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射出成形金型設計者のための公式・ポイント集

定価(税込)  1,512円

著者
サイズ B6判
ページ数 160頁
ISBNコード 978-4-526-07634-3
発行月 2016年12月
ジャンル 機械

内容

金型を設計する際、たわみ、ばねの強さ、強度などについて検討するために、公式の使用は避けては通れない。本書では、射出成形金型を設計する際に必須となる公式やポイントを紹介し、その意味や対処法についてわかりやすく解説する。必要なときにさっと確認できるポケットブック。

落合孝明  著者プロフィール

(おちあい たかあき)
1973年生まれ。2010年に株式会社モールドテック代表取締役に就任(2代目)。現在、本業の樹脂およびダイカスト金型設計を軸に、中小企業の連携による業務の拡大を模索中。町工場参加型のプロダクトブランド「Factionery」の企画・運営、「全日本製造業コマ大戦」の行司も務める。

目次

はじめに
本書の手引き―各章の目的・内容

第1章 成形機と金型の基礎知識
1.1 成形機と金型の関係性
1.2 2プレート金型の基本構造
1.3 2プレート金型の動き
1.4 3プレート金型の基本構造
1.5 3プレート金型の動き

第2章 金型の基本構造
金型の重量
金型の重心
可動側のたわみ(サポートなし)
可動側のたわみ(サポートあり)
型板の分割構造
ガイドピンの設定
3プレート プラーボルトの長さ
3プレート サポートピンの長さ

第3章 成形機と金型の関係
必要な型締力
金型の位置決め(ロケートリングの径)
スプルーブッシュの設計
金型の寸法(横幅)
金型の寸法(厚み・型開きストローク)
成形機への金型取付方法
押出ロッドの位置

第4章 製品設計と樹脂の特性
成形する製品の主なチェックポイント
抜き勾配設定のポイント
肉厚設定のポイント
パーティングライン設定のポイント
アンダーカットの形状例と解消方法
金型加工を考慮した製品設計
樹脂の収縮率

第5章 ランナーとゲート
ランナーバランス
コールドスラッグウェルの設定
ゲートの種類
サブマリンゲート設定のポイント
ピンゲートの詳細設定

第6章 エジェクタースペース
エジェクターストロークの設定
リターンピンスプリングの設定
突出し機構の種類01
突出し機構の種類02
突出し機構設定のポイント
エジェクタースペースに入るその他の部品
エジェクターガイドピンの設定

第7章 冷却
冷却回路の基本的な設定方法
効率的な冷却回路の設計

第8章 アンダーカット
スライドコアの基本構造
スライドコアのストローク
スライドコアの戻り防止スプリング
傾斜コアの基本構造
傾斜コアのストローク
その他のアンダーカット処理方法01
その他のアンダーカット処理方法02

第9章 その他
コッターの設定
入子の設計
ガス抜きの設計
吊りフックの設定
主な成形不良と設計上の対策①
主な成形不良と設計上の対策②

第10章 主な部品の加工寸法例
ロケートリング、スプルーブッシュ
ガイドピン
突出しピン
プラーボルト、ストップボルト
パーティングロック
ランナーロックピン
エジェクターガイドピン
リターンピン
サポートピラー
エジェクターロッド
入子
スライドコア
傾斜コア
冷却穴とテーパータップ

巻末付録 技術資料
参考文献

はじめに

 金型設計に携わって15年ほどになる。言うまでもなくこの15年でパソコンのスペックやCADの機能は飛躍的に向上しており、多くの処理は自動的に算出され、結果をすぐに得られるようになった。自動で算出されたものは間違いも少ないため、非常に便利ではある。しかし、即結果を得られるがために結果に至るまでの過程や理由がわからないという状況が増えたように思う。何らかの不具合が生じ、その対策を必要とするような場合には、途中の過程が肝になることが多い。そのため実際に結果を得るのは自動で行われていても、その過程を知ることは必要なことである。金型は非常に多くの部品と様々な要素から構成されており、わたし自身も専門書は手放せない。
 前著『金型設計者1年目の教科書』はわたしが1年目にあったらいいなと思う本を書かせていただいた。本書では、現在のわたしが設計中に手元に置いておきたい本となるように書いたつもりである。実際には金型の仕様は会社によって異なるので、本書のすべてがお役に立てるかは難しいと思うが、少しでも皆様の設計業務のお役に立てれば幸いである。
2016年12月
落合 孝明

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