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千葉大発ベンチャービジネス実践論
熱きスピリッツとスキルを学ぶ

定価(税込)  2,200円

編者
サイズ A5判
ページ数 192頁
ISBNコード 978-4-526-07406-6
コード C3034
発行月 2015年04月
ジャンル 経営

内容

「ベンチャー教育は,ベンチャー起業の成功者のスピリッツ(魂)に直接触れることによって活性化される」という理念のもと、起業を考える人に、今、求められるベンチャースピリッツと実践に際して必要とされるスキルをわかりやすく解説。

千葉大学ベンチャービジネスラボラトリー  著者プロフィール

【千葉大学ベンチャービジネスラボラトリーについて】
1999年2月 「千葉大学電子光情報基盤技術研究センター」設立
2004年4月 「千葉大学電子光情報基盤技術研究施設」に改組
2005年11月 「千葉大学ベンチャービジネスラボラトリー」に改称
現在に至る

 ベンチャービジネスの萌芽となる創造的な研究開発を推進するとともに、高度な専門的職業能力を持つ起業家精神豊かな人材の育成に力を注いでいる。
研究では、公募で採択されたVBL研究プロジェクトを主軸に、独創的で先端的な研究開発を遂行している。
 教育では、大学院生を対象に、「ベンチャービジネス論」「ベンチャービジネスマネージメント」「ベンチャービジネストレーニング」の3つの講義を展開している。
ベンチャービジネスや新技術の創出に繋がる研究アイディアを募る「なのはなコンペ」は、外部団体の支援を得て実施し、注目を集めている。

目次

はじめに 
刊行によせて 

第Ⅰ部 これがベンチャー・起業を成功させる思考法だ!
努力しても成功するとは限らない。
しかし、努力すれば必ず成長できる育てて1人立ちさせる学校
岡本 充智

“手を抜かない”ということを貫くと、きっと良いことがある
世界に広がる植物工場
嶋村 茂治

「これを究めたい!」という強い思いがほしい
起業家をつくる教育と思想
徳重 徹

1000年先の人類に貢献できるビジネスのタネをつくる!
ベンチャー企業の「常識」を疑おう
藤田 朋宏

こんなこといいな、できたらいいな、に挑戦してみる
医学と工学の連携
島田 順一

人と違うことをする。自分の意見をもつ
日本でNo1のJava技術者集団
池和田 暁

生き残るベンチャーになるために起業家に必要な5つの要素
平山 喬恵

第Ⅱ部 これがベンチャー・起業を成功させる能力だ!
稼げなければ会社は継続できない
ベンチャー企業とお金の話
牛田 雅之

コツコツと続けることが一番大切
エンジニアがおこなった特許実践例
藤原 邦夫

学生が世界を変える!
アントレプレナーシップとイノベーションの本質
各務 茂夫

ピンチのときに大学・ベンチャーだからできること!
大学の研究の出口
斎藤 恭一

必然から偶然をつかむこと……そしてベンチャーへ
ベンチャービジネスの取り組みについて
星野 勝義

おわりに

はじめに

 本書の執筆者の先生方は、ベンチャービジネスを立ち上げ、その実務に携わっている方々、あるいはベンチャービジネスの教育研究に携わる当代一流の方々です。そして、その思いを凝縮したのが本書の内容です。したがって、本書の内容は、“ベンチャースピリッツとスキル”を熱く語っていただく内容となっていますが、その熱き思いからは読者の皆さんがハッとするようなたくさんの名言・金言が湧き出ています。元気・勇気がほしいとき、背中を押してもらいたいとき、自分の可能性を客観的に判断したいとき、名言・金言に隠された人生のエールはきっと役に立つでしょう。
 詳しくは本文を読んでいただきたいのですが、そうした名言・金言のいくつかを本文中からピックアップしてみます。まずは、ベンチャービジネスの教育研究に関する名言・金言です。
 「努力しても成功するとは限らない。むしろ、努力しても成功する人のほうがまれだということです。それでも1つだけ確実に言えることは、“努力したら必ず成長する”ということです」、「経営者の行う判断は、必ずしも正解ばかりではありません。時には、判断ミスも起こります。その際に、誤った判断をしてしまったことを引きずるのではなく、さっさとその結果を修復するための行動に移ることが重要です。反省は事態を収めてから、じっくりと行えばよいと思います」、「運の強さというのは心の持ち方によって変わってくる。運を引き寄せるには、気持ちが折れないように、小さな実績を積み重ねて、それを自分で確かめながら次に進むというステップがいいのかなと思います」、「“これだったら本当に新規性があるのではないか”とふっと自分の中に湧いてくる感覚、“これはいける”と思う感覚をどこかで味わっておくことが重要だと思います」。
 また、ベンチャービジネスの実務に携われているからこその名言・金言を以下にピックアップしてみます。
 「エリートにはエネルギーがないから、失敗することが大事なのです。失敗すると、その悔しさがエネルギーになるわけです」、「普通の組織だと、上司から言われたことにうまく返した人が出世するんですけれど、(ベンチャービジネスのような)拡大型の組織は、上司に何を言われても関係ない。何を言われようが拡大すればそれでいいわけです」、「事業にとって資金は、生き物にとっての血流であり、血流が止まると命が維持できないのと同様に、事業は資金が流れないと倒れてしまいます」、「先端技術分野では、他の開発者も同じようなことを考えていると思った方がよい。自分が(特許を)出願しなければ誰かが出願する」、「家に帰ったら日本語の本ばかり読んでいるというのでは困るのです。……中略……海外ビジネスを希望する学生は、現地に溶け込んで自分から現地の友達をつくり、外国人を組織化して陣頭指揮できるタイプの人になってほしいですね。“人間至る処青山あり”の志で挑戦して下さい」、「モノづくりでの産業技術の工学のセンスと、研究レベルの工学のセンスはかなりの次元の差があります。そのふたつを理解して橋渡しすることが医工連携や産学連携で求められていることですね」。
 本文にはまだまだたくさんの名言・金言がちりばめられています。読者の方々が単純に「面白い」と感じていただくことが本書の目的ですが、「面白い」と思われた方の中から、さらに一歩踏み出す方が出て下さればこれに勝る喜びはありません。
 最後に、ご多忙にもかかわらずご執筆をいただいた執筆者の方々、本書の発案・企画にご尽力をいただいた千葉大学VBL副施設長・斎藤恭一教授、そして、裏方を務めて下さった駒井裕子さんに深く感謝致します。

2015年初春
千葉大学ベンチャービジネスラボラトリー施設長 
星野 勝義

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