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現場リーダーのための時間活用5原則

定価(税込)  2,420円

著者
サイズ A5判
ページ数 200頁
ISBNコード 978-4-526-06186-8
コード C3034
発行月 2008年12月
ジャンル 生産管理

内容

モノづくり現場は忙しい。少ない人員で顧客の注文に応じた生産をしつつ、品質管理活動や改善活動もしなければならないからだ。それだけに現場リーダーは今まで以上に時間を有効に活用しなければならない。そうした現場リーダーがための時間活用の必読書。

目次

目 次

第1章 時間活用5原則(廃即集活準)とは何か

1―1 時間活用5原則とは

1―2 なぜ時間活用5原則ができたのか



第2章 原則1:廃止する

2―1 「廃止する」とはどういうことか

2―2 なぜ「廃止する」のか

2―3 どうすれば「廃止」できるのか

2―4 「廃止する」ためのノウハウ(表2―1〜表2―11)



第3章 原則2:即実施する

3―1 「即実施する」とはどういうことか

3―2 なぜ「即実施する」のか

3―3 どうすれば「即実施」できるのか

3―4 「即実施する」ためのノウハウ(表3―1〜表3―7)



第4章 原則3:集中する

4―1 「集中する」とはどういうことか

4―2 なぜ「集中する」のか

4―3 どうすれば「集中」できるのか

4―4 「集中する」ためのノウハウ(表4―1〜表4―8)



第5章 原則4:活用する

5―1 「活用する」とはどういうことか

5―2 なぜ「活用する」のか

5―3 どうすれば「活用」できるのか

5―4 「活用する」ためのノウハウ(表5―1〜表5―12)



第6章 原則5:準備する

6―1 「準備する」とはどういうことか

6―2 なぜ「準備する」のか

6―3 どうすれば「準備」できるのか

6―4 「準備する」ためのノウハウ(表6―1〜表6―7)



第7章 時間活用5原則適用のポイント

7―1 時間の性質と時間活用5原則の関連

7―2 時間活用5原則と時間の関連との図解

7―3 時間活用5原則適用上の留意点

7―4 時間活用かるた

7―5 時間活用5原則で楽しく仕事をしよう

7―6 F1と時間活用5原則



第8章 時間活用の事例

8―1 廃止する

8―2 即実施する

8―3 集中する

8―4 活用する

8―5 準備する



第9章 時間の使い方が人生を決める

9―1 時間は人生

9―2 公私ともに時間を大切にする

9―3 毎日がON

9―4 遊びも重要

9―5 時間を活用して楽しい人生を送ろう

索 引

はじめに

はじめに

まずはじめに学生時代の友人同士であるA氏とB氏の会話を聞いていただこう。

A「最近どうだい。忙しいかい」

B「おかげさまで、忙しいよ。息つく暇もないくらいだ」

A「それは困ったものだ。息くらいはついてほしいね」

B「ところで君はどうなんだい」

A「ちょうどいいくらいかな。仕事量は変わらないけど、最近かなりゆとりがあるね」

B「そうかい。それは何よりだ。でも忙しいほうがいいんじゃない?」

A「そうかな。忙しいという字を分解すると、心を亡くすと書くだろう。あまり忙しすぎると、人としての心がなくなって機械みたいになってしまうよ」

B「そう言われてみると思い当たるふしもあるな。最近、家族との会話も少ないし、好きな釣りにもしばらく行ってないな。ゆったりした気分になったこともないよ」

A「会社ではどうなんだい?」

B「会社では、もっと心がないかもしれない。この間なんて、ある会議中に内職してメールを打ちながら、残業の配置を考えていたもんな!」

A「その会議では何か決まったの?」

B「ただ出席していただけだから、よくわからないよ」

……………



二人の会話をどうお感じになっただろうか。自分と似ていると思った方がいるかもしれない。あるいは、中には「日本人は忙しいのが美徳だ」と考えてB氏を指示する方がおられるかもしれない。でも本当にそうだろうか。人生は一度だ。誰もが豊かで実りある人生を送りたいと願う。忙しいことが豊かで実りある人生につながるのであれば、それも悪くない。しかしB氏のように、あまりに忙しすぎて自分を見失ってしまったら、充実した人生など送れるはずはない。

製造現場は日々忙しい。まるで戦場のようである。安全確保、品質管理、納期遵守、ISOの監査、コストダウン……やることが多すぎる。その中心にいるのが現場リーダーである。リーダーが忙しいのも無理はない。しかしリーダーが忙しすぎて、チーム全体を見られなくなったら、そのチームの効率や士気が落ちるのも明白だ。チームのメンバーが個々ばらばらなことをしたら、せっかくの優秀な人材も烏合の衆になってしまうからだ。

元気な現場は、元気な社員がつくる。元気になる重要な要素は、製造現場を楽しむことである。楽しむためには、ある程度のゆとりが必要だ。ゆとりができれば仕事はもちろん、プライベートでも生活の質が高まる。時間に追われていたのでは、決してゆとりは生まれない。ゆとりは時間をうまく活用することによって生まれるのだ。本書は、忙しい現場リーダーに、時間の賢い使い方をアドバイスすることをねらいとしているが、現場リーダー候補者や管理者あるいは作業者の方にも十分活用していただける内容になっている。また仕事だけでなく、私生活への応用も十分できる。本書を参考にして、時間を有効に活用し、仕事を楽しみ、元気な社員、元気な会社を作っていただきたい。さらには私生活を含め、豊かで楽しく実りある人生を送っていただけたら、著者としても本望である。



2008年10月越前 行夫

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