買い物かごへ

初心者必携!
実務に役立つ自動機設計ABC

定価(税込)  2,420円

著者
サイズ A5判
ページ数 192頁
ISBNコード 978-4-526-06572-9
コード C3053
発行月 2010年11月
ジャンル 機械

内容

本書では、自動化技術における自動機の位置づけといった基礎のきそから、自動機の機能、ワークハンドリング、自動機の制御と自動機に必要な知識を重要ポイントに着目しながら解説する。また設計事例に基づく実習も取り入れ、実際の設計手順を踏まえながら、自動機設計の考え方を学ぶ。

熊谷英樹  著者プロフィール

(くまがい・ひでき)
1981年   慶應義塾大学工学部電気工学科卒業
1983年 慶應義塾大学大学院電気工学専攻修了
住友商事株式会社
1988年 株式会社 新興技術研究所技術本部
現在 株式会社 新興技術研究所専務取締役
日本教育企画株式会社代表取締役社長
神奈川大学理工学部非常勤講師
職業能力開発総合大学校非常勤講師
高度職業能力開発促進センター講師
山梨県産業技術短期大学校非常勤講師
メカトロニクス技術認定試験(自動化推進協会)委員
など

●著 書
「ゼロからはじめるシーケンス制御」日刊工業新聞社、2001年
「すぐに役立つVisual Basicを活用した機械制御入門」日刊工業新聞社、2002年
「すぐに役立つVisual Basicを活用した計測制御入門」日刊工業新聞社、2002年
「必携 シーケンス制御プログラム定石集」日刊工業新聞社、2003年
「Visual Basic. NETではじめる計測制御入門」日刊工業新聞社、2004年
「Visual Basic. NETではじめるシーケンス制御入門」日刊工業新聞社、2005年
「シーケンス制御を活用したシステムづくり入門」森北出版、2006年
「ゼロからはじめるシーケンスプログラム」日刊工業新聞社、2006年
「はじめてつくるVisual C♯制御プログラム」日刊工業新聞社、2007年
「絵とき PLC制御基礎のきそ」日刊工業新聞社、2007年
「MATLABと実験でわかるはじめての自動制御」日刊工業新聞社、2008年
「現場の即戦力 使いこなすシーケンス制御」技術評論社、2009年
「現場の即戦力 はじめての油圧制御」技術評論社、2009年
「新実践自動化機構図解集」日刊工業新聞社、2010年
他多数

目次

第1章 自動機設計へのアプローチ  
 1.1 工場の中の自動機  
 1.2 作業工程の自動化  
 1.3 自動化技術と自動機  
 1.4 ワークと治具  
 1.5 ワークに対して仕事をするユニット  
 1.6 作業ユニットを構成する要素  

第2章 自動機の持つ機能と作業工程  
 2.1 自動機の機能的な分類  
 2.2 自動機の移送技術と作業工程  

第3章 ワークの自動供給技術  
 3.1 ワークの自動供給技術  
 3.2 連続材による自動供給  
 3.3 バラ積み部品の整列供給  
 3.4 配列供給方式  
 3.5 自動供給のための製品設計  

第4章 ワークハンドリング設計  
 4.1 ワークの精度と自動機の精度  
 4.2 ワークの精度によるトラブル停止  
 4.3 ワークの外径寸法のバラツキに対応した設計 
 4.4 ワークの芯ずれに対応した設計  
 4.5 はめ合いと部品の精度  
 4.6 チャックの構造と位置決め  

第5章 自動機のセンサ技術  
 5.1 自動機に使われるセンサ  
 5.2 近接センサ  
 5.3 光電センサ  
 5.4 光ファイバセンサ  
 5.5 安全対策に使われるセンサ  
 5.6 画像処理  

第6章 自動機の制御  
 6.1 リレーの機能を利用したシーケンス制御  
 6.2 PLCを中心にした制御装置の構成  
 6.3 PLCを使ったシーケンス制御  
 6.4 自己保持回路  
 6.5 ラダープログラムの作り方  
 6.6 機械設計技術者に必要な制御の知識  
 6.7 機械制御のカンどころ  
 6.8 複数のセルを持つ自動機の制御  
 6.9 PLCを使った高度な制御  

第7章 自動機設計の事例  
 7.1 手作業の自動化と作業工程の解析  
 7.2 自動化の対象ワークと治具の検討  
 7.3 移送装置の選定  
 7.4 フリーフローライン型自動組立機の設計  
 7.5 第1工程(マガジンによる自動供給)  
 7.6 第2工程(ボウルフィーダによる自動供給)  
 7.7 第3工程(ドラムフィーダによる自動供給)  
 7.8 完成品の自動取出し工程  

索引

はじめに

 本書はこれから自動化の技術を学ぶ人のために、自動機を設計するときに必要な知識や考え方の基本を身につけることができるように構成されている。各章では、具体的に工場の中の工程を自動化する例を使って、どのように自動化を進めて、どのような自動機を設計すればよいのかという手順をわかりやすく説明してある。
 たとえば部品を自動で組立てて完成品にするといった工程を機械化する自動機を完成するには沢山の技術の集積が必要になる。その技術の中身は、部品を自動で供給する技術、部品のハンドリング技術、ワークの固定やガイドといった治具の技術、作業工程を機械化する技術、生産工程の流れを決める移送の技術、検出や検査を行うセンサや測定器の技術、機械を思い通りに動かす制御の技術などに分けられ、これらの技術が集まって自動機を構成している。
 自動機の設計は、このような技術全体を理解していないと完全なものを作ることができない。本書では下記のような章立てにして、自動機の設計に必要な基礎知識を項目ごとに分けてあるので、一つずつ順を追って学習できるようになっている。

   第1章 自動機設計へのアプローチ
   第2章 自動機の持つ機能と作業工程
   第3章 ワークの自動供給技術
   第4章 ワークハンドリング設計
   第5章 自動機のセンサ技術
   第6章 自動機の制御
   第7章 自動機設計の事例

 自動機の設計に利用されるメカニズムやアクチュエータなどの要素技術についての詳細な解説が必要な人や、さまざまな機械要素の特性やアプリケーションについての知識を増やしたい向きには、『新・実践自動化機構図解集』(日刊工業新聞社発行、熊谷英樹著)をあわせて参照いただくと、より理解を深められると思う。
 また、PLCを使ったシーケンス制御技術に関して、実践的なシーケンスプログラムを定石として豊富に掲載した『必携・シーケンス制御プログラム定石集』(日刊工業新聞社発行、熊谷英樹著)や、制御技術の初心者であれば、『絵とき・PLC制御基礎のきそ』(日刊工業新聞社発行、熊谷英樹著)などをお薦めする。

 2010年11月
 熊谷英樹 

買い物かごへ