買い物かごへ

基礎をしっかりマスター
ココからはじめる機械加工

定価(税込)  1,980円

著者
サイズ A5判
ページ数 144頁
ISBNコード 978-4-526-06499-9
コード C3053
発行月 2010年07月
ジャンル 機械

内容

より広い読者を対象とした、現場実務を扱った書籍シリーズの第2弾。機械加工の各種技術・技能について、最低限習得すべき基礎的な事柄と初歩的な知識をわかりやすくまとめている。目で見て理解できるように、図(イラスト)や写真を使用し、機械加工の初心者のニーズに応える内容となっている。

平田宏一  著者プロフィール

(ひらた こういち)

1967年 東京生まれ
1992年 埼玉大学大学院理工学研究科機械工学専攻修了
1992年 運輸省 船舶技術研究所 機関動力部 研究官
1998年 埼玉大学大学院理工学研究科より博士(工学)取得
現在 (独)海上技術安全研究所 次世代動力システムセンターセンター長

 学生時代から模型スターリングエンジンなどの実験装置の設計・製作をはじめる。現在、同研究所において、スターリングエンジンや舶用ディーゼルエンジンの研究に従事。主に機械設計と熱機関を専門分野とし、さまざまな実験装置の設計・試作を行っている。

主な著書
「はじめて学ぶ熱力学」(共著)、オーム社、 2002年
「マイコン搭載ロボット製作入門 ―AVRで魚型ロボットのメカを動かす―」CQ出版、2005年
「絵とき 機械加工 基礎のきそ」日刊工業新聞社、2006年
「絵とき 機械設計 基礎のきそ」日刊工業新聞社、2006年
「絵とき 機械用語事典【作業編】」(共著)、日刊工業新聞社、2007年
「絵とき 機械用語事典【設計編】」(共著)、日刊工業新聞社、2007年
「目で見てわかる 手仕上げ作業」日刊工業新聞社、2008年
「絵とき 続・機械加工 基礎のきそ」日刊工業新聞社、2009年
「絵とき 機械強度設計 基礎のきそ」(共著)、日刊工業新聞社、2009年
「絵とき 続・機械設計 基礎のきそ」日刊工業新聞社、2009年
「スターリングエンジンの設計」(共著)、パワー社、2009年
「模型づくりで学ぶスターリングエンジン」(共著)、オーム社、2009年
「機械・仕上の総合研究(上・下)」技術評論社、2009年
「機械製図の総合研究」技術評論社、2009年
「機械加工(学科)精選問題50」技術評論社、2009年

ホームページ
http:/www.nmri.go.jp/energy/khirata/index_j.html

tp://www.nmri.go.jp/energy/khirata/index_j.html

目次

第1章 機械加工とは
1-1 ココからはじめる機械加工の要点
1-2 機械図面を読み取る
確認問題

第2章 機械加工をはじめる前の基礎知識
2-1 加工の段取りと材料の切り出し
2-2 寸法測定
2-3 けがき作業
2-4 ねじ切り作業
2-5 やすりをかける
2-6 機械の組立・分解
2-7 ドリルの知識とボール盤加工
確認問題

第3章 旋盤加工
3-1 旋盤の構造と加工条件
3-2 旋盤加工をはじめる前に
3-3 旋盤の基本操作
3-4 バイトの種類
3-5 穴あけ加工・中ぐり加工
3-6 突切り加工・溝加工
3-7 その他の旋盤加工1
3-8 その他の旋盤加工2
確認問題

第4章 フライス盤加工
4-1 フライス盤の種類と構造
4-2 フライス盤加工に使う付属装置
4-3 エンドミルによる加工
4-4 その他のフライス盤加工
確認問題

第5章 NC工作機械
5-1 NC工作機械の種類と特徴
5-2 NC旋盤による加工
5-3 マシニングセンタの形式と特徴
5-4 ワイヤカット放電加工機
5-5 NCプログラム
5-6 NC工作機械を使いこなすための九か条
確認問題

第6章 機械加工の安全
6-1 機械加工を安全に行うために(その1)
6-2 機械加工を安全に行うために(その2)


はじめに

 機械加工とは、金属材料を削るための工具や工作機械を使って、素材や機械部品を決められた寸法・形状に仕上げていく作業です。この作業は、モノづくりをする上でとても大切です。
 筆者は、自らが使う研究・実験装置や研究室に受け入れた機械系大学生の実験装置の設計・製作をしてきました。筆者らがつくる機械は、他の方に使われる製品ではありませんが、モノづくりの基本、機械加工の基本は同じであると考えています。
 本書は、機械系の学生や若い技術者など、これから機械加工をはじめる方を対象としています。例えば、工作機械をまったく使ったことがない学生に機械加工を教えようとした場合、工具の取り付けや材料の準備など、あらかじめほとんどの段取りをしておき、工作機械のスイッチ操作を教えます。そして、やってはいけないことを伝え、工作機械の基本操作を教えます。あとは、図面通りに部品をつくってみるように指示します。とまどいながらも何とか部品をつくれる学生もいれば、失敗を重ねる学生もいます。工作機械の操作に少し慣れてきたら、材料の取り付けなどに細かい段取りの仕方や機械加工の「理屈」を説明します。本来、機械加工は多くの経験を積みながら、技術・技能を向上させていくものです。
 本書は、自著「絵とき 機械加工の基礎のきそ、2005年」をベースとしていますが、工作機械の操作をわかりやすくするように、一部の図面を描き直したり、新たなイラストを追加したりなどの工夫をしています。
 本書が、これから機械加工をはじめようとしている方々の最初の情報源となり、自己のスキルアップのために役立つことを期待しています。

2010年7月  平田宏一

買い物かごへ