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わかる!使える!プレス加工入門
<基礎知識><段取り><実作業>

定価(税込)  1,944円

著者
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サイズ A5判
ページ数 160頁
ISBNコード 978-4-526-07784-5
コード C3053
発行月 2018年01月
ジャンル 機械

内容

「どうしてそうなるの?」「なぜそうするの?」を理解して、作業・加工効率をもう一段引き上げる前準備の進め方を披露する。「作業の実際」「金型の実際」「機械/周辺装置の実際」というように、プレス加工の3要素から見た段取りノウハウをわかりやすく整理した。

吉田弘美(吉は旧字体)  著者プロフィール

(よしだ ひろみ)

山口文雄  著者プロフィール

(やまぐち ふみお)
山口設計事務所 所長


1946年、埼玉県生まれ、松原工業㈱、型研精工㈱を経て、1982年、山口設計事務所設立、現在に至る。この間、日本金属プレス工業協会「金型設計標準化委員会」「金型製作標準化委員会」などの委員を兼務する。


主な著書:「金属設計標準マニュアル」(共著)新技術センター、「プレス加工のトラブル対策」(共著)、「プレス成形技術・用語ハンドブック」(共著)、「小物プレス金型設計」、「基本プレス金型実習テキスト」(共著)、「プレス順送金型の設計」、「プレス金型設計・製造のトラブル対策」(共著)、「図解 プレス金型設計―単工程加工用金型編」(以上、日刊工業新聞社)

目次

第1章 
基本のキ!プレス加工とプレス作業

1 プレス加工の特徴
・プレス加工の原理
・せん断加工
・曲げ・フランジ成形加工
・絞り・成形加工
・他の加工法との比較(切削・鍛造・鋳造)
・プレス加工の後加工(洗浄・バリ取り・めっき・塗装)
・プレス加工で主役となる金型
・プレス機械の概要
・プレス加工で使われる材料

2 プレス作業の内容
・プレス作業の主な内容
・法令に基づく安全対策
・段取り作業前の確認
・段取り作業の流れ
・作業用工具の準備と確認

3 プレス作業の実際
・使用前の金型の点検と整備
・プレス機械の始業前(作業開始前)の点検
・ガイドポストおよびブシュ付きの金型の取り付け
・オープン金型の段取り
・金型の高精度な位置決めの方法
・金型の固定方法
・ダイハイトとスライド調節
・材料の段取り
・製品の取り出しと装置の調整
・スクラップの取り出しと収納
・本作業前の安全対策の確認
・試し加工と製品および作業内容の確認
・単工程・手作業での作業
・自動加工での作業
・工程検査とロット区分
・作業終了時の製品と帳票類の取り扱い
・金型の取り外しと収納
・プレス機械および周辺装置などの後処理

4 用途別作業と段取り
・ブランク抜き作業
・穴抜き・分断作業
・切断作業
・トリミング作業
・抜き順送り作業
・V・L・U曲げ作業
・Z曲げ作業
・曲げ順送り作業
・初絞り作業
・再絞り作業
・絞り順送り作業

第2章
製品に価値を転写するプレス金型の要所

1 プレス金型の分類
・プレス金型構成部品名称と働き
・金型機能による分類
・構造による金型の分類
・自動化方法による金型の区分
・安全金型
・迅速交換金型(QDC)

2 プレス金型の取扱いと維持管理
・抜き金型の維持管理
・曲げ・絞り成形金型の維持管理
・自動化金型の維持管理
・金型共通部分の維持管理
・金型の分解と整備の方法
・金型の保全記録と活用


第3章 
生産効率に影響するプレス機械と周辺機器

1 プレス機械の構造
・プレス機械各部名称と働き
・プレス機械の運動機構と特徴
・サーボプレスの特徴
・その他プレス機械
・プレス機械フレームの形と特徴
・プレス機械のスライド駆動ユニット数

2 プレス機械の操作と安全装置
・プレス機械の運転操作
・作業安全装置
・プレス機械の安全装置
・金型の安全装置

3 プレス機械の周辺装置
・1次送り装置
・2次送り装置
・ノックアウト装置
・ダイクッション
・材料給送・矯正装置
・製品・スクラップ回収装置

コラム
・ゆとりが大事
・道具と仕事
・プレス機械の運動曲線

はじめに

はじめに



 この本では、プレス加工を、段取りと作業の視点からとらえて解説しています。物事すべてがいきなり始まるものではありません。「手順を踏む」「準備をする」ことがあって、物事は始まります。

 手順を踏む、準備をすることを「段取り」と呼んでいます。段取りの善し悪しで作業効率はずいぶんと異なります。私たちは日頃、段取りをうまくこなしている状態を表現して、「手際がいい」と言っています。これは、無駄のない、流れるよう動作を現したものです。段取りのための用具の準備などがうまく行われていて、用具やプレス機械などの扱いに習熟していてこそ実現します。

 このほか環境面としては、5S(整理・整頓・清掃・清潔・躾)がうまく実施されていることもバックグラウンドとして必要です。


 プレス作業は、第一に安全でなければなりません。関連する規則などを知っておく必要があります。また、プレス機械や金型の点検事項についても同様です。そして、プレス作業は良品を生み出すものでなければなりません。プレス作業についても、今一度、見るべき点を解説しています。

 金型は、プレス加工の要となるものです。その種類と特徴を知ることは欠かせません。金型は摩耗し、劣化します。それによって、プレス加工製品の品質に影響を与えます。金型は作る技術と、維持管理する技術が必要です。この本では、金型の維持管理について解説しています。
 
プレス作業に必要なプレス機械の構造や、運動機構に関する内容、およびプレス機械の扱いについての基本事項・送り装置・周辺機器についても解説しています。
 
本書の作成に際して、企画段階からたくさんのアドバイスを頂戴した、日刊工業新聞社書籍編集部の矢島俊克さんに感謝いたします。


2017年12月
山口文雄

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