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新人製品設計者と学ぶ
プラスチック製品設計の基礎

定価(税込)  2,420円

著者
サイズ A5判
ページ数 200頁
ISBNコード 978-4-526-07544-5
コード C3053
発行月 2016年03月
ジャンル 機械

内容

新人プラスチック製品設計者が知っておくべきポイントを会話形式で解説。ものづくりの流れから、設計図の読み方や、金型、材料、機械との関連、さらには実際に受注した際にすべき具体的なアクションまでを学ぶ。主人公と同じ新人製品設計者だけでなく、初めて後輩の指導員となった方にもおすすめ。

伊藤英樹  著者プロフィール

(いとう ひでき)

伊藤英樹技術士事務所 所長 技術士(応用理学部門)

1963年 福岡県生まれ

1982年 福岡県立東筑高等学校卒業

1986年 東京理科大学理学部物理学科卒業

同 年 アルプス電気(株)入社 製品開発部勤務、 パソコン・携帯電話および車関連分野におけるヒューマン・インタフェース製品の企画・開発・設計・量産に従事

2009年 伊藤英樹技術士事務所設立

現 在 
すみだ中小企業センター技術相談員、(公社)日本技術士会会員、(一社)型技術協会会員、品質工学会会員、(一社)プラスチック成形加工学会会員、(一社)プラスチック工業技術研究会会員、(一社)日本品質管理学会会員

業務内容
◎プラスチック製品・成形品の設計に関する技術指導・コンサルティング
    
◎ヒューマン・インタフェース製品の企画・設計に関するコンサルティング
    
◎CAD/CAE技術に関するコンサルティング
    
◎新製品開発のコンサルティング
    
◎技術者育成に関するコンサルティング

目次

はじめに

登場人物紹介



Ⅰ部 プラスチックのモノづくりと製品設計

1-1 「製品図」って何?
モノづくりの流れ
製品図
1-2 「金型」で作る!

金型とは何か

金型の基本機能
1-3 「成形加工」する!
5つの成形法

成形サイクル

成形機

1-4 「樹脂」を選ぶ!

樹脂とは
合成樹脂の種類
樹脂を選ぶ
1-5 「成形不良」って何?

成形不良の原因を考える

成形品設計が成形不良を引き起こす


1-6 「品質評価」って何?

部品品質と製品評価
1-7 「原価」を達成する!
原価(コスト)とは

設計する時に考慮すべき原価

1-8 「金型」を作る!

金型設計の5つのポイント


1-9 「製品設計」とは何?

図面を描くだけが仕事じゃない

カテゴリ別の技術課題



Ⅱ部 実践! プラスチック製品設計

2-1 「注文」を取る!

技術検討と見積もり

量産化難易度と品質保証体系


2-2 「要求事項」を明確にする!

情報を整理して書類にまとめる

QFD


2-3 「製品設計」をする!

QCDを満足するように具体化する

サブ機能の設計具体例


2-4 「機能」を確かめる!

補助機能とは
フック形成と抜去力

FMEA
2-5 「金型設計」をする!

成形品生産仕様とは

成形品仕様と金型設計
2-6 「試作」をする!

金型製作仕様書

デザインレビューと性能試作のポイント

2-7「性能」を確かめる!

製品の信頼性評価

信頼性試験の判定

2-8 「金型判定」をする!

量産試作用の成形品検証

公差緩和と特採表図面

2-9 「量産」を開始する!

部品認定作業

工程認定と顧客オーディット

量産立上の任務完了



製品設計の現場 こぼれ話

「図面」を破られる!

設計と営業の「場外連携」!

新製品の評価法!

設計思想と形状定義!

はじめに

感(かん)・伝(でん)・変(へん)

「モノづくり」には欠かせない要素。製品設計を長年やってきた中で結晶した言葉である。「良いモノは世界を変える。そのためにはアンテナの感度を良くしておかなければならない。感度を良くするためには、いろいろな仕込み(知識や経験)が必要である。『これだっ!』と感じたことを自ら醸成させ、周囲へ伝えなければならない。モノづくりは1人ではできない。想いを熱く伝え続けることにより全体が動き始める。」



「製品設計とは何か?」を説明するのはそう簡単ではない。しかし、「感じて・伝えて・変える」から製品設計の使命の一端を感じ取ってはいただけないであろうか。



さて、本書の構成は以下の通りである。

第1編:プラスチックのモノづくりを理解するための基礎知識を学ぶ(全9話)

   ‌(製品図、金型機能、成形加工、樹脂選定、成形不良、品質評価、原価達成、金型製作、製品設計)

第2編:受注から量産までの製品設計がやるべきことを学ぶ(全9話)

   (受注、要求事項、製品設計、機能検証、金型設計、試作、性能検証、
金型判定、海外量産)

製品設計の現場こぼれ話:製品設計の「現場」の本音や実態の話(全4話)



本書は、前著「新人製品設計者と学ぶ プラスチック金型の基礎」の続編である。製品設計者だけではなく、プラスチックのモノづくりに関わるすべての方に、いささかなりともお役に立てば、筆者にとってこれ以上の喜びはない。



本書出版にあたり、日刊工業新聞社出版局書籍編集部の方々には、企画段階から出版まで労を多くした。この場を借り深く感謝を申し上げる。
2016年3月
技術士 伊藤英樹


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