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絵解き すぐできる商品管理・物流管理

定価(税込)  2,090円

著者
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サイズ A5判
ページ数 160頁
ISBNコード 978-4-526-06113-4
コード C3034
発行月 2008年08月
ジャンル 経営 ビジネス

内容

商品管理・物流管理の基本を押さえたうえで、近年ニーズが高まっているWMS(倉庫管理システム)の基本と導入事例などをやさしく解説。さらにより安価で導入できるASPやSaaS(サース)と呼ばれる商品管理・物流管理のしくみと事例なども紹介する。1テーマを見開き2ページで、図解でまとめている。

目次

目次

はじめに



第1章 商品・物流管理の基本

・戦略的な商品管理を推進し、企業システムを刷新

・SCMの構築で物流管理を緻密化

・在庫回転率、商品回転率の向上を目指す

・物流現場での欠品の発生を回避

・在庫管理の良し悪しが商品競争力にも影響

・商品管理、物流管理を結ぶ情報システムを導入

・インターネットを活用しての商品・物流管理を実践

・戦略的な仕入れ管理を実践

・マーチャンダイジングの視点からの商品管理を推進

・商品特性の分析と在庫戦略

・商品管理、物流管理の責任者を明確に

・棚卸管理の重要性を認識

・物流アウトソーシングと物流管理の関係も把握

コラム インカ時代の物流



第2章 商品管理とサプライチェーン構築の課題

・ますます高度化するサプライチェーン上の情報管理

・物流管理に必要なWMSの導入

・物流センター起点の商品・物流管理体制を構築

・売れ筋商品を迅速かつ的確に把握

・商品管理の原則は過剰在庫と品切れに対する適切な対応

・ネット通販で注目される「ロングテール」にも配慮

・返品管理をしっかり実践

・物流KPIの導入で商品・物流管理もさらに効率化

・商品管理と物流管理の枠組みをITで融合

コラム 世界が1つの時代の物流

第3章 インターネットの活用と物流ビジネスモデル

・ますます加速するネット通販のビジネス市場

・「実店舗を閉鎖してネット専業」という流れ

・円滑な受注処理が必要なネットモールでの店舗経営

・アパレル・雑貨のネット通販における在庫管理の心構え

・ドロップシッピング対応の商品・在庫管理システムの構築

・ 多様な小売り形態に対応したシステムの構築

・インターネットのサービスの主流となるSaaS

・SaaSとBPOの戦略的な連携を推進

・SaaS時代の情報管理の鍵となるSLA

コラム アパレル商品の在庫戦略



第4章 倉庫管理・入出荷管理システムの基本

・WMSの基本機能を確認

・さらなる進化を遂げつつあるWMS

・WMS導入により多大なメリットを生む

・WMSの活用でセンター運営を効率化

・ロジスティクス戦略から見たWMS導入の効果

・WMSの活用で高度化する入荷管理

・WMSの活用で在庫管理を効率化

・WMSと関連システムを戦略的に連動

・ロケーション管理の徹底でWMSを円滑に導入

コラム SPAと百貨店の物流の違い



第5章 倉庫管理・入出荷システムの導入と利点

・これまでのWMSの導入の手順

・ASP/SaaS型のWMSの導入の手順

・効率的にサーバーを管理

・円滑な検品体制を構築

・マテハン機器の活用を効果的に支援

・入荷プロセスの効率化を促進

・在庫管理の徹底と可視化を促進

・欠品・過剰在庫への対応

・迅速で正確な出庫・出荷を支援

・欠品のない受注システムを構築

・業種業態別に特色の異なるWMS

コラム WMSの「カスタマイズ」



第6章 WMS活用による物流効率化の事例

・SaaS型WMSの基本プロセス

・最先端のASP/SaaS型WMSの導入で物流コストを削減

・相次ぐアパレルメーカーのSaaS型WMSの導入

・拠点集約に合わせてWMSを導入

・商品管理と物流管理の2つの機能を内包

コラム アパレルでも広がる物流アウトソーシングへの流れ



第7章 これからの商品・物流管理

・高度化する物流センター機能

・RFIDとの連動を視野に入れた商品・物流管理

・ますます広まるSaaS型WMSの導入

・携帯電話との連動が加速

・環境戦略に配慮したWMSの機能アップ

・求荷求車、求倉などとの連携を強化

コラム 地産地消



主要参考文献

索引

はじめに

はじめに





「売れ筋の商品をいかに効率的に管理すればよいのか」、「販売チャネルに合わせて的確な物流管理をどのように進めていくのか」といったことは製造業、流通業、物流業などにとってビジネスの成否を決める重要なテーマとなっています。

インターネットの発達やグローバル化の流れが加速し、ビジネスモデルもますます多様化の傾向を強めています。そのなかでも商品・物流管理の重要性はこれまで以上に高まっているといえるでしょう。リアルタイムで動くインターネットの高速性を考慮してのタイムリーな物流システムを構築、管理する必要もあります。

けれども物流にはこれまで、「人もお金もかけなかった」という企業が多かったようです。「販売戦略、販売チャネルの構築、整備は進んでいるものの、商品の管理体制や物流システムの構築にまではとても手が回らない」という企業が多々、存在します。「いかに売るかという算段はできても、モノの流れを管理することは簡単にはできない」ということなのでしょう。「開発には優秀な頭脳を、販売には接客に長けた人材をそろえ、資金を投入した。しかし物流については間に合わせの人材で行い、後処理的に対応してきた」というわけです。

また商品管理、物流管理の側面からサプライチェーンマネジメント(SCM)のサブシステムとして注目を集めるWMS(ウエアハウスマネジメントシステム:倉庫管理システム)の導入にも、多大なコスト負担や時間がかかるという声が聞こえます。

本書では、そうしたビジネスの現場における商品管理、物流管理という死角を補う方策をわかりやすく解説することにしました。時代の流れに適応した効果的、効率的で売上向上やコスト削減にもつながるノウハウをWMSの導入を基軸におきながら、ていねいに紹介していきます。

本書の第1章「商品・物流管理の基本」では、商品・物流管理の基本事項を整理し、わかりやすく説明します。第2章「商品管理とサプライチェーン構築の課題」では、現在の商品・物流管理の直面している課題や問題点について述べながら、サプライチェーン構築をいかにスムーズに実現していくかについて解説します。

第3章「インターネットの活用と物流ビジネスモデル」では、ますます拡大するインターネットビジネスの現況をふまえ、それを応用しての商品・在庫管理、物流ビジネスモデルの可能性について触れます。そして第4章「倉庫管理・入出荷管理システムの基本」では、タイムリーな入出荷管理を念頭においての倉庫管理、物流管理の基本事項をやさしく整理していきます。

さらに第5章「倉庫管理・入出荷システムの導入と利点」では、実際にインターネットを介して緻密な商品管理を可能にする入出荷システム、在庫管理システム、WMSをどのように導入していくかをその利点に触れながらていねいに解説します。

第6章「WMS活用による物流効率化の事例」では、アパレル・雑貨業界を中心に先進的なWMSの導入により実現された物流効率化の事例を紹介していきます。

第7章「これからの商品・物流管理」では、拡大するネット通販市場や刷新が続く商品・物流管理の潮流を見すえて、これからの商品・物流管理の方向性を説明します。

本書を通して商品・物流管理のノウハウを身に付けることで、読者のみなさんのさまざまな可能性がさらに広がることを祈ってやみません。



2008年8月

遠藤八郎

鈴木邦成

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