術審議会技術士分科会試験部会専門委員等を歴任。現在、(株)日機装技術研究所に勤務。明治大学、首都大学東京等の非常勤講師。日本機械学会フェロー。著書に、ターボポンプ、JSMEテキストシリーズ『機械工学総論』、技術士ハンドブック(共著)他

執筆担当
小西 第2編第2章、第3章3. 9~3. 12

佐藤国仁  著者プロフィール

技術士(機械部門、総合技術監理部門)。
1947年生まれ。1973年京都大学工学研究科修了。東急車輌製造(株)を経て、現在(有)佐藤R&D、代表取締役。2000年より技術士試験突破講座主宰、技術士第二次試験合格ライン突破ガイド他技術士受験図書多数執筆。京都大学、鳥取大学、電気通信大学、横浜国立大学、日本大学、放送大学等非常勤講師(技術者倫理、機械安全、PL法、プロフェッショナルエンジニア)。(元)日本技術士会修習技術者支援実行委員会委員長。

執筆担当
佐藤 第1編、第2編第1章、第3章3. 1~3. 8、第3編

目次

はじめに

第1編 技術士第一次試験、基礎・適性科目の取り組み
 第1章 基礎・適性科目の特徴
  1. 1 基礎科目と適性科目試験はこんなに異なる
  1. 2 基礎科目と適性科目試験はこんなに同じ
 第2章 誤った学習法と正しい学習法(基礎科目)
  2. 1 誤った学習法
  2. 2 正しい学習法
 第3章 誤った学習法と正しい学習法(適性科目)
  3. 1 誤った学習法
  3. 2 正しい学習法

第2編 基礎科目
 第1章 基礎科目試験を知る
  1. 1 試験の目的
  1. 2 試験の基本構成
  1. 3 試験の実際
   1. 3. 1 問 題
   1. 3. 2 試験時間
   1. 3. 3 合否決定基準
  1. 4 試験問題の実績
   1. 4. 1 過去の出題項目と分野ごとの特徴
    (1)設計・計画分野
    (2)情報・論理分野
    (3)解析分野
    (4)材料・化学・バイオ分野
    (5)技術連関分野
   1. 4. 2 出題形式
   1. 4. 3 難易度
   1. 4. 4 必要な知識レベル
  1. 5 受験の準備
   1. 5. 1 目標得点
   1. 5. 2 自分の実力把握
   1. 5. 3 実力不足の補強
    (1)いま保有する能力を活かす
    (2)得意分野を中心とした勉強
    (3)応用に走らない、基礎をきちんと押さえる
    (4)理解を中心とした勉強 
    (5)第一に参考とするべきは過去問題
   1. 5. 4 自分の力を合格レベルまで引き上げるための本書の提案
  1. 6 試験会場での問題取り組みの心得
   1. 6. 1 答案用紙
   1. 6. 2 失格条項
   1. 6. 3 試験本番では全分野もれなく取り組む
   1. 6. 4 解答問題の選択が重要
   1. 6. 5 その他のテクニック
    (1)時間配分
    (2)着手順
  1. 7 基礎科目試験はだれもが合格できる科目
  1. 8 基礎科目試験の変遷の経緯
第2章 各問題群の解説
  2. 1 技術者に必要な知識と能力
  2. 2 設計・計画分野
    〔設計理論、システム設計、品質管理等〕
   2. 2. 1 設計・計画の流れ
    (1)全くの新規設計は存在しない
    (2)CADは設計の順序と速度を変えた
    (3)すべてを完全に設計する
   2. 2. 2 品質と信頼性の確立段階
    (1)機能・特性確認段階
    (2)製品試験・信頼性試験段階
    (3)試験販売段階
   2. 2. 3 商品化の段階
    (1)使用目的との比較による問題点明確化
    (2)潜在的原因の探求
    (3)統計的処理による限界の推定
   2. 2. 4 廃棄・再資源化の段階
  2. 3 情報・論理分野〔アルゴリズム、情報ネットワーク等〕
   2. 3. 1 推論の論理構造
    (1)同一の関係(1対1の対応)にあるとき
    (2)全包含関係にあるとき(B⊂Nのとき)
    (3)一部包含関係にあるとき(包含関係が成立しない場合)
   2. 3. 2 論理和と論理積の変換計算
   2. 3. 3 情報の表現
    (1)n進法の特徴
    (2)情報の冗長性と信頼度
  2. 4 解析分野〔力学、電磁気学等〕
   2. 4. 1 帰納と演繹
   2. 4. 2 実験計画法(重畳可能)
   2. 4. 3 保存則と連続
    (1)エネルギー保存と質量保存
    (2)境界面での連続、不連続
    (3)流体の連続的変化
   2. 4. 4 数値解析
    (1)数値解析の必要性 (2)数値解析の収束 (3)構造解析の基本 (4)有限要素法と境界要素法
   2. 4. 5 確率論に基づく解析
  2. 5 材料・化学・バイオ分野
    〔材料特性、バイオテクノロジー等〕
   2. 5. 1 構造材料と機能材料(材料分野問題)
    (1)構造材料 (2)機能材
   2. 5. 2 結合エネルギーと反応の順序(化学分野問題)
    (1)化学反応と反応熱 
(2)イオン分離濃度 
(3)極性とコロイド
   2. 5. 3 不確定・非線形の評価(バイオ分野問題)
  2. 6 環境・エネルギー・技術分野 〔環境、エネルギー、技術史等〕
   2. 6. 1 生産形式の変化
   2. 6. 2 技術の発展とエネルギーの非線形増加
   2. 6. 3 地球環境と再生可能な開発
    (1)持続可能な開発 (2)生物多様性の保全における経済的評価 (3)地球温暖化 (4)ごみ処理問題 (5)技術・環境関連法規
 第3章 繰り返し出題される重要テーマ
  3. 1 設計論(付、倫理、ユニバーサルデザイン)
  3. 2 信頼度
  3. 3 最適化
  3. 4 アルゴリズム
  3. 5 情報量(組合せ)
  3. 6 微分、積分(付、差分表現)
  3. 7 ひずみ、応力、熱伸縮
  3. 8 2進数表示
   3. 8. 1 2進数から10進数への変換
   3. 8. 2 10進数から2進数への変換
   3. 8. 3 マイナス数表現
   3. 8. 4 レジスタ処理
  3. 9 境界要素法、有限要素法
  3. 10 イオン、無機材料
  3. 11 エネルギー、環境、資源
  3. 12 知的財産

第3編 適性科目
 第1章 適性科目試験を知る
  1. 1 試験の目的
  1. 2 試験の実際
   1. 2. 1 問題および試験時間
   1. 2. 2 合否決定基準
  1. 3 試験問題の実績
   1. 3. 1 過去の出題項目
   1. 3. 2 出題分野
    (1)倫理規範 (2)技術専門職 (3)関連法規、制度 (4)事 例
   1. 3. 3 難易度
  1. 4 受験の準備
   1. 4. 1 目標得点と自分の実力把握
   1. 4. 2 適性科目の勉強方法
  1. 5 試験会場での問題取り組みの心得
   1. 5. 1 答案用紙
   1. 5. 2 失格条項
   1. 5. 3 時間配分
  1. 6 適性科目試験に取り組むための本書の構成
 第2章 技術者倫理基礎
  2. 1 技術者倫理が必要とされる理由と技術者への期待
  2. 2 倫理とは
   2. 2. 1 倫理学
   2. 2. 2 参考としての伝統的な倫理
   2. 2. 3 札野の定義
   2. 2. 4 杉本の定義
    (1)モラル (2)倫 理
   2. 2. 5 佐藤の定義
  2. 3 技術者倫理の4つの発展段階
  2. 4 法と倫理の関係
  2. 5 技術者倫理の特異性
   2. 5. 1 技術業は人工物を取り扱う
   2. 5. 2 技術専門職と他の専門職との倫理的立場の比較
    (1)医 師 (2)公認会計士 (3)技術者
   2. 5. 3 集団思考という特徴
  2. 6 技術者倫理に関するQ&A
 第3章 倫理規範
  3. 1 原則と義務
  3. 2 技術者倫理、6つの原則
  3. 3 技術者倫理、9つの義務(責務)
  3. 4 相反問題、線引き問題
  3. 5 技術士法
  3. 6 技術士倫理綱領
  3. 7 倫理的判断の基準
 第4章 技術専門職
  4. 1 専門職および専門職業団体
  4. 2 技術士制度
   4. 2. 1 技術士制度小史
   4. 2. 2 技術士プロフェッション宣言
   4. 2. 3 修習の仕組み
  4. 3 海外の技術者資格
    (1)欧州大陸の技術者制度 
(2)英国のチャータード・エンジニア制度 
(3)欧州エンジニア団体連合(FEANl) 
(4)ユーロエンジニア(Eur Ing) 
(5)米国プロフェッショナル・エンジニア(PE) 
(6)技術者資格の国際整合化
  4. 4 倫理綱領、倫理規定
 第5章 関連法規
  5. 1 公益通報(内部告発)
   5. 1. 1 内部告発の定義
   5. 1. 2 内部告発の価値
   5. 1. 3 内部告発が正当化される条件
   5. 1. 4 我が国の告発者保護法
   5. 1. 5 公益通報者保護法
  5. 2 製造物責任法
  5. 3 個人情報保護法
  5. 4 知的財産
 第6章 事  例
  6. 1 スペースシャトルチャレンジャー号事故
  6. 2 シティコープビル
  6. 3 フォード・ピント事件

 補章 「良い仕事」という概念の導入
  補. 1 目 的
  補. 2 「良い仕事」の定義
  補. 3 「良さ」の大小
   補. 3. 1 自立性
   補. 3. 2 自律性
   補. 3. 3 結果の影響力
   補. 3. 4 責任の引き受け
   補. 3. 5 自己犠牲
   補. 3. 6 創造性
   補. 3. 7 非代替性
   補. 3. 8 マイナス要因も評価に組み込むこと

  付録:技術者倫理の種々の著作および定義

はじめに

 技術士第一次試験の基礎科目および適性科目を準備するときに基本書として常に座右に置いていただく本を作りました。
 技術士第一次試験は短期間の準備で通過するべき試験です。専門科目の準備にはそれなりの時間がかかるため、基礎科目および適性科目については特に能率の良い勉強をしなければなりません。
 筆者等は通信教育(技術士試験突破講座)、機械学会や土木学会、地域の建設コンサルタント協会などにおける多数の講義を通して基礎科目および適性科目について、受験者がどのような能力をすでに保有し、何が不足しているかを掴んできました。その結果、基礎科目についてはすでに多くの能力を保有しているのにそれを有効に活かす勉強をしていないこと、適性科目についてはこれとは逆にこれまでの慣習にとらわれるばかりで倫理的思考を学ぶ姿勢に欠けていることが課題であると認識しました。
 この認識に基づき本書では次の勉強方法を提案しています。
 基礎科目については、試験合格のために必要なものは個別の些末な知識ではなく、5つの分野(設計、情報、解析、材料、環境)の総合的な技術体系といくつかの重要な各論を理解すること。適性科目についても法規やケースの些末な知識ではなく、技術者倫理の基本原理から解き明かされる倫理的判断の基準を理解することです。これによって記憶に頼らず、自らの理解によって第一次試験を突破することが可能となります。
 このようにして第一次試験を突破されたあかつきには、工学全体を俯瞰する能力を我がものとしてどのような状況に遭遇してもその現象が持つ意味を理解することができるでしょう。また倫理的判断力を備え、きびしい局面に遭遇したときにも誤りなく適切な選択を行うことができるはずです。
 新たな技術士の誕生をお待ちしております。

 本書のタイトルにある〈突破〉講座とは1995年に刊行した『技術士試験突破マニュアル』を嚆矢とする技術士試験の対策シリーズをいいます。この本は技術士試験の答案作成の方法を論理化し、準備作業を合理的に再構築しました。今回、新たに第一次試験の基礎科目、適性科目についても所要能力を体系化し、一歩一歩知識を積み上げて、合格に至る手戻りのない手順を完成させました。本書を手に取っていただいたすべての方がこの試験に合格され、第二次試験に進んでいかれることを願っています。

 2013年5月
 著者 小西 義昭・佐藤 国仁

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