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図解 機械設計手ほどき帖

定価(税込)  2,376円

著者
サイズ A5判
ページ数 208頁
ISBNコード 978-4-526-07704-3
コード C3053
発行月 2017年04月
ジャンル 機械

内容

本書は、設計初心者を対象に「コストに配慮した設計」「加工しやすい設計」をするにはどうすれば良いか、そもそもどんな手順で設計図を描けばよいかなど、設計実務の流れに沿った知識を集めた入門書。特に新規設計を考える際に重要となる構想設計を丁寧に解説するとともに、ベテラン設計者が持つ、実用機械を作るのに必要な実践的な設計ノウハウを数多く取り込んで紹介している。

渡辺 康博  著者プロフィール

(わたなべ やすひろ)
昭和41年3月富山大学工学部機械工学科卒業。昭和41年4月日立プラント建設(株)入社。化学プラントの建設設計、施工業務を担当。昭和46年12月スギノマシン(株)入社。各種専用機の設計業務を担当。昭和54年2月日機装(株)入社。特殊ポンプの設計、生産ラインの改善業務を担当。平成10年3月技術士(経営工学部門)登録。著書に「基礎から学ぶ実用機械の設計手ほどき帖」日刊工業新聞社、「現場で役立つ機械設計の実務と心得」秀和システム、「基礎から学ぶ実用機械の設計」オーム社などがある。

目次

目次

はじめに

第1章 機械設計の周辺知識
1―1 機械の設計とは何か
1―2 機械設計の手順
1―3 制御の基本を理解する
1―4 特許の関連知識

第2章 設計構想の立て方
2―1 問題解決の方法
2―2 機構の選択
2―3 簡易機構の構想演習
2―4 電極の位置決め構想例

第3章 組立図の書き方
3―1 部分組立図を書くには
3―2 溶接構造を取り入れよう
3―6 製作への配慮
3―8 運転操作への配慮
3―9 保守・修理への配慮

第4章 組立図と機械要素
4―1 機械要素とは
4―2 軸受の使い方
4―3 ボルトの使い方
4―4 軸設計のポイント
4―5 軸継手
4―6 ピンの使い方
4―7 歯車
4―8 チェーン伝動
4―9 ベルト
4―10 タイミングベルト
4―11 ばね
4―12 トグルクランプ
4―13 座金
4―14 ハンドル・レバーの選定
4―15 Oリングの使い方

第5章 部品図の書き方
5―1 部品図と部品表
5―2 部品図作成上の注意点
5―3 旋盤加工の部品図
5―4 フライス盤加工の部品図
5―5 ボール盤加工の部品図
5―6 平削り盤加工の部品図
5―7 溶接加工の部品図
5―8 鋳造の部品図
5―9 部品の表面硬化処理
5―10 部品の防錆処理

第6章 設計不良を防止するには
6―1 設計不良の種類
6―2 設計不良の事例
6―3 自己検図の考え方

第7章 原価低減の考え方
7―1 原価の構成
7―2 原価の低減
7―3 材料費と加工費の関係

第8章 機械の設計事例
8―1 回転溶接機の改造設計
8―2 コンベア旋回台の設計
8―3 部品洗浄機の設計

索引

はじめに

はじめに

 本書は、これから機械設計を始める若手技術者にまず最初に読んでいただくために書かれた本です。
 学校で機械工学の関連科目を履修しても、実際に機械を設計しようとすると手が動かずドラフターの前で腕組みをして、時間だけが過ぎていくという経験をしたことがあるのではないでしょうか。それもそのはずで、機械工学は材料力学・機構学・機械材料・流体力学・熱力学など機械に関する物理現象を分析して得られる学問の体系で、実際に物を設計するにはこれらを総合して機械のメカニズムとして再構成するための経験知が必要になります。
 こうした経験知は、体系づけられておらず、企業のベテランの頭の中にあって容易には開示されないものです。上司に叱られ失敗を重ねて長い時間をかけて身に付けるものとされてきましたが、それでは企業や社会全体に与える損失が大きすぎます。
 そこで筆者は、「機械の範囲は広いが基本は変わらない」という信念のもと自身のつたない経験をまとめて、自分なりの体系を立ててみました。どんな機械でも構想の立て方と組立図や部品図の書き方、機械要素の使い方と溶接設計が分れば一応の図面が書けるはずです。本書のねらいは、こうした図面を描くにあたっての経験知を伝えることにあります。
 本書によって、機械設計の基本的な流れと要点をマスターできれば、独力で構想を立て組立図を書いて設計を進められるようになると確信しています。また、企業においては部下を指導する設計管理者や、関連工学部門の技術者など、自身の設計の進め方をもう一度見直すきっかけになれば望外の喜びです。
2017年4月
渡辺康博

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