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絵とき 機械用語事典−設計編−

定価(税込)  2,750円

著者
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サイズ A5判
ページ数 208頁
ISBNコード 978-4-526-05866-0
コード C3053
発行月 2007年05月
ジャンル 機械

内容

機械設計に関連する用語を図表、写真を多用して、わかりやすく解説した事典。機械設計現場の具体的な場面を想定して解説を加えている。1ページに2ワードで計360ワードを収録。07年1月発行の「絵とき 機械用語事典−作業編」の続編。

平田宏一  著者プロフィール

平田宏一(ひらた こういち)
1967年 東京生まれ
1992年 埼玉大学大学院理工学研究科機械工学専攻修了
1992年 運輸省 船舶技術研究所 機関動力部 研究官
1998年 埼玉大学大学院理工学研究科より博士(工学)取得
現 在 (独)海上技術安全研究所 エネルギー・環境評価部門 主任研究員

学生時代から模型スターリングエンジンなどの実験装置の製作をはじめる。現在、同研究所において、スターリングエンジンやディーゼルエンジン研究に従事。主に機械設計と熱機関を専門分野とし、様々な実験装置の設計・試作をおこなっている。

主な著書
「模型スターリングエンジン」(共著)、山海堂、1997年
「スターリングエンジンの理論と設計」(共著)、山海堂、1999年
「はじめて学ぶ熱力学」(共著)、オーム社、2002年
「マイコン搭載ロボット製作入門 —AVRで魚型ロボットのメカを動かす—」、CQ出版、2005年
「絵とき『機械加工』基礎のきそ」日刊工業新聞社、2006年
「絵とき『機械設計』基礎のきそ」日刊工業新聞社、2006年

ホームページ  http://www.nmri.go.jp/env/khirata/index_j.html

大高敏男  著者プロフィール

大高敏男(おおたか としお)
1964年 東京生まれ
1990年 山形大学大学院工学研究科精密工学専攻修了
1990年 (株)東芝 家電技術研究所 入社
2000年 東京都立工業高等専門学校 助教授
2002年 博士(工学)取得(都立大学)
2003年 都立大学 客員講師
2005年 技術士(機械部門 第56798号)
2007年 国士舘大学 准教授

企業で冷凍機・空調機の研究・開発・量産設計に従事してきた。教育機関ではこれらを生かした実践的な機械設計手法や3次元CADを活用したモノづくり手法に関する講義を担当している。専門分野は熱工学、冷凍・空調工学。

主な著書
「失敗から学ぶ機械設計 製造現場で起きた実際例81」日刊工業新聞社、2006年
「3次元CAD実践活用法」コロナ社、2006年

川田正國  著者プロフィール

川田正國(かわだ まさくに)
1943年 東京生まれ
1958年 (株)小金井製作所(現コガネイ)入社
1962年 通産省工業技術院 電気試験所 入所
1968年 工学院大学機械工学科卒業
1969年 工学院大学機械工学専攻科修了
1997年 博士(工学)取得(埼玉大学)
1998年 明星大学理工学部 非常勤講師
2003年 (独)産業技術総合研究所 定年退職
現 在 日本大学理工学部 非常勤講師、工学院大学 非常勤講師、(独)海上技術安全研究所 非常勤職員

半導体結晶材料の切断加工技術、超伝導に関連した極低温機器および衛星搭載用小型冷凍機などの研究開発に従事してきた。定年退職後は、複数の大学で非常勤講師として勤務し、学生らに設計工学や機械製図の講義をしている。

目次

はじめに

第1章 基礎
一般
数学
力学
材料力学
機械力学
熱力学
流体力学

第2章 設計・製図
寸法と精度
強度設計
設計方法
製図法
製図用具
CAD
解析技術

第3章 機械要素
機構
ねじ
軸/軸受
歯車
シール
その他

第4章 工業材料
工業材料
金属材料
非金属材料

第5章 トライボロジー
摩擦・摩耗
潤滑

第6章 メカトロニクス
電気・磁気
メカトロ機器
モータ技術
計測技術
制御技術

第7章 その他の設計関連用語
環境
先端技術
知的財産
倫理・法規

参考文献
和文索引
欧文索引

はじめに

我が国におけるものづくりは、その基盤技術の大半を中小企業が支えてきたと言われています。しかし、少子高齢化や団塊世代がこぞってリタイアする問題による将来の人材不足、コストダウンに偏ってしまった量産化による海外への技術移転、さらには若者の理工系離れなどの教育問題から、多くのものづくり関係者が将来の危機感を持ち始めています。そのようなことから、熟練者から初心者への技術・技能継承が重要となっています。

今から数ヶ月前、筆者らは若い機械技術者を対象にして「絵とき 機械用語事典[作業編]」をまとめ、機械加工や組立の現場で飛び交う専門用語を解説しました。作業編では、主として年輩の方と若者が適切なコミュニケーションをとるために、正しく用語を理解しなくてはいけないという発想で執筆を進めました。本書「設計編」は、その続編として、機械の設計を進める際に使われる用語をまとめています。本書も同様に、技術者同士がそれぞれの用語を正しく理解し、適切なコミュニケーションをとるための知識をまとめるように心がけました。

本書は、約360の機械用語を3人の著者で分担して執筆しています。著者の一人は原稿執筆時30歳代後半の研究・技術者です。学生時代から機械加工を学び始め、卒業後、独立行政法人(旧国立研究所)に勤務しつつ、自らの実験装置の設計・製作を進めてきました。現在、熱機関やメカトロニクス機器の研究・開発を行いながら、機械系学生の研究指導などを行っています。

もう一人の原稿執筆時40歳代の著者は、大学卒業後、大手家電メーカーに入社し、量産機器の設計・開発を行ってきました。そして、現在は、大学の教員を務め、最新の機械設計技術に関する教育・研究活動を行っています。さらに原稿執筆時60歳代の著者は、若い頃に機械加工現場で精密加工の技能を身につけ、その後、独立行政法人(旧国立研究所)で宇宙用熱機器に関する研究・開発を進めてきました。数年前に定年退職し、現在は複数の大学で非常勤講師を務め、多くの学生達に機械設計や力学の講義をしています。

3人の著者は機械技術に深く関連した仕事をしていますが、それぞれの経歴が異なり、さらに年齢差があるので、使用する用語や語彙ばかりでなく、機械設計の方法そのものまでもがかなり異なっています。しかし、機械技術についての共通認識があるためか、互いの議論の場では活発なコミュニケーションがとれます。それに対し、著者らが学生達と話をする場合、専門用語をかみ砕いて、わかりやすい言葉に置き換えなければ会話が成り立ちません。これは、学生達の機械技術に関する経験が浅いためであり、理工系離れや教育問題を嘆くべきではありません。

そのようなことから、本書で取り扱う用語は、著者らが使用している機械用語をできるだけ平易な言葉で書き表し、さらに多くの写真やイラストを用いて用語の理解を深められるように心がけました。

それぞれの用語は、基礎、設計・製図、機械要素、工業材料、トライボロジー、メカトロニクス、その他の設計関連用語の7つに大きく分類されています(大分類)。さらに、それらを用途や種類別に細かく分類し(中分類)、関連性の高い用語を順番に並べています。それぞれの用語を五十音順に並べていないので、調べたい用語がある場合はやや不便に思われるかもしれません。そのため、本書末の索引をできる限り充実させ、使いやすい用語事典となるようにしています。

また、昨今の機械設計に必要となり得る用語を幅広く取り上げていますが、一部には慣例的に使われている用語や、現在ではほとんど使われていない古い用語も含まれています。いずれにしても、機械技術者同士が深くて活発な議論をするための手助けとなり、今後の機械技術の発展に少しでも役に立てればと思い、原稿執筆を進めてきました。

この紙面をお借りして、執筆の機会を与えていただき、終始ご支援をいただいた新日本編集企画の飯嶋光雄氏ならびに日刊工業新聞社の奥村功氏に厚くお礼申し上げます。

平成19年5月 
著者一同

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