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平成29年度版 技術士第一次試験「建設部門」受験必修問題300

定価(税込)  3,132円

著者
サイズ A5判
ページ数 336頁
ISBNコード 978-4-526-07688-6
コード C3052
発行月 2017年03月
ジャンル 土木・建築 資格試験

内容

技術士第一次試験建設部門の専門科目で出題される11分野における過去問題の出題傾向とレベルに合わせたオールオリジナル模擬問題集。約300問以上の厳選された問題を解くことで合格するための実力を養成する。実力判定用の模擬試験付き。平成28年度の解答・解説、および試験範囲と最近の出題傾向を反映した最新版。

杉内 正弘  著者プロフィール

(すぎうち まさひろ)
技術士(総合技術監理部門、建設部門)
1978年3月武蔵工業大学工学部土木工学科卒業
現在、(株)協和コンサルタンツ勤務
 日本技術士会青年技術士懇談会副代表幹事、研究開発規制調査委員会委員、JABEE審査員などを歴任
 日本技術士会CPD認定会員、土木学会会員
資格:技術士(総合技術監理部門、建設部門)、APECエンジニア(Civil)、IPEA国際エンジニア、大気関係第一種公害防止管理者、一級土木施工管理技士、一級舗装施工管理技術者、測量士、コンクリート技士など
著書:『技術士第一次試験「建設部門」受験必修キーワード700』、『年度版 技術士第一次試験「建設部門」専門科目 受験必修過去問題集〈解答と解説〉』、『技術士第二次試験「建設部門」〈必須科目〉論文対策キーワード』、『建設系技術者のための技術士受験必修ガイダンス』、『年度版 技術士第二次試験「建設部門」 必須科目択一試験過去問題〈解答と解説〉』、『年度版 技術士第二次試験「建設部門」〈必須科目〉択一対策キーワード』(日刊工業新聞社)、以下共著『技術士第一次試験合格ライン突破ガイド』、『技術士第二次試験合格ライン突破ガイド』、『建設系技術者のための技術士第二次試験「総合技術監理部門」受験必修ガイド』、『技術士第二次試験「口頭試験」受験必修ガイド』、『建設技術者・機械技術者〈実務〉必携便利帳』ほか(日刊工業新聞社)、『事例に学ぶトレードオフを勝ち抜くための総合技術監理のテクニック』ほか(地人書館)、『技術士試験建設部門 傾向と対策』ほか(鹿島出版会)

目次

目次


はじめに
本書の特徴

第1章 平成29年度 技術士第一次試験の概要
  1. 1 技術士第一次試験の目的と配点
  1. 2 試験日程及び試験地
  1. 3 合格基準と合格率

第2章 建設部門専門科目の出題傾向
  2. 1 専門科目試験で重要な「25問の選択」
  2. 2 択一試験の特質を踏まえた専門科目の効果的な学習計画
  2. 3 分野別の出題数
  2. 4 『誤っているもの(最も不適切なもの)を選ぶ問題』と『正しいもの(最も適切なもの)を選ぶ問題』
  2. 5 試験制度改正後の出題傾向
  2. 6 過去10年間の出題キーワードと出題傾向
     1)土質及び基礎    2)鋼構造及びコンクリート
     3)都市及び地方計画  4)河川、砂防及び海岸・海洋
     5)港湾及び空港    6)電力土木
     7)道 路       8)鉄 道
     9)トンネル      10)施工計画、施工設備及び積算
     11)建設環境     12)その他

第3章 平成28年度試験問題の解答解説

第4章 建設部門専門科目試験の効果的な学習方法

第5章 受験必修問題
  5. 1 「土質及び基礎」の問題
  5. 2 「鋼構造及びコンクリート」の問題
  5. 3 「都市及び地方計画」の問題
  5. 4 「河川、砂防及び海岸・海洋」の問題
  5. 5 「港湾及び空港」の問題
  5. 6 「電力土木」の問題
  5. 7 「道路」の問題
  5. 8 「鉄道」の問題
  5. 9 「トンネル」の問題
  5. 10 「施工計画、施工設備及び積算」の問題
  5. 11 「建設環境」の問題

第6章 模擬試験問題
    模擬試験問題解答
    模擬試験答案用紙

おわりに

はじめに

はじめに

 技術士第一次試験は、「技術士となるのに必要な科学技術全般にわたる基礎的学識及び技術士法第4章の規定の遵守に関する適性並びに技術士補となるのに必要な技術部門についての専門的学識を有するかどうか」を判定することを目的に行われます。平成25年度から「共通科目」が廃止され、技術士第一次試験は「基礎科目」「適性科目」「専門科目」の3科目について実施されるようになりました。専門科目の配点は、これら3科目の中では50点と最も高く、しかも1問題あたりの点数は、基礎科目や適性科目が1点であるのに対して2点と高い配点になっています。技術士第一次試験は、科学技術に関する高等の専門的応用能力を必要とする技術士になるための段階の試験ですから、専門科目が最も重要な科目として位置付けられているのは当然のことかもしれません。
 平成25年度に行われた技術士試験制度の改正では、第二次試験において筆記試験の必須科目が択一式試験になったり、選択科目で課題解決能力を問う記述式試験が新設されたり、あるいは技術的体験論文が廃止されて口頭試験の時間が短くなるなど、大きな変化が見られました。ところが第一次試験の改正内容は、前述したように「共通科目」が廃止されて、その一部の内容が「基礎科目」の問題の中に取り入れられるようになったものの、「専門科目」については平成24年度までの出題範囲は変えずに、各技術部門の基礎的な分野に出題を重点化するというものにとどまり、第二次試験のような大きな変化は見られませんでした。しかしながら、建設部門における平成24年度から平成28年度まで5年間の対受験者合格率を見てみると、62.6%、30.1%、61.1%、41.1%、43.1%と大きく変動しています。ここで注目すべきところは、試験制度改正の前年である平成24年度における高い合格率と、その後の3年間の合格率の大きな変動です。平成24年度の高い合格率は、試験問題を作成する時期には、すでに平成25年度からの試験制度改正の方向がまとまりつつあったため、専門科目については「技術部門の基礎的な分野に出題を重点化する。」、「試験の難易度の安定化を図る。」という2つの視点で、過去問題をもとに問題が作られたことによります。そして平成25年度に合格率が半減したのは、平成24年度の合格率が極端に高すぎたことから、過去問題をもとに出題するとしても同じ設問内容ではなく、修正を加えた問題を増やすようにした結果です。さらに平成26年度は、前年度の合格率の半減といった状況を踏まえて、問題を見直したことによって平成24年度並みの高い合格率に戻りました。その後、平成27年度は、新たな問題が数問増えたことによって前年度よりも20%低下するとともに、平成28年度は、新たな問題を増やしつつも過去問題を多用することで平成27年度と同じ程度の合格率になっています。
 確実な合格点を獲得できるようにするためには、出題傾向の変化に対応した学習を進めていく必要があります。平成17年度からの建設部門の専門科目試験問題は、「土質及び基礎」あるいは「鋼構造及びコンクリート」分野などで計算問題が出題されるようになりました。そして平成19年度からの試験問題では、過去に出題された設問と同じ問題がいくつか出題されるようになりました。さらに、前述したように平成24年度からは、過去に出題された問題あるいは過去に出題された問題の一部を修正したものが多用されるようになりました。このような変化は、試験制度が改正されるたびにそのときの改正の方向に基づいて、問題を作成する試験委員が意図して行った結果ですが、合格のためにはこういった方向を適切に把握するとともに、この流れに合った学習を進めていくことが重要です。
 なお、平成28年10月に文部科学省 学術審議会 技術士分科会の委員会から技術士試験制度の見直しの提言案が報告され、第二次試験については早ければ平成30年度の試験から見直しが反映される方針としていますが、第一次試験における専門科目の大括り化等の改正については、しばらく先のことになるようです。
 著者は、従来から技術士第一次試験対策では、専門科目の知識として基本的なことをしっかりと理解しておくことが大切と考え、建設部門の試験で重要なキーワードを解説した弊著『技術士第一次試験「建設部門」 受験必修キーワード700』の内容を基本とした問題集として『技術士第一次試験 「建設部門」受験必修問題350』を平成16年5月に出版しました。その後、基本的な模擬問題を数多くこなすことに加えて、毎年の試験情報や前年度の出題の変化を踏まえた関連問題を準備することが受験者を確実な合格へ導くことにつながるという認識に立って、これを平成18年度からは年度版として改版しました。
 本書は、平成29年度の技術士第一次試験の試験概要とともに問題全体の傾向、さらには建設部門における11の全分野について平成19年度から平成28年度までの10年間のキーワードとその出題傾向を示すことによって、専門科目の学習すべき方向を理解できるようにしました。そして、昨年度(平成28年度)に出題された問題の解答解説によって前年度の試験内容を確認し、平成28年度の同種・類似問題としての関連問題、そして基本模擬問題へと順番に進むことができるようにしています。さらに、実際の試験を想定した模擬試験問題によって学習の成果を確認できるようにしています。これらの練習問題を確実にこなしていくことによって、他の受験者から一歩抜き出て、確実な合格を目指すことが可能になります。

 建設部門において第一次試験に合格するためには、広範囲な分野について基本的なことを十分に理解しておかなければならず、そのためにはかなりの努力が必要になります。そしてその努力には、やり方によっては要領よくこなしていける努力と、言葉では言い尽くせないほどの苦労を伴う努力の双方があることも事実です。本書と『技術士第一次試験「建設部門」 受験必修キーワード700 第6版』との組み合わせによって、効率的かつ効率的に学習を進めることができます。これから10月8日に予定されている平成29年度の試験日までに要領よく学習を進め、平成29年度の技術士第一次試験合格者として名前を連ねていただくことを願っております。
平成29年3月
杉内 正弘

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