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絵とき「難研削材加工」基礎のきそ

定価(税込)  2,640円

著者
サイズ A5判
ページ数 224頁
ISBNコード 978-4-526-06056-4
コード C3053
発行月 2008年04月
ジャンル 機械

内容

軽薄短小産業に重要な役割を果たしているセラミックスやガラス、複合材料などの難研削材加工は、鋼材研削よりもさらにノウハウが求められている。本書は、これらの難研削材にターゲットを絞り、研削加工の基礎と応用をわかりやすくまとめている。

目次

目 次



はじめに

第1章 研削加工の基礎知識



第2章 難研削材とは



第3章 ファインセラミックスと製造工程

3−1 ファインセラミックスとは

3−2 ファインセラミックスの製造工程



第4章 セラミックス部品の研削方法

4−1 セラミックス部品のいろいろな研削方法

4−2 セラミックス加工用研削盤



第5章 超砥粒ホイール

5−1 超砥粒ホイールとその選択

5−2 超砥粒ホイールのツルーイング・ドレッシング

5−3 超砥粒ホイールのバランス調整



第6章 工作物の取り付け方法



第7章 セラミックスの研削特性と研削切断



7−1 ファインセラミックスの研削特性

7−2 セラミックスの研削切断



第8章 セラミックスの平面研削と成形研削

8−1 セラミックスの平面研削

8−2 セラミックスの成形研削



第9章 セラミックスの円筒研削とNC機による研削

9−1 セラミックスの円筒・センタレス研削

9−2 NC工作機械でのセラミックスの研削



第10章 セラミックスのELID研削と超音波研削

10−1 セラミックスのELID研削

10−2 セラミックスの超音波研削



参考文献

索引

はじめに

はじめに

若い人達の製造業離れが著しく、また団塊世代の大量退職に伴う熟練技能継承が問題になっている今日、少しでも若い人達にものづくりの重要性とその楽しさを知って貰おうと、今までに経験してきたことを「絵とき 研削加工 基礎のきそ(日刊工業新聞社 発行)」にまとめました。またその本をもとにして、各地で講演し、切削や研削などの基盤技術の重要性とその技能・技術の一端を紹介しました。しかしながら今までにまとめてきたものは、鋼材が主力で、ガラスやセラミックスなどの硬脆材料については、ほとんどふれることができませんでした。

鉄の歴史は古いので、加工の理論やそのデータベースが確立されていますが、ファインセラミックスについては開発されてから日が浅いために、それらが全く確立されていないのが現状です。またガラスやセラミックスなどの加工に関しては、ノウハウが非常に多いので、それらをすすんで公開しようとする企業はほとんどありません。しかしながら製品が高付加価値化するにつれて部品が軽薄短小化しています。そしてガラスやセラミックスなどの硬脆材料の精密加工の必要性が高くなり、その加工の理論やデータベースの確立を求める声が大きくなっています。そのため少ない経験と限られたデータをもとにして、何とか若い人達にガラスやセラミックスなどの硬脆材料の機械加工を理解して貰うための本をまとめられないかと考えておりました。

そのような折り、日刊工業新聞社の奥村功氏と新日本編集企画の飯嶋光雄氏から、ガラスやセラミックスなどの硬脆材料の精密研削を若い人達にわかりやすく解説した絵解きの本を執筆したらというお誘いを受けました。手持ちのデータが少なく、まとまった本になるか心配でしたが、勇気を出して執筆することと致しました。

また執筆に際して、多くの企業から資料提供の申し出がありました。そこでこれらの資料に基づき、できるだけ事例を多くし、絵解きでセラミックスなどの硬脆材料の精密研削を紹介することに致しました。

書き出してみると、これも紹介したい、あれもということで、だんだんと内容が多くなってしまい、簡潔にまとめられませんでした。この点はお許し願いたいと思います。この本が硬脆材料の精密研削に携わる、またはこれから始めようとする若い人達に少しでもお役に立てば望外の喜びです。

最後に、執筆にあたって(株)エミネントサプライ、旭ダイヤモンド工業、セラテックジャパン、京セラ、昭和電工、ディスコ、日化精工、オグラ宝石精機、ノリタケカンパニーリミテド、エレメントシックス、マルトー、三和ダイヤ工販、日本碍子、ハタ研削、日進機械製作所、アライドマテリアル、三菱マテリアル、牧野フライス製作所、ナガセインテグレックス、岡本工作機械製作所、岳将、ナノテムおよびJUST株式会社など(順不同)の各社から貴重な資料の提供をいただきました。この場を借りて厚く御礼申し上げます。



平成20年4月

海野 邦昭

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