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シッカリわかる図面の解読と略図の描き方
機械図面の図形線をきちんと読み取って正しい略図を描く

定価(税込)  2,376円

著者
サイズ A5判
ページ数 140頁
ISBNコード 978-4-526-07934-4
コード C3053
発行月 2019年02月
ジャンル その他 機械

内容

「“機械図面”から必要な情報を読み取る方法」を教える本。簡単な形状から始めて、複雑な形状や内部に形状を持つ対象物へと略図を描く方法を学んでいく。きちんとした略図を描けるようになると、図形で表している形をイメージできるようになる。

河合 優  著者プロフィール

(かわい まさる)
1949年  愛知県に生まれる
1972年  豊田工業高等専門学校電気工学科卒業
1976年  小島プレス工業株式会社入社
生産設備開発を中心に多様な職場を経験
1986年  一級機械製図技能士 職業訓練指導員
1990年~98年 機械製図部門 技能検定委員 愛知県職業能力開発協会
1996年~98年 技能グランプリ 機械製図部門全国第二位
2003年~  職業大(略称) 職業訓練指導員の訓練講師(機械製図)
2006年~12年 豊田高専 非常勤講師、特命教授を歴任
2012年~17年 名城大学理工学部非常勤講師「機械設計2」
2017年~  愛知総合工科高校専攻科非常勤講師

主な著書
「自動化設計のための治具・位置決め入門」 日刊工業新聞社
「機械製図CAD作業技能検定試験突破ガイド」 日刊工業新聞社
「機械製図CAD作業技能検定試験 1、2級 実技課題と解読例」 日刊工業新聞社
「きちんと学ぶレベルアップ機械製図」 日刊工業新聞社
「機械製図CAD作業技能検定試験 1、2級 実技課題と解読例」第2版 日刊工業新聞社

目次

はじめに

第1章 図面の解読に必要な知識
1―1 製図ではこのように線を使い分けている(線の種類と使い方)
1―1―1 線の太さ
1―1―2 線の種類と使い方
1―1―3 線の優先順位
1―2 第三角法は見たままを表している(難しくありません)
1―2―1 正面図の描き方
1―2―2 平面図の描き方
1―2―3 右側面図の描き方
1―3 第三角法は面を線で表している
1―4 線に囲まれたところが面(等角投影図は面を描く)

第2章 等角投影図と略図の描き方
2―1 いろいろな立体図法
2―1―1 投影
2―1―2 正投影
2―1―3 等角投影図
2―1―4 キャビネット図
2―1―5 カバリエ図
2―1―6 透視図
2―2 等角投影法と斜方眼紙の使い方
2―3 平面で構成された立体の等角投影図の描き方
2―3―1 直方体の描き方
2―3―2 2段形直方体の描き方
2―3―3 面の位置を探す
2―3―4 大きなブロックを描き小さなブロックを描き足す
2―3―5 特徴のある(描きやすい)面から描く
2―3―6 第三角法と等角投影図の関係
2―4 円筒面のある立体の略図の描き方
2―4―1 円筒の描き方の基本
2―4―2 多段円筒の描き方

第3章 図面から略図を描く
3―1 平面と斜面の等角投影図
3―1―1 斜面の描き方(斜面を残して作図)
3―1―2 斜面の描き方(直方体を切り取って斜面を作る)
3―1―3 斜面の描き方(正面と奥行きから描く)
3―1―4 斜面の描き方(切断長さを算出して)
3―1―5 斜面の描き方(直方体に斜面を合体する)
3―1―6 斜面の描き方(直方体を 2カ所切断)
3―1―7 斜面の描き方(面の位置を読み取る)
3―1―8 斜面の描き方(線の長さを算出して描く)
3―1―9 斜面の描き方(直方体の切り取り方)
3―1―10 斜面の描き方(正面図を正確に読み取る)
3―1―11 斜面の描き方(形状は複雑だが手順は同じ)
3―2 円筒と円錐の等角投影図
3―2―1 円筒面の描き方(接続R)
3―2―2 三次元 CADのソリットモデル
3―2―3 円筒面の描き方(複数の接続R)
3―2―4 円筒面の描き方(円筒面の切断)
3―2―5 円錐面の描き方
3―3 穴の略図
3―3―1 円筒面と円筒穴
3―3―2 円筒面と菱フランジ
3―3―3 円筒穴のある形体
3―3―4 長孔のある形体
3―3―5 複数の穴形状
3―3―6 円形配置の穴
3―3―7 円筒形状と方向違いの締め付け穴
3―3―8 平行面に通し穴
3―4 (R)とは何か?
3―4―1 (R)の指示のある指示図
3―4―2 (R)の意味

第4章 三角法の特例と図形表現の略図
4―1 図形の省略
4―2 断面にしない対象物
4―3 部分表現
4―4 ざぐり
4―5 寄り道(立体モデルの活用)

第5章 図形以外の決め事
5―1 大きさと大きさの誤差の決め事(寸法と寸法公差)
5―1―1 大きさのお約束
5―1―2 大きさの誤差の許される範囲(普通公差)
5―1―3 大きさの誤差の国際的取り決め(IT基本公差)
5―1―4 大きさの誤差の組合せ(はめあい)
5―2 その他の指示事項
5―2―1 略図で表すねじ
5―2―2 図と要目表で表すばね
5―2―3 何でつくるか記号で表す(金属、樹脂、焼きもの)
5―2―4 金属を溶かして固める(溶接記号)
5―2―5 凹凸の大きさの指示(表面性状)
5―2―6 形の誤差の許される範囲(幾何公差)

第6章 補足資料
6―1 練習問題
6―2 解答例

索引

はじめに

 ものづくり系の会社を仕事の場に選んだ皆さんは、学生時代には出会わなかった“機械図面”が仕事場に氾濫している現実と出会います。大きな紙面に複雑怪奇な図形が描かれ、見たこともない奇怪な記号と数字が紙面いっぱいに溢れています。「ワー、こんなのわかんない」ではすみません。ものづくりは“機械図面”を基本として進行計画、予算管理、生産計画、品質計画、材料手配、プログラムなど多くの仕事ができあがり進んでいきます。“機械図面”はものづくりの基本なのです。
 “機械図面”に描かれている内容の一つ一つを先輩や上司に聞いて、図面から必要な情報を読み取る方法を身に着けていくこともできます。しかしながら、多忙な人たちが新社会人の皆さん方のために時間を割いてくれたらとても幸せなことですが、そのような幸せな場面に出会えなかったら、自分から独自に勉強することになります。
 本屋さんの店頭でこの本と出合った皆さん、インターネットの販売サイトでこの本と出会った皆さん、この本があれば図形の意味、記号の意味、数字の意味を読み取る方法を身に着けることができます。
 “機械図面”は図形線で面を表現します。この本は図形線を読み取って略図(ポンチ絵)を描く方法が解説してあります。略図を描くと図形で表している形をイメージすることができるようになります。簡単な形状から始めて、複雑な形状や内部に形状を持つ対象物へと略図を描く方法を学んでいきます。大きな紙面の複雑な形状も、容易な部分から解読して、それらを結び付けていけば、全体を把握できます。奇怪な記号も数字も、ルールに基づいて描かれています。解説を読めば誰にでもわかるようにできています。この本を活用すれば“機械図面”から情報を読み取ることができるようになります。ぜひ活用してください。

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