買い物かごへ

平成29年度版 技術士第二次試験「建設部門」<必須科目>択一対策キーワード

定価(税込)  2,808円

著者
サイズ A5判
ページ数 370頁
ISBNコード 978-4-526-07647-3
コード C3052
発行月 2017年01月
ジャンル 土木・建築 資格試験

内容

技術士第二次試験建設部門必須科目(択一試験)の学習用対策キーワード解説集。択一試験対策にはキーワード学習が一番と主張する著者による、「覚える」ではなく「理解する」ための対策本。必要な知識を効率よく学ぶための1冊。28年度試験までに出題されたキーワードを網羅している。

杉内正弘  著者プロフィール

(すぎうち まさひろ)

技術士(総合技術監理部門、建設部門)
1978年3月武蔵工業大学工学部土木工学科卒業
現在、(株)協和コンサルタンツ勤務
 日本技術士会青年技術士懇談会副代表幹事、研究開発規制調査委員会委員、JABEE審査員などを歴任
 日本技術士会CPD認定会員、土木学会会員
資格:技術士(総合技術監理部門、建設部門)、APECエンジニア(Civil)、IPEA国際エンジニア、大気関係第一種公害防止管理者、一級土木施工管理技士、一級舗装施工管理技術者、測量士、コンクリート技士など
著書:『技術士第一次試験「建設部門」受験必修キーワード700』、『年度版 技術士第一次試験「建設部門」受験必修問題300』、『年度版 技術士第一次試験「建設部門」専門科目 受験必修過去問題集〈解答と解説〉』、『技術士第二次試験「建設部門」〈必須科目〉論文対策キーワード』、『建設系技術者のための技術士受験必修ガイダンス』、『年度版 技術士第二次試験「建設部門」必須科目択一試験過去問題〈解答と解説〉』(日刊工業新聞社)、以下共著『技術士第一次試験合格ライン突破ガイド』、『技術士第二次試験合格ライン突破ガイド』、『建設系技術者のための技術士第二次試験「総合技術監理部門」受験必修ガイド』、『技術士第二次試験「口頭試験」受験必修ガイド』、『建設技術者・機械技術者〈実務〉必携便利帳』ほか(日刊工業新聞社)、『事例に学ぶトレードオフを勝ち抜くための総合技術監理のテクニック』ほか(地人書館)、『技術士試験建設部門 傾向と対策』ほか(鹿島出版会)

目次

はじめに

第1章 公 共 工 事

第2章 環  境

第3章 社会資本整備

第4章 国土計画、国土利用

第5章 災 害、防 災

第6章 建 設 産 業

第7章 専門技術、その他

おわりに
索  引

はじめに

 平成25年度に技術士第二次試験方法が改正されてから、これまで4回の試験が行われました。この改正によって、平成24年度までは論文形式で行われていた筆記試験の必須科目が、五肢択一式によって行われることになり、必須科目試験では「技術部門」全般にわたる専門知識のみが問われるようになりました。そして、筆記試験の合格基準は『必須科目の得点が60%以上、かつ選択科目の得点が合計で60%以上』とされています。したがって、いくら選択科目試験における「専門知識と応用能力」あるいは「課題解決能力」を評価するための記述式の準備を十分に行ったとしても、必須科目試験において選択解答した15問のうち9問以上を正解しない限り、技術士試験に合格することはできません。さらに、平成27年度からは、必須科目の点数が合格点以下の場合には、選択科目試験の得点評価をしなくなりました。そういった面から必須科目試験は、択一式だから試験直前に少しだけやっておけば何とかなると思っていると、大きな後悔をすることになりかねません。平成25年度からの試験においては、選択科目の論文の評価結果が合格になっていたにもかかわらず、必須科目の択一試験で合格点に至らなかった方が、相当数いたことも事実です。
 公益社団法人 日本技術士会 技術士試験センターでは、「必須科目における専門知識」の概念を『「技術部門」において不可欠な技術、業務遂行に際して必要な社会制度等に関する専門的な知識』と定義しており、その内容は『「技術部門」における不可欠な技術、社会的に重要なキーワード、業務における関連法規・制度等に対する専門的知識を問う』としています。一方、平成13年度から平成18年度までの技術士第二次試験での必須科目においては、記述式試験と択一式試験が一緒に行われていました。ところが、平成19年度にその択一式試験は『技術部門全般にわたる一般的専門知識に関する事項を問う現行の五肢択一式については、記述式の試験により一般的専門知識等の確認が可能であり、また第一次試験との重複を避ける観点からも、筆記試験から廃止する。』という理由から、廃止に至っています。確かに、技術部門によっては第一次試験に出題されている択一試験問題と同じような内容の出題があったり、中には第一次試験よりもやさしい問題が第二次試験に出題されていたりしていることも見られました。しかしながら、建設部門における技術士第一次試験の専門科目試験は、主に第二次試験における11の選択科目に相当する分野からの出題内容であるのに対して、第二次試験の必須科目の択一式試験の内容は『公共工事』や『社会資本整備』、あるいは『環境』、『防災』、『建設産業』などであり、第一次試験とは一線を画した出題内容でした。そして、平成13年度から平成18年度までに出題された建設部門における必須科目の択一式試験問題の内容は、平成25年度からの必須科目試験の内容としている『「技術部門」における不可欠な技術、社会的に重要なキーワード、業務における関連法規・制度等に対する専門知識を問う』ということと合致しています。そのため、建設部門における問題を作成する試験委員も、平成13年度から平成18年度までの出題内容を参考に作問しているということが十分に納得できます。これは平成25年度以降の出題を見ても、そのことがご理解いただけるのではないかと思います。
 建設部門の受験者が、必須科目の試験対策を行おうとする場合に、多くの受験参考書では必須科目に対する受験対策として『国土交通白書』あるいは『土木学会誌』などをもとに、最近の話題や建設部門が抱えている課題、最近改正された法令などを整理しておくべきだとその方向を示してくれてはいますが、『国土交通白書』では国の施策や新しい統計データを知ることはできても、その中に記載されている用語や法令そのものがわかっていないと十分に理解することができないものが数多くあります。さらに、試験に関係しているところかどうかもわからずに、やみくもに白書全体や過去数年分の学会誌を理解しようとすることは、成果が得られにくいばかりか、限られた時間の中での受験勉強の大きな負担になってしまいます。
 著者は、これまでの多くの受験指導経験から、択一式試験にはキーワードを整理してこれを理解するという学習方法が最も効率的だということを提言し、第一次試験において専門分野のキーワード解説書として『技術士第一次試験「建設部門」 受験必修キーワード700』(日刊工業新聞社)を出版したところ「この1冊だけで合格できました」というような、多くの受験者からの効率的かつ効果的な学習ができたという嬉しい言葉をたくさんいただきました。本書は、このような経緯を踏まえて、第二次試験における必須科目の択一試験対策を主な目的として、建設部門において必要なキーワードを整理したものです。各キーワードの解説において数値については確実に覚えなければなりませんが、内容については『覚える』のではなく『理解する』ということに留意することが大切です。例えば、さまざまな法律については、その目的や概要を理解しておくことによって、具体的な条文の出題に対しても条文そのものを覚えていなくても「適切」か「不適切」かの判断をすることが可能になります。
 なお、選択科目の課題解決能力の出題内容は、『社会的な変化・技術に関係する最新の状況や「選択科目」に共通する普遍的な問題』を対象とするとしており、建設部門においては『環境』をはじめ『維持管理』や『コスト削減』、   『品質確保』などをテーマとした問題が多く出題されます。そしてこれらの内容は、本書で取り上げているキーワードを理解するとともに、選択科目との関連を整理することによって対応することができるようになります。そういう面から、本書は、必須科目の択一試験対策ばかりではなく、選択科目の記述式試験対策にも有効だといえます。

 本書を利用して合格に必要な『知識』を、効果的かつ効率的に学習していただき『技術士第二次試験合格』の栄冠を確実に勝ち取っていただくことを願っております。

平成29年1月
杉内 正弘

買い物かごへ