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NEDOレポート
カーボンナノチューブのすべて

定価(税込)  2,376円

編者
サイズ A5判
ページ数 176頁
ISBNコード 978-4-526-07623-7
コード C3043
発行月 2016年12月
ジャンル 化学

内容

カーボンナノチューブ(CNT)は、炭素で構成された直径ナノメートルサイズのチューブ状の物質である。本書では、CNTの特性、製造方法などの基本知識とともに、応用、さらには今後の展開などをやさしく解説する。読みやすい文体で解説しているため、基本的なことから知りたい人におすすめ。

目次

刊行によせて

はじめに

第1章 カーボンナノチューブとは
1-01 カーボンナノチューブとは

カーボンナノチューブの特徴① ー単層CNTは半導体にも金属にもなる! 4
カーボンナノチューブの特徴② ー軽い、強い、弾力がある

1-02 ナノカーボン3兄弟
(フラーレン、カーボンナノチューブ、グラフェン)

フラーレン ーサッカーボール型で安定感は抜群

カーボンナノチューブー量産技術が確立し、いよいよ本格的な応用へ

グラフェンーCNTと似た個性ともつライバル

1-03 カーボンナノチューブの構造(単層と多層)
単層CNTー導電性の高さが魅力
多層CNTー優れた耐久性が強み

1-04 性質の種類(金属特性と半導体特性)

1-05 カーボンナノチューブの製造方法
アーク放電法ーグラファイト棒を高温で加熱
レーザー蒸発法(レーザーアブレーション法)
 ーグラファイト棒をより高温で加熱

化学気相成長法(CVD法)
 ー炭素源がガスなので、CNTの連続生成ができる

金属型・半導体型を分離するー高効率の分離技術に大きな期待

課題は「分散化」ー絡んだCNTを解きほぐせ

1-06 多層カーボンナノチューブの量産

1-07 単層カーボンナノチューブの量産
スーパーグロース法ー夢の大量合成法が見つかった!
eDIPS法ーもう一つの量産合成法

1-08 カーボンナノチューブの取り扱い(安全性)
リスク評価とは

CNTのリスク評価

国際的な取り組みと動向

■Interview
長年の経験がもたらした幸運
─1991年のカーボンナノチューブ発見をめぐって
飯島 澄男氏

第2章 カーボンナノチューブの応用
2-01 カーボンナノチューブの用途

2-02 カーボンナノチューブと複合材料 ─実用化は進むが、分散に課題も
ゴム複合材料ー導電性・熱伝導性・耐熱性を備え、かつ軟らかい
樹脂複合材料ー金属の代替材料となり得る高耐熱性

CFRP複合材料ー軽くて強い導電材料

金属複合材料ー許容電流は金属以上。炭素ケーブルの開発に期待
複合材料の展開

2-03 電池
燃料電池ー高活性かつ軽量な電池の実現へ

二次電池ー性能が向上し長寿命になる

太陽電池ーより高性能に、低コストに
キャパシター蓄電能力と耐久性の向上に期待

2-04 ワイヤーハーネス、送電ケーブル、配線材料
ワイヤーハーネスー大幅な軽量化で、自動車の燃費を改善

送電ケーブルー軽く、電力を大量に流せる電線ができる

各種ケーブルー宇宙エレベーターの基幹技術として期待

配線材料ー電子デバイスの高集積化に貢献

2-05 半導体デバイス
ロジック、メモリー大幅な省エネの実現に向けて

2-06 薄膜応用
フレキシブルデバイスー柔軟で透明な新しい薄型デバイス

透明導電膜、タッチパネル、ディスプレイー分離・精製効率の向上が課題

2-07 医療・健康
ドラッグデリバリーシステム(DDS)ー病気の細胞を直接治療する
バイオセンサー発光性を活用した生体モニタリングなど

アクチュエーター点字ディスプレイから介護アシストまで

■Interview
「夢の材料CNTからイノベーションを起こしたい」
私には、それがミッションと思えた  
荒川 公平氏

第3章 カーボンナノチューブの事業化・応用事例
─NEDOプロジェクトで製品化を目指す企業紹介─

日本ゼオン株式会社
スーパーグロース法カーボンナノチューブ(SGCNT)量産化工場の実現
株式会社名城ナノカーボン
単層カーボンナノチューブ「MEIJO eDIPS」の量産工業化へ向けた開発
株式会社GSIクレオス
カップ積層型カーボンナノチューブ超高分散体の開発
大陽日酸株式会社
長尺CNT含有高機能フッ素樹脂の製品化
美津濃株式会社
CNT添加によるCFRP強度向上~高機能スポーツ用品の開発~
古河電気工業株式会社
導電率が世界トップクラスの軽量CNT電線の開発
日本電気株式会社
カーボンナノホーンの開発



■Interview
基礎研究から産業の創生─CNT実用化を目指した25年
湯村 守雄氏

■Interview
産総研の技術をフル活用して実用化を推進する
「カーボンナノチューブ・アライアンス」が発足  畠 賢治氏

カーボンナノチューブとナノ炭素材料のこれから

カーボンナノチューブ(CNT)開発年表

参考文献
索引
取材・執筆等協力者

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