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絵とき「PLC制御」基礎のきそ

定価(税込)  2,200円

著者
サイズ A5判
ページ数 160頁
ISBNコード 978-4-526-05889-9
コード C3053
発行月 2007年06月
ジャンル 機械

内容

本書は、プログラマブルコントローラ(PLC)を使って機械を動かしたり、製造現場の制御をしたりするための基礎知識をやさしく解説した入門書。PLCの使われ方、PLC制御のメリット・デメリット、ラダー図の作り方の基礎など、必要最小限の知識を提供する。

熊谷英樹  著者プロフィール

熊谷英樹(くまがい・ひでき)
 1981年 慶應義塾大学工学部電気工学科卒業
 1983年 慶應義塾大学大学院電気工学専攻修了
     住友商事株式会社電子電機本部
 1988年 株式会社 新興技術研究所技術本部
現在 同社取締役開発部長
日本教育企画株式会社代表取締役社長(兼務)
新興テクノ株式会社監査役(兼務)
高等技術専門校非常勤講師
産業技術短期大学校非常勤講師
メカトロニクス技術認定試験(自動化推進協会)委員
●著 書
「実践 自動化機構図解集」(共著)、日刊工業新聞社、1991年
「すぐに役立つVisual Basicを活用した機械制御入門」日刊工業新聞社、2000年
「ゼロからはじめるシーケンス制御」日刊工業新聞社、2001年
「すぐに役立つVisual Basicを活用した計測制御入門」日刊工業新聞社、2002年 
「必携 シーケンス制御プログラム定石集」日刊工業新聞社、2003年
「Visual Basic. NETではじめる計測制御入門」日刊工業新聞社、2004年
「Visual Basic. NETではじめるシーケンス制御入門」日刊工業新聞社、2005年
「ゼロからはじめるシーケンスプログラム」日刊工業新聞社、2006年
他多数

目次

はじめに

第1章 機械装置とPLC
 1-1 機械装置を設計しよう
 1-2 電線の出どころは
 1-3 どうしてこんなにたくさんの電線があるの?
 1-4 信号線はPLCにつなぐ
 1-5 PLCの入出力とプログラムの関係
 1-6 PLCのプログラムの作成
 1-7 ラダープログラムの転送
 1-8 制御盤を使った配線
 1-9 プログラムの実行

第2章 PLCの概要
 2-1 PLCとラダー図
 2-2 PLCの外観
 2-3 PLCの各部の機能
 2-4 PLCはどこにあるのか
 2-5 PLCは何をしているの?
 2-6 PLCに入る信号と出る信号
 2-7 なぜPLCが制御に使われるのか
 2-8 PLCと他の制御方式の比較

第3章 リレー制御とPLC制御
 3-1 リレーシーケンス制御
 3-2 PLC制御の仕組み
 3-3 リレー回路とラダープログラムの関係
 3-4 ラダープログラム
 3-5 PLCを使った簡単なシステム構築例

第4章 PLCの演算方式
 4-1 ラダープログラムと論理演算の関係
 4-2 ラダープログラムとニーモニクの関係
 4-3 PLCの演算順序
 4-4 タイマとカウンタ

第5章 PLCを使った制御の流れ
 5-1 PLCと機器の接続
 5-2 PLCと外部機器の電気接続
 5-3 ラダープログラムを作るために必要な情報
 5-4 機械装置のイメージの作り方
 5-5 ラダープログラムを作成する作業
 5-6 自己保持回路を使った一般的なラダープログラム作成例
 5-7 PLC制御の構築手順
 5-8 ラダープログラムの作成と転送
 5-9 ラダープログラムの実行と異常表示
 5-10 ラダープログラムのモニタとデバッグ

第6章 こんなシステムを作りたければ、こういう組合せ
 6-1 「ケース1」装置を操作しやすくしたい 
     操作パネルと組み合わせる
 6-2 「ケース2」数値設定や数値表示をしたい
     サムロータリスイッチと7SEG表示器を使う
 6-3 「ケース3」稼働時間や生産数量を表示したい
     タイムカウンタやトータルカウンタを使う
 6-4 「ケース4」生産数量を設定したい
     プリセットカウンタを使う
 6-5 「ケース5」統合的に一つの画面で操作や表示したい
     タッチパネルと組み合わせる
 6-6 「ケース6」品物の有無を検出したい
     センサを使う
 6-7 「ケース7」品物の有無を非接触で検出したい
     光センサや磁気センサを使う
 6-8 「ケース8」電圧の異なる機器を動かしたい
     電磁リレーを使う
 6-9 「ケース9」空気圧で動作させたい
     ソレノイドバルブでシリンダを駆動する
 6-10 「ケース10」モータで機械を動かしたい
     ACモータを使う

第7章 高機能を使ったシステム構築
 7-1 位置制御ユニット
 7-2 アナログ入出力ユニット
 7-3 シリアル通信
 7-4 イーサネット通信
 7-5 オープンフィールドネットワーク
 7-6 リモートI/O
 7-7 PLCリンク

あとがき
参考文献
索引

はじめに

本書ははじめてPLC(プログラマブル・ロジック・コントローラ)を使う人や、PLCを見たことも、触わったこともないような人のために、PLCがどのようなもので、どうやって動作して、どういう機能を持っているのかという疑問に答えられるように執筆しました。制御の勉強はどこから手をつけてよいのかわからないといった初心者が、PLCを使えるようになるために必要な知識を無理なく身につけられるようにトピックを厳選してあります。

自動化装置のエンジニアであっても、PLCの初心者であるケースはとても多いものです。自分が設計しているシステムにPLCを導入することになって、制御システムの構築はどのように進めていったらよいのかという問題を抱えているエンジニアであれば、ぜひ本書をご一読いただきたいと思います。今までPLCを難しいと感じていた人であればなおさらです。PLCを使った制御の仕組みをいろいろな角度から分析するところから、PLCの高度な機能まで、システム構築に必要な内容が第1章から第7章までわかりやすく網羅されています。

どのようになっているか想像もつかないというところから、使ってみようと思うくらいに理解するためには、はじめに正しいイメージをつかむことが重要です。そこで、はじめて学ぶ人でも、PLCの基本からシステム構築までの幅広い内容を、“絵とき”を使って具体的なイメージを持ちながら読み進めてもらえるように工夫しました。

本書が読者諸賢のお役に立てることを期待してやみません。

2007年6月
熊谷 英樹

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