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ビジネスモデル・マッピング・ケースブック
盗みたくなるモデルがきっとある

定価(税込)  2,484円

編著
サイズ A5判
ページ数 260頁
ISBNコード 978-4-526-07322-9
コード C3034
発行月 2014年11月
ジャンル 経営

内容

ビジネスモデルMAPを使ったビジネスモデル解説書、第2弾。ビジネスモデルとは「儲けを生み出すビジネスのしくみ」のこと。「この企業は、いかにして、価値を生み出しているのか」を見える化するもの。ビジネスモデルBMマッピングのフレームワーク(BM-Tree、BM-Map、BM-DB)を使って、注目の事業体を取り上げ、イノベーティブなビジネスモデルを解析する。

松原恭司郎  著者プロフィール

(まつばら きょうしろう)
 キュー・エム・コンサルティング取締役社長。公認会計士、情報処理システム監査技術者。
 『ビジネスモデル・マッピング教本』で、ビジネスモデル・マッピング(BMM)を提唱し、ビジネスモデル・マッパーズ倶楽部(BMM倶楽部)を組織する。中央大学専門職大学院国際会計研究科特任教授(2008年より)、東北福祉大学兼任講師(2009年より)も務めている。国際会計事務所系コンサルティング会社などを経て1992年に独立。バランス・スコアカードを活用した戦略マネジメントと業績管理、ビジネスモデル、そしてERP、S&OP関連の研修、コンサルティング業務に従事。BSCフォーラムを2001年に設立し2010年まで会長を務める。主な著書に『ビジネスモデル・マッピング教本』(2013)、『松原流:戦略マップ/BSC実践教本』(2010)、『S&OP入門』(2009)いずれも日刊工業新聞社、『図解「統合報告」の読み方・作り方』(2014)中央経済社などがある。
 連絡先:matsuqmc@blue.ocn.ne.jp

目次

はしがき

第1部 ビジネスモデル・マッピング入門
第1章 ビジネスモデルの代表的パターン
1◆代表的なビジネスモデル・パターン
2◆ICTが加速させたビジネスモデル・パターン
3◆スライウォツキーの23種のビジネスモデル・パターン
4◆バリューチェーン革新他のビジネスモデル・パターン
第2章 ビジネスモデル・マッピングの基礎
1◆ビジネスモデルの定義
2◆ビジネスモデルの見える化の流れ
3◆ビジネスモデル・マッピングの3つのツール
4◆BM-Mapの構造と読み方
5◆BM-Treeの構造と読み方
6◆ビジネスモデルの見える化からビジネスモデル・マネジメントへ
7◆ビジネスモデル・キャンバスとの違い

第2部 ビジネスモデル・マッピングのケース
第3章 掲載ケースの概要
1◆ケースの選定
2◆掲載ケースの一覧
第4章 グローバル化対応のケース
花王
~グローバルで存在感のある「世界のKao」を目指して
ダイキン工業
~モノづくり企業からグローバル企業への道
武田薬品工業
~老舗企業の新たな挑戦(「日本の武田」から「世界の武田」へ)
フォックスコン(鴻海精密工業グループ)
~EMS企業からの発展とグローバル市場展開に向けたビジネスモデルの強化
VWグループ
~ブランドマネジメントと開発マネジメントで生み出す競争力
第5章 ニッチのケース
ディスコ
~グローバル・ニッチ企業、その圧倒的な強さの源泉
日本磁力選鉱
~環境リサイクルの総合企業
第6章 サプライチェーン改革のケース
アイリスオーヤマ
~新商品の開発・生産を支える独自のバリューチェーンの構築
ニトリホールディングス
~自前主義でバリューチェーンをコントロールするSPA
第7章 リテールのケース
日本マクドナルドホールディングス
~巨大外食チェーンは低迷から再起なるか?
コメダ珈琲店
~地域発信のフルサービス型喫茶店の全国展開
西松屋
~顧客を明確にすることで価格以上の価値を提供
第8章 ニュービジネスのケース
ジェイアイエヌ
~メガネ業界にイノベーションを巻き起こす、その挑戦
リブセンス
~成功報酬型ビジネスモデルとその展開
第9章 事業転換のケース
富士フイルムホールディングス
~主力製品の売り上げ激減からの復活
ヤマトホールディングス
~宅配便ビジネスを超える新たな物流プラットフォームの構築
第10章 事業再生のケース
ハウステンボス
~「奇跡の復活」を果たした日本最大級テーマパーク
三陸鉄道
~三陸地域の牽引力、ローカル線の星をめざせ

第3部 ビジネスモデル分析の心得
第11章 外部者によるビジネスモデル分析の心得
1◆ビジネスモデル分析全般について
2◆ビジネスモデル・マッピングのツール作成のコツ
3◆ビジネスモデル・マッピングのテンプレートのフィジビリティ


あとがき

はじめに

はしがき

出版の経緯
 本書『ビジネスモデル・マッピング・ケースブック』は、私が提唱する「ビジネスモデル・マッピング(略称:BMM)」に関する二冊目の書籍です。2013年5月に出版した『ビジネスモデル・マッピング教本』は、ビジネスモデルの解説に留まらず、ビジネスモデルの見える化のフレームワークを提示し、また戦略マップ/BSC(バランス・スコアカード)との連携を通してビジネスモデルと戦略の統合を提唱したBMMの基本書であり、幸い多くの読者の支持を得ることができました。
 2013年7月には、BMMの普及、発展を通して組織体のビジネスモデル・イノベーションの促進に資することを目的に「ビジネスモデル・マッパーズ倶楽部(英語名称:Business Model Mappers Club、略称: BMM倶楽部)」を立ち上げ、コア・メンバーを中心に活動を続けてきました。その重要な成果物としてまとめられたものが本書『ビジネスモデル・マッピング・ケースブック』です。

お読みいただきたい方々
・ビジネスモデルの視点からビジネスを理解したい(ビジネスモデルの見える化)
・ビジネスモデルをマネジメントしたい(ビジネスモデル・マネジメント)
・ビジネスモデルの革新につなげたい(ビジネスモデル・イノベーション)
と考えているビジネス・パーソンを対象としています。

読者価値提案
 本書の第2部に掲載されている28件(対象ビジネス18件+比較ビジネス10件)のビジネスモデルのケースは、ビジネスモデル・マッパーズ倶楽部のコア・メンバーが注目する企業やビジネスを、外部情報を活用して解析したものです。
読者の皆様が、これらのケースの分析などを通じて
・「ビジネスモデル・パターン」とその実践での活用を学び、自らのビジネスモデルの改善や革新に向けた「引き出し」を増やすこと
・外部者として関心のある組織体のビジネスモデルを分析するアプローチを学ぶこと
・ビジネスモデル・マッピングの主なツールの使い方に精通すること
ができるでしょう。

本書の構成
 本書は3部、11章から構成されています。
 第1部のビジネスモデル・マッピング入門では、第2部のケースで用いられているビジネスモデル・マッピングとそのツールを読むために必要な基礎知識を解説しています。
 第1章では、次のような代表的なビジネスモデルのパターンを学習します。
・ICT(情報通信技術)が加速したビジネスモデル・パターン
・スライウォツキーの23種のビジネスモデル・パターン
・バリューチェーン革新他のビジネスモデル・パターン
 これらをマスターすることは、企業のビジネスモデルを分析したり、自らのビジネスモデルの改良、改革を実施する上で、ビジネスモデル・マッパーとして参照する「引き出し」を増やすことにつながります。
 第2章では、ビジネスモデル分析に活用するBM-MapとBM-Treeというビジネスモデル・マッピングのツールについて、その機能とテンプレートの見方について説明しています。

 第2部では、対象となった18件の企業/ビジネスに加えて、必要に応じてそれと比較される10件の企業/ビジネスないし業種など合計で28件のケースについて、ビジネスモデル・マッピングを使ったビジネスモデル分析を実施しています。読者の皆さんは、持続的成長企業、成功するベンチャー・ビジネス、そして事業再生成功事例などベンチマーキングに値するビジネスモデルの要点を読み取ることができるでしょう。

 また、第3部では、外部者によるビジネスモデル分析を実施するにあたっての心得として、執筆に当たったビジネスモデル・マッパーズ倶楽部のコア・メンバーによるコメントをまとめています。

 本書の出版に際して、ビジネスモデル・マッパーズ倶楽部のコア・メンバーは、掲載する組織体の選定と原稿の執筆そしてレビューなど、13か月間に、全体会議10回、分科会14回の計24回のミーティングを重ねてきました。本書が、読者の皆さんがビジネスモデルの見える化とビジネスモデル・マッピングを実践していく際の参考になることを願っています。

 最後に、コア・メンバーの一人でもあり、その全てのミーティングに出席しコメントを述べるなど、編集者として本書の出版を支えてくださった日刊工業新聞社の鈴木徹 書籍編集部長に感謝いたします。

2014年8月
ビジネスモデル・マッパーズ倶楽部
執筆メンバーを代表して 
松原恭司郎

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