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ビジネス・ペップトーク
“意識改革”の前に“言葉がけ改革”

定価(税込)  1,944円

著者
サイズ A5判
ページ数 184頁
ISBNコード 978-4-526-07407-3
コード C3034
発行月 2015年04月
ジャンル 経営

内容

プロスポーツの世界で生まれた究極のショートスピーチ術=ペップトークを用い、組織やビジネスを活性化させる手法を伝授。売上向上や新製品開発などに直結する言葉がけや指示出しなどの手法、シナリオの組み立て方を提示し、即実践できるようにした。

占部正尚  著者プロフィール

(うらべ まさたか)

1962年生まれ 福岡県出身
早稲田大学政治経済学部を卒業後、経営コンサルタント・営業マン・研修講師の3分野で実績を上げ、2008年よりマーケティングオフィス・ウラベを主宰。マーケティングやロジカルシンキングをテーマに、大手企業や地方自治体を中心に研修や講演会の登壇実績は、累計3,000回を超える。研修では、参加者が開始時(朝)と終了時(夕方)では見違えるほどレベルアップしたアウトプットを出すことから「ワンデー・スキルアップ」との定評がある。近年は、従来の論理的なノウハウに加え、ペップトークによるモチベーションのアップに注力し、全国で普及活動を展開中。


ホームページ: http://homepage3.nifty.com/urabe0607

用語解説: http://homepage3.nifty.com/urabe0607/business.htm

ブログ: リストラ・ペップトーク(たび重なる困難を乗り越えた記録)

ダイエット・ペップトーク(半年間で23kg減量!成功への道)

※ブログの閲覧やメールによるご連絡は、ホームページよりお願いします。

目次

はじめに

第1部:ペップトークとは
(言葉がけ1つで実現する生産性の向上)
第1章 新時代のマネジメントを築く起爆剤
1.1 今を肯定し、未来を描く発想
1.2 自分と組織をポジティブに捉える発想

第2章 スポーツの世界で生まれ育った経緯
2.1 成果を上げるチームや選手の共通点
2.2 スポーツとビジネス、ペップトーク導入の際の違い

第3章 ビジネスにおけるペップトークの目的は「生産性の向上」
3.1 ペップトークによる生産性の向上とは
3.2 ポジティブな発想や言葉がけが求められる理由
3.3 今あるものでベストを尽くす
3.4 ポジティブ(ネガティブ)とプラス思考(マイナス思考)の違い
3.5 論理的な思考ツールを合わせて使いこなす方法
3.6 ペップトーク 3つのステージ

第2部:ポジティブな発想
(発想の変換で手に入れる成果)
第4章 イメージは現実化する
4.1 日常生活にあふれる言葉のイメージ
4.2 言葉が左右する行動と結果
4.3 ポジティブな姿勢を作る発想変換①(捉え方変換)
4.4 ポジティブな姿勢を作る発想変換②(して欲しい変換)

第5章 発想の仕方1つで大幅に生きるマネジメント
5.1 発展する企業の特徴
5.2 人が心から動くための仕組みと演出
5.3 キーワードとなる共通の指針
5.4 「意識改革」の前に「言動改革」(パテモの法則)

第6章 従来のポジティブシンキングとの違い
6.1 ネガティブな現状の承認
6.2 シナリオによる伝わりやすさ
6.3 ティーチングやコーチングとの共通点・相違点

第3部:ポジティブな言葉がけ
(ペップトークのシナリオ)
第7章 シナリオの作り方
7.1 シナリオのフォーマット
7.2 セルフ・ペップトークの作り方
7.3 ゴール・ペップトークの作り方
7.4 ビジョン・ペップトークの作り方

第8章 場面別のシナリオ例 
8.1 『認められたい症候群』のゆとり教育組をやる気にさせる
8.2 『年功序列』に染まった年輩組に、希望と勇気を与える
8.3 キラーと呼ばれた現場リーダーが、エンジェルになった瞬間
8.4 肩に力が入り過ぎた女性管理職の、心の氷を溶かした一連の言葉
8.5 売る作業を超え、お客様への感謝と目標に向かう大切さを説く

第9章 ペップトークが組織に浸透する仕組みづくり
9.1 運用面での工夫(場面ごとにシナリオを“切り貼り”)
9.2 会話への応用、ズレない話
9.3 管理職個人のスキルから、組織全体の力へ
9.4 ストレスチェック制度への対応
9.5 CDP(能力開発計画)への組み入れによる組織全体での展開
9.6 ポジティブな組織で実現する、ポジティブで明るい未来

あとがき
参考図書

索 引

はじめに

「ペップトーク?ポジティブな言葉がけ?そりゃ、いいことですな、元気になりますからね。で、元気になったら、ボクの給料は上がるんですか?」「社員を元気にして、余計に働かそう。会社がそう考えてるのと違いますか?」

経営コンサルタントとして企業経営と向き合って25年、クライアント企業の管理職から投げられたこれらの言葉が、このたびビジネス界に向けたペップトーク本を出版するきっかけとなりました。

 ペップトークとは、相手のポジティブな力を引き出すショートスピーチで、現在はスポーツ界、教育界、医療界、ビジネス界など、様々な分野から人々が集まり、一般財団法人日本ペップトーク普及協会が立ち上げられ、日本中を元気にするため普及活動に励んでいます。

 最近は、日本におけるペップトークの第一人者にして普及協会の代表理事、本書の推薦者でもある岩﨑由純氏が全国で年間250回以上のペップトーク講演を行い、普及協会認定講師が中心になって、ペップトーク関連の大小セミナー・イベントを各地で年間50回以上実施するなど、まだまだこれからの分野ではあるものの、ペップトークの広がりを実感することができます。

 しかし、著者には1つクリアすべき課題がありました。それは、冒頭のクライアントの言葉を普及協会のメンバーに話した際、「スポーツ界は、本来ポジティブでないと生きていけない世界だから、そんな露骨にネガティブなことをいう人はいませんよ」「教育界も、そこまでいうと子供への悪影響もあるから、あまり聞きませんね」という意見が飛び交い、ビジネス界の“特異性”が浮かび上がったことです。

 その後、複数のクライアントのコンサルティングや研修の現場で「私は部下を鍛えるために、あえてネガティブに接しているんだ」「私の業務はミスを発見することなので、マイナス思考で当然なんです」など、もっともらしく聞こえるネガティブ発言を多数聞くこととなりました。

 もちろん、こうした発言をする人たちに悪気はなく、むしろ使命感に燃えて働いている場合が多いのです。しかし、結果としてはネガティブに叱りつけられて意気消沈している部下や、事あるごとにミスを指摘されて尻込みしている周囲の社員が増加し、組織全体の生産性が低下してしまうという皮肉な結果に陥っているケースが驚くほど多いのも事実です。

 こうした現状を見るにつけ、ビジネス界にはビジネス界の常識や慣習などを踏まえて臨む必要があることを痛感し、このたび『ビジネス版:ペップトーク』のガイドラインとも言える本書を出版するに至りました。

 企業や団体の組織におけるペップトークの活用は、様々な場面が考えられますが、本書では3つのステージに分類して紹介します。

①セルフ・ペップトーク

自分自身を勇気づけ、大切な場面にポジティブな気持ちで臨めるように

②ゴール・ペップトーク

上司が部下のやる気を引き出し、成果(ゴール)に結び付けるために

③ビジョン・ペップトーク

大勢の社員やお客様を前に、説得力のあるビジョンを示すために



 ペップトークの活用法を学ぶことで、これら3つのステージで「ポジティブな発想」ができるようになり、その発想に基づいた「説得力のあるスピーチ」ができるようになります。
 
さらには、一方通行のスピーチだけではなく、双方向の日常会話にも応用できますので、気がつくと組織の中でお互いがポジティブで実り多い会話を交わす場面が生まれます。

 ぜひ、ペップトークを使いこなして、生産性の高い活気ある組織づくりに役立ててください。



2015年4月

占部 正尚

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