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今日からモノ知りシリーズ
トコトンやさしい流通の本

定価(税込)  1,512円

著者
サイズ A5判
ページ数 160頁
ISBNコード 978-4-526-05736-6
コード C3034
発行月 2006年09月
ジャンル ビジネス

内容

流通とは「モノをつくること」と「物を使うこと」をつなぐ経済活動のこと。生産と消費を結ぶ流通は、現代の企業経営や経済活動のなかでますます重要度を高めている。本書では、流通の歴史、しくみ、理論、戦略、業界の動向などを、図解でわかりやすく解説する。

目次

目次



第1章

流通の歴史



流通はどのようにして始まったのか?

商人の誕生と流通の進歩

貨幣の登場とその発達

市場経済体制が構築され問屋が誕生

呉服店から始まった日本の百貨店

国民の消費が進み復活を遂げた百貨店

小売業の主役に躍り出た総合スーパー

コンビニは小売業の中心的な役割を担う

若者の支持を得て市場を拡大した量販店・ドラッグストア

複数の小売店を1カ所に集約し、集客力を強化

インターネットと流通業





第2章

流通 基本のきほん



流通の定義とは?

流通の基本的な機能は?

流通機構って何?

流通コストとは?

流通業界の概要と流通系列化

流通チャネルって何?

「流通革新」と規制緩和の流れ

欧米の流通構造はどうなっている

日本の流通システムの特徴は?





第3章

小売業・

卸売業のしくみ



小売業の役割と主要機能

日本で最初の百貨店は三越呉服店

スーパーはセルフサービス方式で安価な商品を販売

ドミナント戦略で店舗展開するコンビニ

安さが売りのディスカウントショップ

2タイプのショッピングセンター

海外の小売業はどうなっているの?

インターネットの普及で拡大するネット小売市場

クリックアンドモルタルって何?

卸売業の4大機能

販社制度って何?

インターネットの普及でIT武装を進める卸売業

生き残りをかけて苦闘する中小卸売業!

メーカーと小売業・卸売業の関係は?





第4章

商流のしくみ



商流とは何?

売買取引のしくみ

購買って何?

商流を促進する広告・商品陳列

市場の実勢に合わせる「オープン価格制度」

リベート制度・返品制度って何?

商業集積とその理論とは?

戦略的な出店のために行う小売商圏の分析

小売店舗レイアウトのポイント

消費者の購買行動とは?





第5章

物流のしくみ



物流とは何?

ロジスティクスという考え方とは?

サプライチェーンマネジメントって何?

高度化する物流センターの機能

流通経路と物流システムの関係は?

卸売業の物流機能の強化

発注法は在庫管理の基本

コールセンターとネット物流の関係





第6章

業界別の

流通のしくみ



鮮度が命の食品

多頻度小口化を図るコンビニ弁当・惣菜

需要予測が困難な流行衣料品

販路が拡大する医薬品、化粧品流通

陳列販売がメーンの書籍流通

メーカー主導が崩れた家電・パソコン

岐路に立つ自動車の系列販売方式





第7章

これからの流通



冬の時代を迎えたデパート、伸び悩むスーパー

頭打ちのコンビニ、業績を伸ばすドラッグストア

「ナイトマーケット」という新たなる市場

「流通の中抜き」と卸売業の複雑な立場

流通業界で進む情報化と標準化

流通業界の環境武装

まちづくり三法の流通業界への影響

外資系の日本上陸、流通グローバル化時代の到来?





【コラム】

●ネットスーパーの出現と発達

●ウォルマート・ストアーズの流通経営

●EDLPの効果

●マーチャンダイジングって何?

●サードパーティロジスティクス(3PL)

●企業連携

●次世代バーコード「EPC」



参考文献

索引

はじめに

はじめに



“流通”とは「モノをつくること」と「モノを使うこと」をつなぐ経済活動のことです。工場などでつくられたモノを私たちがすぐに消費することはできません。工場などでつくられたモノは市場や問屋、小売店などを経由して私たちの手元に届きます。専門的にいうと、生産活動と消費活動を結ぶ一連の諸活動を“流通”といっています。卸売業や小売業が中心になって行う輸送、保管、商取引などが流通です。またメーカーなどのモノをつくる側も「どのような流通ルートでモノを売っていくか」ということを念頭に商品を開発し、価格を設定していくことになります。

本書ではこうした流通の歴史、しくみ、理論、戦略、業界の動向などをわかりやすく解説していきます。

第1章では流通の歴史を順を追ってわかりやすく紹介します。商人の出現により商品流通が始まり、やがて問屋や商店、さらにはデパートやスーパーマーケットが登場し、現代的な流通システムができあがりました。

第2章では流通活動の大枠と重要性、業界の規模などについて解説し、それをふまえて第3章では、小売業と卸売業のしくみについてわかりやすく説明します。生産と消費を結ぶ流通活動において小売業も卸売業も重要な役割を担っています。この章ではそれぞれの役割や機能、あるいは両者の相違点などをていねいに解説していきます。

さらに流通が「商流」と「物流」から構成されていることを念頭に、第4章では商流について、第5章では物流について、それぞれ要点を説明し、流通の二大機能に対する理解を深めます。商流とは売買取引の流れ、物流とはモノの流れをいいます。それが商品の生産から消費のプロセスにどのように関わっているかを説明します。

第6章では業界別、商品別の流通について説明します。たとえば、本には本の流通のしくみがあり、自動車には自動車の流通のしくみがあります。私たちの身近な商品が、それぞれどのような流通経路を流れて消費されていくかを見ていきます。

第7章では、これからの流通のあり方について解説します。情報化、グローバル化、環境保全、規制緩和などの流れのなかで新しい流通ビジネスモデルが誕生する可能性も高くなっています。

生産と消費を結ぶ流通というビジネスフィールドの重要性は、現代の企業経営や経済活動のなかでますます重要度を高めています。本書を読むことで読者のみなさんが「流通博士」となり、さまざまな可能性をさらに広げられることを祈ってやみません。



2006年9月

鈴木 邦成

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