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よくわかる3次元CAD
SOLIDWORKS演習 図面編

定価(税込)  3,520円

編者
編者
サイズ B5判
ページ数 272頁
ISBNコード 978-4-526-08120-0
コード C3053
発行月 2021年03月
ジャンル 機械

内容

3次元(3D)CAD設計が定着しているが、製造現場において設計部門から製造部門への情報伝達は、現状、ほとんどが3Dモデルと2次元(2D)図面を併用して行われている。本書は、「SOLIDWORKS」による2D図面の作図方法(図面ドキュメント)を解説したテキスト。「歯車ポンプ」を題材に採用し、実践的な機械製図を習得できる。

CADRISE  著者プロフィール

https://www.cadrise.jp
アドライズの設計実務で培った技術を活かしたSOLIDWORKSの教育研修や教材開発を行うCADRISE(キャドライズ)。レベルに応じた研修カリキュラムや書籍、DVDなどの教材を豊富に展開しており、全国各地の学校や職業訓練などの教育関係者から評価され、教育現場で広く活用されている。

㈱アドライズ  著者プロフィール

https://www.adrise.jp/
産業機械メーカーの設計・開発部門向けに技術サービスを提供する会社。産業機械カバーのプロダクトデザイン、FA設備の機械設計サービスなどを提供する。

■著者
牛山 直樹 (うしやま なおき)
株式会社アドライズ代表取締役、諏訪東京理科大学非常勤講師
[著書]『よくわかる3次元CADシステム SOLIDWORKS入門』、同書改訂版『よくわかる3次元CADシステム 実践SolidWorks』『3次元CAD SolidWorks練習帳』『よくわかるSOLIDWORKS演習 モデリングマスター編』、同書改訂版『3次元CAD SolidWorks板金練習帳』
以上、日刊工業新聞社


唐澤 聖  SOLIDWORKS認定技術者
牛山 祐樹
林 容子 
寺島 久美子
村山 久美子 
小林 尚子
島 明子
以上、株式会社アドライズ

目次

目 次
はじめに
トレーニングデータの準備
本書の使用方法

Chapter1 概要 SOLIDWORKS予備知識
01 3DCADとは
・3DCADとは
・3DCADの特徴
・広がる3Dの活用範囲
02 SOLIDWORKSの特徴
・履歴型の3DCAD
・パラメトリック機能
・ドキュメントの種類
・ドキュメントの参照関係

Chapter2 準備 図面ドキュメントの操作方法
01 図面ドキュメントの画面構成
1 新しく図面ドキュメントを開く
2 図面ドキュメントの画面構成を確認する
3 メニューバーを固定する
4 CommandManagerの設定をする
5 編集モードを切り替える
02 図面ドキュメントの表示操作を確認する
1 表示の拡大縮小
2 表示の平行移動
3 ウィンドウにフィット
03 図面の設定
1 システムオプションの設定
2 ドキュメントプロパティの設定
3 投影法の設定
04 ドキュメントを保存する
1 ドキュメントを保存する

Chapter3 部品図の作成 図面作成の基本
01 部品の形状を確認する
1 部品を開く
2 部品の形状を確認する
02 新しくビューを作成する
1 図面ドキュメントを開く
2 新しくビューを作成する
03 ビューを移動する
1 ビューを移動する
04 スケール(尺度)を変更する
1 図面シート尺度の変更
05 ビューの表示スタイルを変更する
1 ビューの表示スタイルを変更する
06 中心線/中心マークを入れる
1 中心線を入れる
2 中心線を延長する
3 中心マークを入れる
07 寸法を入れる
1 外形の寸法を入れる
2 ねじ穴の寸法を入れる
3 ねじ穴径の寸法を入れる
4 接頭語を追加する
5 キリ穴の寸法を入れる
6 キリ穴の直径寸法を入れる
7 接頭語の削除
8 面取り寸法を入れる
08 表面性状を入れる
1 表面性状を入れる
2 引出線をつけて表面性状を入れる
3 表面性状の簡略図示表記を入れる
4 表面性状を整列する
09 注記を入れる
1 ベースの注記を追加する
10 ビューの配置を整える
1 ビューの配置を整える
2 立体図を作成する
3 図面ドキュメントを保存する

Chapter4 部品図の作成-応用 さまざまな図面の作成
01 図面テンプレートを追加する
1 図面テンプレートの追加
2 追加されたテンプレートを確認する
02 部分断面図を作成する
1 部品の形状を確認する
2 新しく図面ドキュメントを開く
3 新しくビューを作成する
4 ビューの表示を変更する
5 図面ドキュメントを保存する
6 部分断面図を作成する
03 モデルの履歴を利用して想像線を描く
1 部品のスケッチを表示する
2 表示したスケッチの線種を変更する
04 想像線を利用して線を描く
1 特殊指定線を描く
2 線種を変更する
3 線の太さを変更する
05 最大・最小寸法を入れる
1 最大寸法を入れる
2 最小寸法を入れる
06 はめあい公差を入れる
1 はめあい公差を入れる
2 表面性状を入れる
3 表面性状の簡略図示を入れる
4 引出線を追加する
5 立体図を作成し尺度を変更する
6 ドキュメントを保存する
07 全断面図を作成する
1 新しく図面ドキュメントを開く
2 新しくビューを作成する
3 図面ドキュメントを保存する
4 全断面図を作成する
5 断面の表示方向を変更する
08 不要なハッチングを削除する
1 不要なハッチングを削除する
2 ビューを整える
09 モデルの履歴を利用して基準線を描
1 歯車の基準線を描く
10 要目表を挿入する
1 要目表を挿入する
2 項目を記入する
3 要目表を整える
4 ビューの配置を整える
5 ドキュメントを保存する
11 詳細図(部分拡大図)を作成する
1 ビューを配置して表示を調整する
2 図面ドキュメントを保存する
3 全断面図を作成する
4 部分拡大図を作成する
5 中心線を入れる
12 モデルの履歴を利用して基準円を描く
1 基準円を表示する
2 ビューの配置を整えて保存する
13 2つの平面で切断した断面図の作成
1 タスクパネルからビューを作成する
2 既存のビューから投影図を追加する
3 断面図を作成する
4 図面ドキュメントを保存する
5 断面図にねじ谷を描く
6 中心マークを入れる
7 中心線を編集する
8 中心線を描き加える
9 既存の注記に文章を追加する
10 ビューの配置を整えて保存する
14 図枠を変更する
1 図面ドキュメントを開く
2 シートフォーマットを変更する
3 注記を追加する
4 線の太さを変更する
5 ビューの配置を整えて保存する

Chapter5 組立図の作成
01 アセンブリモデルを確認する
1 アセンブリドキュメントを開く
2 アセンブリの形状を確認する
02 組立図を作成する
1 図面ドキュメントを開く
2 組立図を作成する
3 組立図を保存する
03 片側断面図にする
1 断面表示の範囲を表すスケッチを描く
2 片側断面図にする
04 断面図を作成する
1 切断しない部品を確認する
2 断面図を作成する
05 ハッチングを編集する
1 ハッチングを削除する
2 間隔と角度を変更する
06 仮想線を描く
1 仮想線を描く
2 仮想線の設定を変更する
07 線を描き足す
1 基準の中心線を描く
2 中心線に拘束をつける
3 描き入れる線の太さを変更する
4 線を描き足す
5 線を対称複写する
6 円弧を描き足す
08 中心線を入れる
1 中心線を入れる
2 表示を変えて中心線を入れる
09 中心マークを入れる
1 接続線中心マークを入れる
2 円形中心マーク(円弧線)を入れる
3 単一中心マークを入れる
10 部品表を挿入する
1 部品表を挿入する
2 表に列を追加する
3 項目の表示を変更する
4 表の幅を変更する
5 文字の設定を変更する
11 バルーンを入れる
1 バルーンを入れる
2 バルーンを削除する
3 マグネットラインを延長する
4 バルーンの配置を整える
5 矢印の位置を変更する
6 バルーンを追加する
7 バルーンを整列する
8 バルーンと部品表の関連性を確認する
12 図面を仕上げる
1 注記を削除する
2 ビューの配置を整える

Chapter6 オリジナルの図面テンプレートを作成する
01 図面ドキュメントの設定を変更する
1 新しく図面ドキュメントを開く
2 システムオプションの設定
3 ドキュメントプロパティの設定
4 寸法の設定
5 テーブルの設定
6 ビューの設定
7 線のフォントの設定
8 詳細設定の確認
02 シートプロパティを設定する
1 スケール(尺度)と投影法を確認する
2 用紙サイズをA3に設定する
03 輪郭線を作成する
1 輪郭線を描く
2 輪郭線の中心マークを描く
04 表題欄を作成する
1 表題欄の枠を描く
2 罫線を描く
3 寸法を入れて罫線の間隔を整える
4 寸法を非表示にする
5 輪郭線と表題欄の線の太さを変更する
6 表題欄の項目を入れる
7 文字を整列する
8 注記ボックスを配置する
05 表題欄に部品情報をリンクさせる
1 プロパティ参照のためのビューを挿入する
2 スケール(尺度)を変更する
3 部品ドキュメントのプロパティを確認する
4 部品のプロパティを表題欄にリンクする
5 図面のプロパティを新しく作成する
6 図面のプロパティを表題欄にリンクする
7 注記ボックスのサイズを変更する
8 ビューを削除する
06 図面テンプレートを保存する
1 図面テンプレートを保存する
2 シートフォーマットを保存する
07 テンプレートの参照先を追加する
1 ドキュメントテンプレートの参照先を追加する
2 追加された図面テンプレートを確認する
08 部品表のテンプレートを作成する
1 部品表を挿入する
2 列を追加する
3 項目を変更する
4 文字を中央揃えにする
5 フォントを変更する
6 部品表の配置を整える
7 部品表をテンプレートとして保存する
09 要目表のテンプレートを作成する
1 表を挿入する
2 表に項目を記入する
3 要目表のセルの大きさを整える
4 要目表をテンプレートとして保存する
10 リビジョンテーブルのテンプレートを作成する
1 リビジョンテーブルを挿入する
2 テーブルの固定コーナーを変更する
3 テーブルの基準行を下部に変更する
4 テーブルのセルの大きさを整える
5 フォントを変更する
6 リビジョンテーブルをテンプレートとして保存する
11 デザインライブラリの活用
1 デザインライブラリを開く
2 デザインライブラリにフォルダを作成する
3 デザインライブラリに登録する注記を作成する
4 デザインライブラリへ登録する[注記]
5 スケッチブロックを挿入する
6 デザインライブラリへ登録する
[スケッチブロック]
7 デザインライブラリを閉じる
12 図枠を編集する
1 デザインライブラリから注記を挿入する
2 デザインライブラリからブロックを挿入する
3 図面テンプレートを保存する
4 図枠を保存する
13 サンプル図面を作成する
1 部品表を挿入する
2 要目表を挿入する
3 リビジョンテーブルを挿入する
4 モデルのプロパティを変更する
5 リビジョンを追加する
6 リビジョンテーブルを編集する
7 サンプル図面を保存する


SOLIDWORKS MBDの概要
歯車ポンプ図面
索引
読者限定特典のご案内

はじめに

最近、インターネットや雑誌、書籍などのメディアで「デジタルトランスフォーメーション(DX)」という言葉を頻繁に見かけるようになりました。ものづくりにおいては、優れた職人の技能に依存していた製造方法をデジタル化することによって組織にノウハウとして蓄積し、さらにその作業を標準化することで、生産効率を向上させようとする取り組みがあります。
また、自動車、精密機器、情報機器、工作機械、電機・電子など、あらゆる製造業の分野においては、3次元(3D)CAD設計が定着し、3Dモデルを製造に利用するようになってきました。一般に、設計部門で作成した3Dデータでは、材質、公差、表面仕上げ、注記など、設計者が意図する製品製造情報(PMI:Product Manufacturing Information)を十分に表現することができないため、PMIを盛り込んだ2次元(2D)図面も合わせて作成し、製造部門に受け渡しています。
ものづくりのさらなる効率化のためには、現在併用している3Dデータと2D図面のPMIを集約し、迅速に製造部門へと伝達することが求められます。将来的には3Dモデルに製品製造情報(PMI)を付加した3D図面(MBD:Model Based Definition)のツールが普及し、3D図面の規格の整備が進むことで、3D図面(MBD)による情報伝達が主流になると考えています(本書ではSOLIDWORKS MBDの概要を紹介していますので参照ください)。
しかし現在は、2D図面によって製品製造情報(PMI)を伝達する手段が主流であり、将来、3D図面(MBD)に置き換わったとしてもPMIを付加する作業は必須であることから、2D図面を描く技術の重要性は今後も変わらないといえるでしょう。
本書は、3DCADのSOLIDWORKS(ソリッドワークス)による2D図面の作図方法を習得したい方を対象として、「図面ドキュメント」にポイントを絞って解説したテキストです(本書は、SOLIDWORKS2020を使用しています)。

〈本書の主な3つの特徴〉
〇SOLIDWORKSの図面ドキュメントに特化した解説テキスト
〇豊富なビジュアルを使用しており、わかりやすい
〇手順に沿って進めることで、部品図から組立図まで一通りの図面を作成できる

本書は、SOLIDWORKSによる実践的な機械製図を解説するため、題材に「歯車ポンプ」という機械を採用しています。最初に、歯車ポンプを構成する部品の作図(部品図)を通して、図のレイアウト、寸法入力、図枠レイアウト、注記入力など、使用するコマンドと操作手順を習得します。そして、歯車ポンプのアセンブリの作図(組立図)を通して、部品表の配置、断面図の作図、プロパティを図枠の各タイトルに連携表示する方法など、便利な機能に触れていきます。
本書を手にとって開いたときに、"この本ならやれそう"と思っていただけるようにビジュアルを多用し、わかりやすさにこだわりました。さらに、作図のための操作が自然に習得できるようにチュートリアル方式を採用し、独学でも学びやすい構成を目指しました。
SOLIDWORKSを活用される多くの方々にとって、本書がお役に立てることを心から願っています。最後に、本書の執筆にあたりご協力いただきました方々に感謝を述べるとともに、出版にあたりご尽力いただきました日刊工業新聞社に厚く御礼を申し上げます。

2020年3月
株式会社アドライズ 代表取締役 牛山直樹

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