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今日からモノ知りシリーズ
トコトンやさしい水素の本
第2版

定価(税込)  1,620円

編者
サイズ A5判
ページ数 160頁
ISBNコード 978-4-526-07765-4
コード C3034
発行月 2017年11月
ジャンル ビジネス 化学

内容

本書は、「水素」(とりわけ再生可能エネルギーから製造した「グリーン水素」)と「水素エネルギー」を取り巻く最新状況や技術をまとめ、水素の性質、水素のつくり方、水素の貯蔵・輸送・供給、水素は何に使われるの?などわかりやすく紹介する。

水素エネルギー協会  著者プロフィール

●編集委員会

第2版
委員長 西宮 伸幸(日本大学)
幹事委員 石原 顕光(横浜国立大学)
編集協力 太田 健一郎(横浜国立大学)

執筆協力(50音順)
阿部 正 (一般社団法人水素供給利用技術協会)
粟津 幸雄
(一般社団法人水素供給利用技術協会)
伊東 明美(東京都市大学)
岡田 佳巳(千代田化工建設株式会社)
神谷 祥二(川崎重工業株式会社)
小林 芳郎
(一般社団法人水素供給利用技術協会)
澤山 茂樹(京都大学)
勝呂 幸男(横浜国立大学)
鈴木 宏紀(株式会社豊田自動織機)
曽根 理嗣(宇宙航空研究開発機構)
永井 崇昭(横浜国立大学)
松澤 幸一(横浜国立大学)
光島 重徳(横浜国立大学)
渡邊 正五(公益財団法人水素エネルギー製品研究試験センター)

初版(所属は2006年当時)
委員長 太田健一郎(横浜国立大学)
幹事委員 石原 顕光(横浜国立大学)
委員 岡野 一清(九州大学)
谷生 重晴(横浜国立大学)
福田 健三
((財)エネルギー総合工学研究所)
西宮 伸幸(日本大学)

執筆協力
石本 祐樹
((財)エネルギー総合工学研究所)
小野崎正樹
((財)エネルギー総合工学研究所)
金神 雅樹((財)電力中央研究所)
倉橋 浩造((社)日本ガス協会)
小堀 良浩(新日本石油(株))
坂田  興(財)エネルギー総合工学研究所)
堂免 一成(東京大学)
古田 博貴(東京ガス(株))
村田 謙二((財)エネルギー総合工学研究所)
山根 公高(武蔵工業大学)
渡辺 正五((財)日本自動車研究所)

目次

目次

第1章 今、なぜ水素が注目されるのか?
1 地球温暖化と水素エネルギー「待ったなしの温暖化対策」  
2 化石エネルギー依存からの脱却「新しいエネルギー源としての水素」  
3 エネルギー供給の多様化「相変わらず高い石油依存」  
4 わが国の発電のためのエネルギー事情「福島原子力発電所の事故を受けて」  
5 火の文明から電気の文明へ「電気エネルギーは質の良いエネルギー」  
6 エネルギーキャリアの必要性「エネルギーの貯蔵や輸送に利用」  
7 水素エネルギー社会の中核 グリーン水素「究極のエネルギー社会」  
8 水素のエネルギーキャリアとしての特性「水素は貯蔵 ・ 輸送できるエネルギー」
9 水循環と水素エネルギー「水素から生成した水は自然の水循環に取り込まれる」  
10 注目のパワー ・ ツー ・ ガス「ドイツの取り組み」  
11 日本へはパワー ・ ツー ・ リキッドで「船舶輸送に適したキャリアの選択が必要」  

第2章 水素のホントの性質
12 水素はどこに、どれくらいあるの?「地表には水として大量に存在」  
13 水素はいつ、誰が見つけたの?「水素のラテン語の意味は「水を生ずる」」  
14 宇宙の起源は水素から「すべての元素は水素からつくられた」  
15 水素の物性(Ⅰ)水素がもつ同位体「水素は質量数の異なる3種の同位体をもつ」
16 水素の物性(Ⅱ)オルト水素とパラ水素「陽子のスピンの異なる2種の水素分子」  
17 水素の物性(Ⅲ)大きさや分子量が小さい「小さいことが水素の特徴」  
18 水素の物性(Ⅳ)素早く拡散する水素「軽いうえに拡散速度が速い」  
19 水素は燃えやすいのか?「メタンやプロパンと比べ燃えやすい」  

第3章 水素のつくり方
20 化石燃料から水素をつくる「水素の大規模工業生産で実績」  
21 石炭を高温にして水素を取り出す「石炭ガス化─二酸化炭素の処理を考える」  
22 副生水素と製油所水素「既存の装置で水素をつくる」  
23 未来の水素のつくり方「再生可能エネルギーからの水素=グリーン水素」
24 グリーン水素製造のカギとなる装置「水電解の歩み」  
25 3種類の水電解装置「用途に応じた利用」
26 バイオマスから微生物による水素の生産「微生物は発酵により有機物から水素をつくれる」
27 バイオマスから加熱による生産「木くずを高温ガス化すると水素がつくれる」
28 光と水で水素をつくる「光エネルギーを用いた水の分解反応」  
29 光を使った水の分解反応「酸化チタンの光水分解の発見」  
30 水素の精製法─吸着で不純物を取り除く「PSAとTSA」  

第4章 水素の貯蔵 ・輸送 ・ 供給
31 水素を高圧にすると「700気圧(70MPa)の超高圧貯蔵」  
32 液化水素をつくる「水素ガスをマイナス253℃まで冷やす」  
33 水素吸蔵合金─液化水素より小さな体積で貯蔵できる「水素を固形化する」  
34 有機ケミカルハイドライド「常温 ・ 常圧の液体で水素を「貯める」「運ぶ」」  
35 水素を多く含む無機ハイドライド「負に帯電した水素の有効利用」  
36 新水素貯蔵材料の可能性「高表面積材料の代表選手」  
37 自動車用高圧水素容器「炭素繊維強化プラスチックで軽量化」  
38 システムとしての貯蔵─ハイブリッド「超高圧水素と水素吸蔵合金の合わせワザ」  
39 液体水素を運ぶ船「水素の大量輸送は液体水素タンカーで」  
40 陸上輸送─シリンダやローリーを使う「水素は圧縮ガスや液体にして輸送」  
41 水素のパイプライン輸送「将来に備え材料の規格 ・ 標準化を検討」  
42 天然ガス・水素混入ガスの形での輸送「既存インフラの有効活用」  
43 普及のカギは「水素ステーション」「水素充填時間はガソリン並みに」  
44 いろいろなタイプの水素ステーション「立地 ・ 形態 ・ 水素源 ・ 用途によるタイプ」  

第5章 水素と安全
45 水素の安全性「「正しい理解」と「正しい使い方」」  
46 水素ステーションを例に(Ⅰ)漏洩しないように「水素の漏れる隙間をなくす」  
47 水素ステーションを例に(Ⅱ)漏洩したらどうなるか?「万一漏洩したときの対策」  
48 安心使用のための規制の見直し「ガソリンや天然ガスと同レベルの安全性」  
49 トンネル内での水素火災実験「トンネルや地下駐車場は換気が十分されている」  
50 ヒンデンブルク号事故の原因は水素ではなかった!「静電気による放電で外皮が発火して炎上」  
51 福島原子力発電所の水素爆発「全容解明には時間と労力が必要」

第6章 水素は何に使われるの?
52 今もっとも多く使われている水素 石油の精製「水素をもっとも生産 ・ 消費している石油業界」
53 アンモニアの合成と水素「空中チッ素の固定」   
54 食品にも使われる水素「マーガリンの製造には水素が不可欠」  
55 水素で発電機を冷やそう「冷却効率が良く、適用範囲拡大」  
56 さまざまに広がる水素の利用「思わぬところで水素は利用されている」  
57 エネルギーとしての水素の利用「電気と相性のよい水素」  
58 家庭用燃料電池「定置型のクリーンな発電システム」  
59 燃料電池自動車「究極のクリーンカーを世界初で販売開始」  
60 燃料電池バス「究極のクリーンなバスの販売も開始」  
61 環境特性と快適性に優れる水素船「クリーンに進む船」  
62 燃料電池フォークリフト「クリーンな作業環境を実現」  
63 水素燃焼タービン「高効率発電を目指して」  
64 開発が進む水素エンジン自動車「燃料電池に先立って開発」
65 ニッケル水素電池「水素エネルギーの商用化第1号」
66 宇宙開発と水素エネルギー「実用人工衛星打ち上げに利用」  

第7章 未来の水素エネルギー社会
67 世界で考えよう─パタゴニア風力「広大な大地を途絶えることなく強風が吹く」  
68 グローバル水素システム「水素を大規模にタンカーで運ぶ」  
69 水素エネルギー社会のイメージ「日本の水素 ・ 燃料電池戦略ロードマップ」  

【コラム】
●人類文明とエネルギーシステム  
●水素の歴史  
●ジュール・ベルヌの予言「水は未来の石炭なんだ」  
●水素は周期表にうまく入らない?  
●水素結合  
●万里の長城も水素から

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