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技術士第二次試験
「電気電子部門」択一式問題150選
第3版

定価(税込)  2,376円

編著
サイズ A5判
ページ数 192頁
ISBNコード 978-4-526-07491-2
コード C3054
発行月 2015年12月
ジャンル 資格試験 電気・電子

内容

技術士第二次試験電気電子部門の必須科目択一式問題の対策問題集の第3版。平成18年度までかつて択一試験を行っていたころの過去問題と最新の平成25年度から平成27年度までの過去問題、および練習問題(想定問題)により150問を厳選して問題を解答、解説している。

福田 遵  著者プロフィール

(ふくだ じゅん)
 技術士(総合技術監理部門、電気電子部門)
 1979年3月東京工業大学工学部電気・電子工学科卒業
 同年4月千代田化工建設(株)入社
 2002年10月アマノ(株)入社
 2013年4月アマノメンテナンスエンジニアリング(株)副社長
 公益社団法人日本技術士会青年技術士懇談会代表幹事、企業内技術士委員会委員などを歴任
 日本技術士会、電気学会、電気設備学会会員
 資格:技術士(総合技術監理部門、電気電子部門)、エネルギー管理士、監理技術者(電気、電気通信)、宅地建物取引主任者、ファシリティマネジャーなど
 著書:『技術士(第一次・第二次)試験「電気電子部門」受験必修テキスト 第3版』、『例題練習で身につく技術士第二次試験論文の書き方 第3版』、『技術士第二次試験「電気電子部門」対策と問題予想 第4版』、『技術士第二次試験「電気電子部門」過去問題解答例集』、『技術士第二次試験「口頭試験」受験必修ガイド 第4版』、『電設技術者になろう!』、『アリサのグリーン市民への旅』、『トコトンやさしい実用技術を支える法則の本』、『トコトンやさしい発電・送電の本』、『トコトンやさしい電気設備の本』、『トコトンやさしい熱利用の本』(日刊工業新聞社)等

目次

はじめに

第1章 技術士第二次試験について
1.技術士第二次試験の関門
   (1)受験申込書の書類審査(第一の関門)
   (2)筆記試験(第二の関門)
    (a)必須科目(Ⅰ):足切りの関門 (b)選択科目(Ⅱ&Ⅲ)
   (3)口頭試験(第三の関門)
2.必須科目(Ⅰ)の出題内容
   (1)電気電子部門の選択科目
   (2)過去の出題傾向
   (3)択一式問題の出題形式
   (4)合格率

第2章 発送配変電
1.火力発電
2.水力発電
3.原子力発電
4.新エネルギー
5.ケーブル送電・直流送電
6.架空送電
7.配  電
8.変  電

第3章 電気応用
1.電気回路
2.交流機・直流機
3.変圧器・リアクトル
4.電気加熱
5.照明光源
6.電気材料
7.電  池
8.パワーエレクトロニクス
9.電気鉄道

第4章 電子応用
1.電子デバイス
2.電子回路
3.共  振
4.計  測
5.制  御
6.解  析
7.その他

第5章 情報通信
1.無線通信
2.光通信
3.LAN
4.通信技術
5.ネットワーク
6.放  送

第6章 電気設備
1.受変電設備・電源設備
2.配電設備
3.照明設備
4.動力設備
5.監視設備・共聴設備

おわりに

はじめに

 技術士第二次試験は、技術士制度の発足以来、記述式問題の評価で合格が決まる試験でした。しかし、平成27年度試験からは、択一式問題だけの試験科目である必須科目(Ⅰ)で合格点が取れなければ、記述式問題である選択科目(Ⅱ&Ⅲ)の採点をしてもらえなくなりました。言い換えると、技術士としての実力があるかどうかの本来の評価をする記述式問題を採点してもらうためには、択一式の知識問題を確実にクリアしなければならないというハードルができたということです。このハードルを越えれば、記述式の評価がなされますので、たとえ記述式問題で不合格になったとしても、選択科目(Ⅱ)と選択科目(Ⅲ)の実力レベルが通知されます。そのどちらかが、A評価であった場合には、技術士という目標に近づいていることが自覚できますので、合格に向けた意欲が高まっていきます。そのためには、確実に必須科目(Ⅰ)を合格点以上にする勉強が必要です。
 しかし、択一式の知識問題には記述式問題と違った対策が必要です。しかも、記述式問題が自分の専門とする選択科目の問題であるのに対して、必須科目(Ⅰ)は技術部門全般を対象とした問題ですので、実務では扱わない内容を勉強しなければなりません。本来の実力評価が行われる記述式問題を勉強する時間を十分に確保するためには、この必須科目(Ⅰ)の知識問題は最低の努力で済ませるのが理想となります。幸いに、必須科目(Ⅰ)で出題される問題には過去問題が多用されています。そういった理由から過去問題を勉強するのが必須科目(Ⅰ)を突破する早道であるのは間違いありません。しかし、過去問題を年度別に勉強したとしても、なかなかそのポイントが頭に入らないのも現実です。こういった点を解消するために、本著の初版は出版されました。本著の特徴は、過去問題を年度別ではなく、出題された内容別に整理し直し、項目ごとに勉強ができるようにしてある点です。しかも、過去に出題された同じ問題は省略されていますので、同じ問題を何度も勉強するという無駄もなくなります。また、同じ問題が何年度に出題されたかを付記していますので、周期的に出題される可能性がある問題がわかりますし、そろそろ出題されるのではないかという予測も立てられやすくなっています。そういった理由から、年度別に問題を並べている書籍と比べると、格段に勉強が進むのは間違いありません。こういった整理・編集は、著者には大きな負担となりますが、逆に勉強される受験者には大幅な勉強の効率アップが期待できます。
 基本的に、技術士第二次試験は記述式問題が中心の試験として誕生し、それを長年続けてきています。選択科目(Ⅱ)および選択科目(Ⅲ)の出題傾向も平成25年度試験から変更されており、より実践的な試験となっています。その結果、これらの記述式問題は適切な業務経験とそれに必要な基礎知識があれば合格できるような問題になりました。言い換えると、選択科目に関する業務を的確に行うことができる技術者であれば、技術士になれる可能性が高まってきているのです。これまでも技術士第二次試験に一発合格する受験者は多くはありませんでしたので、受験した年度の記述式問題の評価を知って、翌年度以降の勉強法を工夫していくことは、技術士になるためには不可欠です。それができるようになるには、必須科目(Ⅰ)では必ず合格点を取らなければなりません。そのためのツールとして本著が有効であると自負しております。
 本著は、平成13年度試験から平成18年度試験までに出題された択一式問題からいくつかの陳腐化した問題を除き、それに加えて平成25年度試験以降に出題された問題をすべて解答・解説しています。その解説も正答の選択肢のみを説明するのではなく、すべての選択肢について解説するという形式をとっていますので、今後、問題の一部を変更したような類似の問題が出題された際にも、正答が見つけ出せるように配慮してあります。ですから、すべての選択肢の解説を読んで、問題が作られた意図やキーポイントをつかんでもらえればと思います。なお、本著では、問題を項目別に整理して掲載していますが、各選択肢の内容からは、別の項目に入ってもおかしくないという問題もあります。しかし、あまり厳密に考えると項目分類ができなくなりますので、あくまでも内容が近い問題を集中的に勉強してもらう目的で分類した点はご了承ください。第二次試験の合格ラインは60%ですので、合格ラインが50%の第一次試験よりも厳しくなるのは当然ですが、本著を活用して必須科目(Ⅰ)でこれまでに出題された問題の傾向を把握してもらえれば、必ず合格ラインをクリアできると考えます。
 なお、本著の中に掲載した過去問題の最後の( )内の数字は出題年度と問題番号を表しています。平成27年度試験ではⅠ-Xという問題番号で出題されていましたので、(H27-1)を例にして説明すると、平成27年度試験のⅠ-1の問題という意味になります。また、(練習)と記載されている問題は、著者が作成した問題になります。
 技術士(電気電子部門)は、これからも電気電子分野において必要な技術者資格になると考えますが、技術士第二次試験の中では合格率が低い技術部門であるのも現実です。そういった状況で技術士となるためには、必須科目(Ⅰ)を最小の努力で合格に導き、記述式問題の対策に時間を注力する必要があります。そのために、本著が大きな力となってくれると確信しております。
 最後に、本著および姉妹本である『技術士第二次試験「建設部門」 択一式問題150選』と『技術士第二次試験「機械部門」 択一式問題150選』の出版に際しても、強く後押しをしていただいた日刊工業新聞社出版局の鈴木徹さんをはじめとするスタッフの皆様に対し深く感謝いたします。

2015年11月
福田 遵

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