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熊谷英樹のシーケンス道場
シーケンス制御プログラムの極意

定価(税込)  2,376円

著者
サイズ A5判
ページ数 200頁
ISBNコード 978-4-526-07331-1
コード C3053
発行月 2014年12月
ジャンル 機械

内容

シーケンス制御関連の書籍で多くの読者を獲得してきた熊谷英樹氏の本。シーケンス制御プログラムを作成・記述するための「極意」をトピックごとにわかりやすくまとめた。立体的な機械構造図と回路図をセットで掲載しているのが特徴で、実務で使えるノウハウが満載。

熊谷英樹  著者プロフィール

(くまがい ひでき)

1981年 慶應義塾大学工学部電気工学科卒業

1983年 慶應義塾大学大学院電気工学専攻修了。住友商事株式会社入社

1988年 株式会社新興技術研究所入社

現在、株式会社新興技術研究所専務取締役、日本教育企画株式会社代表取締役、神奈川大学非常勤講師、高度職業能力開発促進センター講師、山梨県産業技術短期大学校非常勤講師、自動化推進協会理事



主な著書

「ゼロからはじめるシーケンス制御」日刊工業新聞社、2001年

「必携 シーケンス制御プログラム定石集-機構図付き」日刊工業新聞社、2003年

「ゼロからはじめるシーケンスプログラム」日刊工業新聞社、2006年

「絵とき「PLC制御」基礎のきそ」日刊工業新聞社、2007年

「新・実践自動化機構図解集―ものづくりの要素と機械システム」日刊工業新聞社、2010年

「トコトンやさしいシーケンス制御の本」(共著)日刊工業新聞社、2012年
ほか多数

目次

はじめに 



第1章 リレー制御の極意


極意1 同じ名前の接点はすべて同時に切り替わる 

極意2 リレー回路は論理演算回路であることを意識する 

極意3 リレー回路の構造は二通りしかない 

極意4 自己保持回路の一般的な形式を覚える 

極意5 自己保持回路には2つの型がある 

極意6 一瞬で自己保持回路であるかを見分ける方法 

極意7 自動と手動の運転切り換えはセレクタスイッチを使う 

極意8 モータ制御にはインターロック回路を付けておく 

極意9 空気圧シリンダの制御はバルブの動作をイメージする

極意10 不良を検出するセンサ型入力の扱い方 

極意11 機械の動作や限界はリミットスイッチ型入力で検出する



第2章 PLC制御の極意


極意12 PLCの外部入出力信号とラダープログラムの関係を理解する 

極意13 CPUのしくみを知れば正しいプログラムを書ける 

極意14 PLCのハードウエアを知れば接点とコイルの正体がわかる 

極意15 I/Oメモリに書き込んだデータは保持される 

極意16 ラダー図と論理演算の関係をマスターする

極意17 PLCの入出力リレーは特殊なリレーである

極意18 補助リレーを使いこなすとプログラムが楽になる 
極意19 制御とは出力をタイミングよく切り換えることである 

極意20 出力を切り換えるタイミングを正確に言葉にすればプログラムができる 

極意21 ON-OFF制御はリレーコイルをセット・リセットする信号として覚える 
極意22 【実践1】コンベアとセンサの装置を自己保持回路のパターンでつくる 
極意23 【実践2】空気圧シリンダの1往復 

極意24 【実践3】送りねじの1往復は自己保持回路のパターンでつくる 

極意25 入力信号は操作・センサ・リミットの3種類に分類する

極意26 最適な操作信号のタイミングはタイマとパルスでつくる 

極意27 操作スイッチの短押しと長押しを区別する 

極意28 1つのセンサから得られる6つの情報を使いこなす 
極意29 センサを2個使えば動いているワークを検査できる 

極意30 確実なワークの有無検出チェックにはタイマを使う 
極意31 コンベア搬送を上手に制御する方法 
極意32 動作時間がわかっていればセンサは要らない 
極意33 タイマは0.1秒ごとに1回カウントしている 
極意34 待ち時間をつくるにはタイマで入力信号を延長する 

極意35 タイマの設定値を切り換えて品種切り換えに対応する 

極意36 繰り返し動作にはカウンタを使う 



第3章 機械を順序よく動かすための極意(7つの制御方式を使いこなす)


極意37 制御方式1「反射制御型」の極意 
【 1 制御方式の概要 】 
【 2 送りねじの往復動作:制御例① 】 

【 3 ピック&プレイスユニットのプログラム:制御例② 】 

極意38 制御方式2「姿勢信号制御型」の極意 
【 1 制御方式の概要 】 
【 2 空気圧シリンダの1往復:制御例① 】

【 3 ピック&プレイスユニットの制御:制御例② 】 

極意39 制御方式3「パルス信号制御型」の極意 
【 1 制御方式の概要 】 

【 2 コンベアとプレスユニットの制御:制御例① 】 

【 3 ピック&プレイスユニットの制御:制御例② 】 

極意40 制御方式4「動作時間制御型」の極意 

【 1 制御方式の概要 】 

【 2 空気圧式ピック&プレイスユニットの制御:制御例① 】 

【 3 シャトル型プレスマシンの制御:制御例② 】 

極意41 制御方式5「フローチャート制御型」の極意 

【 1 制御方式の概要 】 
【 2 シャトル型プレスマシンの制御:制御例① 】 

【 3 回転テーブルの角度分割:制御例② 】 
極意42 制御方式6「イベント制御型」の極意 

【 1 制御方式の概要 】 

【 2 イベント制御型の構造 】 

【 3 イベント制御型の説明 】 

【 4 モータで水平移動するワーク取り出しユニット:制御例② 】 

極意43 制御方式7「状態遷移型」の極意 

【 制御の概要 】 


本書で用いるリレーや接点の記号 
参考図書 
索 引 

はじめに

 
機械装置が一発で動くシーケンス制御プログラムをつくれるようになるために、本書の『シーケンス制御プログラムの極意』をマスターしてみてはいかがでしょうか。

 皆さんの中には、シーケンス制御は、少しずつプログラムを書きながら機械を動かしてみて、何度も修正しながら仕上げていくものだと思っている方がおられるのではないでしょうか。シーケンス制御のプログラムは思い付きや、行き当たりばったりで仕上げられるものではありません。

 シーケンス制御のプロのエンジニアが紙に書いたプログラムは、ほとんど手直しをしなくても機械が正しく動作するように仕上がっているものです。一発で間違いないプログラムができるのは、シーケンス制御の理論を理解しているからです。

 『シーケンス制御プログラムの極意』では、初心者がいきなりプログラムをつくれるようになるために、プロフェッショナルの思考に近づける43の極意を並べました。

 シーケンス制御はリレー制御です。機械はモータとシリンダといった単純なアクチュエータで動いていて、そのオンオフ制御を基本とするシーケンス制御は本来難しい制御にはならないのです。本書に従ってシーケンス制御に使われるリレーやスイッチ、モータといった基本要素の1つひとつを動かす方法を理解をしていけば、思いどおりのプログラムをつくれるようになってきます。

 本書の第1章「リレー制御の極意」では、必要なリレーの知識と機械装置の構造に合わせた制御回路の考え方を解説します。

 第2章「PLC制御の極意」では、PLCのしくみを理解し、PLCでつくるプログラムの重要な制御構造と、よく使われる制御パターンについて解説します。

 第3章「機械を順序よく動かすための極意(7つの制御方式を使いこなす)」では、機械装置を構成する単位であるユニットのサイクル運転を記述するための7つの制御パターンとその使い方について解説します。

 いずれの極意もプロフェッショナルなシーケンス制御を行うための重要なポイントばかりですから、簡単だと思って読み飛ばさずに、1つひとつマスターしていくことをお勧めします。

 本書では、ユニットを動かすサイクル運転プログラムを記述することを目標にしていますが、その続きとして、機械装置をさらに思いどおりに制御するために必要な原点復帰や非常停止、生産ラインなどの考え方は、「必携シーケンス制御プログラム定石集」(熊谷英樹著、日刊工業新聞社刊)に詳細に掲載されていますので、合わせてご活用ください。
 
最後に、本書発行の機会を与えていただいた日刊工業新聞社の奥村功出版局長、また企画段階から多くのアドバイスをいただいたエム編集事務所の飯嶋光雄氏に深く御礼申し上げます。

 本書が皆様の日々ご活躍のお役に立つことを祈念いたします。



熊谷英樹

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