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技術士第二次「筆記試験」「口頭試験」<準備・直前>必携アドバイス

定価(税込)  1,944円

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サイズ A5判
ページ数 160頁
ISBNコード 978-4-526-07262-8
コード C3050
発行月 2014年05月
ジャンル その他

内容

「技術士試験は制度改正で何が変わったか」「技術的体験論文に代わって導入された業務内容の詳細はどう書くか」「復活した択一式問題の対策はどうする」「技術的体験論文が廃止され、試験時間が20分に短縮された口頭試験対策はどうする」など、技術士第二次試験受験のための重要ポイントについて、アドバイス形式で答えた本。

佐野義幸  著者プロフィール

(さの よしゆき)
 技術士(機械部門)、一般計量士、一級土木施工管理技士 1965年生まれ 大阪府出身 sano@ip-net.org
 EHテクノロジー代表 特定非営利活動法人関西技術経営コンサルタンツ副理事長
 一般社団法人知財経営ネットワーク理事 http://www.ip-net.org/
 化学プラント、製鉄プラントなどの大型設備の計画・開発・設計に従事(1989年~2008年)。
 2009年よりEHテクノロジー代表として、設計開発コンサルタント、知財経営コンサルタント、技術経営コンサルタント、技術士受験指導、公的機関の技術者教育、民間企業の技術者教育に従事中。また若手技術者の教育には定評がある。著書として『知ってなアカン!』シリーズ(日刊工業新聞社)がある。

木村 進  著者プロフィール

(きむら すすむ)
 技術士(機械部門)、APECエンジニア(Mechanical Engineering) 1951年生まれ 岡山県出身
 一般財団法人 国際臨海開発研究センター(OCDI) 調査役
 2012年より開発途上国への技術協力・技術指導、および国の関係機関からの委託調査・研究に従事中。
 製造メーカにて、荷役機械、物流機械の計画・開発・設計に従事(1976年~2006年)。荷役機械のハイブリッド化、陸電化など省エネ・環境対応への改善工事、および機械設備の点検、延命化改造など維持管理に従事(2007年~2011年)。
 技術士の受験指導に従事(2007年~2011年)。
 荷役機械、物流機械の計画、設計、仕様・性能評価および技術指導ならびに品質評価・検証が専門分野。

古賀祥之助  著者プロフィール

(こが しょうのすけ)
 技術士(機械部門、総合技術監理部門)、ワインエキスパート 1970年生まれ 大阪府在住
 1994年大阪大学工学部を卒業後、石川島播磨重工業株式会社(現IHI)の技術研究所にて、ガスタービンにおけるタービン部品の強度解析や評価、タービン翼設計に従事した。
 1998年からガス会社にて、ガスタービンを中心とするコジェネレーションシステムの開発、不具合改善や信頼性評価に従事した。2008年からはガスタービンコンバインド発電所にて、機械設備の保全責任者として従事している。また技術士試験では、多くの受験生を指導し合格へ導いた。著書(共著)として、『設計検討って、どないすんねん! ~現場設計者が教える仮説検証型設計のポイント~』(日刊工業新聞社)がある。

貝賀俊之  著者プロフィール

(かいが としゆき)
 技術士(機械部門) 1959年生まれ 兵庫県在住
 総合電機メーカ勤務。印鑑照合装置などの金融端末や定期券発行装置などの駅務機器の開発設計に従事(1985年~1998年)。その後、社会システムを担当する部署において、制御盤・大型表示装置・監視制御装置・ネットワーク装置等の電子機器の開発設計に従事(1999年~2011年)。現在は、生産管理や制御盤生産設計・製造の改善、原価企画・コスト低減、製品環境負荷低減等のモノづくり力強化活動を行っている。また、2009年より技術士受験指導を行っている。著書として、『知ってなアカン! 機械技術者 設計検討のための新常識』(日刊工業新聞社)等がある。

古川 功  著者プロフィール

(ふるかわ いさお)
 技術士(機械部門) 1958年生まれ 大阪府出身
 工作機械メーカで鉄鋼プラント設計を経て(1980年~1984年)、電機メーカで燃料電池開発に従事し、リン酸型200 kW級の開発や家庭用小型電源(1 kW)の開発で設計業務に従事、実地試験などの技術開発に尽力した(1985年~1995年)。その後太陽光発電事業の業務では、国の研究事業で大型システムの設計・工事監理業務に従事し、顧客対応や太陽電池パネルの要素技術開発も担当、設計~製造~販売まで広範囲な業務を経験し、技術部門で従事している中、技術士活動では、受験指導にも取り組んでいる(2008年~)。著書として、『知ってなアカン! 機械技術者 モノづくり現場の「構想設計力」入門』(日刊工業新聞社)がある。

山崎雄司  著者プロフィール

(やまざき ゆうじ)
 技術士(機械部門、総合技術監理部門) 1964年生まれ 大阪府在住
 電機メーカにて、コストダウンを目指した新しい生産技術の研究、装置設計に従事(1987年~2009年)。
 薄型レンズ金型加工用超精密旋盤、セル生産対応小型はんだ付け装置を製作し、実用化。
 現在、金型加工技術(切削、研削、放電加工の高能率化)の研究を推進中(2010年~)。
 読みやすく理解してもらえる論文をポイントとした技術士受験指導を実施中。
 著書(共著)として『技術士第一次試験「機械部門」専門科目 過去問題 解答と解説』、『機械部門受験者のための 技術士第二次試験〈必須科目〉論文事例集』(ともに日刊工業新聞社)がある。

目次

はじめに

第1章 技術試験の概要
    1.技術士試験の概要
    2.筆記試験
    3.口頭試験
    4.試験対策1年間のスケジュール

第2章 受験申込書の準備・直前
   2─1 「業務の棚卸し」
    1.業務の棚卸し
     (1)業務の棚卸しリストの作成
    2.「業務内容の詳細」のテーマ選定
     (1)テーマ比較
     (2)口頭試験に通用する業務内容
   2─2 「受験申込書」と「業務経歴票」の書き方
    1.受験ができない「受験申込書類」
     (1)技術士第二次試験の受験資格要件
     (2)証明者の氏名と印のない「受験申込書類」
    2.茨の道を進む「受験申込書類」
     (1)「技術部門」を間違うと茨の道
     (2)「選択科目」を間違うと茨の道
3.「技術部門」の決め方
     (1)「技術部門」を決める要件
     (2)「業務内容の詳細」に適合した「技術部門」とは?
    4.「選択科目」の決め方
     (1)“合格しやすい”「選択科目」とは?
     (2)自分の将来を考えた「選択科目」とは?
    5.「専門とする事項」の書き方
     (1)「専門とする事項」を「選択科目の内容」より選ぶ
     (2)「専門とする事項」を作成する
    6.「業務内容」の書き方
     (1)その「業務内容」は技術士の業務か?
     (2)「業務内容」をどこまで埋めるのか?
     (3)逆に従事期間の合計が長い場合
     (4)課題は? 技術的提案は?
   2─3 「業務内容の詳細」の書き方のアドバイス
    1.以前の技術的体験論文との違い
     (1)技術的体験論文の構成
     (2)技術的体験論文の課題と技術的提案
    2.業務内容の詳細の書き方
     (1)業務骨子の作成
     (2)業務内容詳細の構成
    3.業務骨子のチェック
     (1)業務骨子のチェックポイント
     (2)業務骨子作成例
   2─4 「受験申込書類」の添削と受験申込み直前アドバイス
    1.「受験申込書類」の添削
     (1)技術士(主治医)による「受験申込書類」の添削
     (2)セカンドオピニオンを受ける
    2.受験申込み直前アドバイス
     (1)コピーを取る
     (2)早めの受験申込みを
     (3)受験申込み前の最終チェック

第3章 筆記試験の準備・直前
   3─1 必須科目(択一式)の準備
    1.必須科目(択一式)の位置づけ
    2.必須科目の出題数と解答数
    3.「択一式」問題の出題形式と出題数
    4.部門別の「択一式」問題の出題傾向
    5.必須科目(択一式)の準備と勉強方法
     (1)必須科目(択一式)の準備
     (2)必須科目(択一式)問題の勉強法
    6.必須科目(択一式)の問題の具体例
     【平成25年度の「択一式」問題】
     (1)建設部門〈2例〉
     (2)電気電子部門〈2例〉
     (3)機械部門〈2例〉
     (4)環境部門〈2例〉
   3─2 選択科目の準備
    1.選択科目の評価ポイント
    2.選択科目に求められる内容
     (1)選択科目(Ⅱ)
     (2)選択科目(Ⅲ)
    3.選択科目の勉強法
     (1)過去問題の収集
     (2)傾向分析
     (3)キーワードの集め方
     (4)キーワードリストの作成
     (5)キーワードノートの作成
     (6)論文の作成
     (7)技術士による添削
     (8)模擬試験と予想問題
     (9)筆記試験対策のスケジュール
    4.選択科目(Ⅱ)論文の書き方
     (1)選択科目(Ⅱ)で問われていることは
     (2)問題のパターンで論文構成が決まる
     (3)論文骨子と論文展開
     (4)表現上の注意
    5.選択科目(Ⅲ)論文の書き方
     (1)選択科目(Ⅲ)で問われていることは
     (2)理解しやすい論文構成
     (3)骨子の作成
    6.論文事例(選択科目)
     (1)選択科目(Ⅱ)論文例
     (2)選択科目(Ⅲ)論文例
   3─3 筆記試験直前アドバイス
    1.模擬試験のすすめ
    2.試験当日のアドバイス
     (1)試験会場に着く前に勝負は始まっている
     (2)論文を書く前に「はじめに」と「おわりに」を考える
     (3)焦らずに答案を作成する
     (4)問題を見て「どうしようか?」と悩んだとき
    3.再現論文を作る

第4章 口頭試験の準備・直前
   4─1 口頭試験とは
    1.試験制度改正でこう変わった
    2.口頭試験の評価ポイント
    3.合格への最重要事項
     (1)「業務内容の詳細」で高等の専門的応用能力を示す
     (2)回答の仕方と受験態度
     (3)筆記試験の選択科目論文の見直し・補足
    4.口頭試験はこう行われる
     (1)試験スケジュール、試験会場
     (2)試験官
     (3)口頭試験の進行
     (4)試験室内の配置
     (5)口頭試験の事例
    5.試問応答の失敗事例
     (1)プレゼンテーションで指定時間を大きくオーバー
     (2)試験官の試問の意図がわからないまま回答
     (3)極度の緊張のため、頭の中が真っ白
     (4)試験官と議論
     (5)質問されていないことまでしゃべり過ぎてしまった
   4─2 口頭試験の準備
    1.口頭試験の準備計画
    2.「業務内容の詳細」の整理
    3.「業務内容の詳細」以外の業務の整理
    4.筆記試験答案の見直し・補足
    5.Q&Aリストの作成
    6.口頭試問例
     (1)「業務内容の詳細」を中心とした経歴と応用能力
     (2)技術士としての適格性及び一般的知識
    7.プレゼンテーション原稿
     (1)プレゼンテーション原稿の作成
     (2)プレゼンテーションの事例
    8.口頭試験の自己練習
     (1)業務経歴と業務内容の詳細のプレゼンテーション練習
     (2)Q&Aリストによる質疑応答練習
    9.必ず確認しておきたい文献
     (1)技術士法
     (2)技術士倫理要綱
     (3)技術士ビジョン21
     (4)技術士CPD(継続研鑽)ガイドライン
   4─3 口頭試験直前アドバイス
    1.模擬口頭試験のすすめ
     (1)模擬口頭試験のねらい
     (2)模擬口頭試験
     (3)模擬口頭試験後のリカバリー
    2.最重要事項の再確認
    3.試験前日のアドバイス
    4.試験当日のアドバイス
    5.試験終了後のアドバイス

おわりに

はじめに

 3月初旬の金曜日、自宅のパソコンの前に座りドキドキしながら技術士会のホームページをチェックする。祈りながら自分の受験番号を探すが……、
  『ない!』
 もう一度探すが、『やっぱりない!』 ……ガックリと肩を落とす。

 口頭試験を思い返せば不合格と判断されてもおかしくないところがいくつもある。「業務内容の詳細」の説明では「何が課題で、何が対策か不明確だ。」と言われた。さらには「業務内容の詳細と受験した選択科目は合っていないのでは?」と言われ、とどめは「業務内容の詳細はあなたが行った業務かどうか疑わしい。」とまで言われた。
 受験を決意した頃にはそんなことは考えもよらなかった。誰もそんなことを言ってくれなかったし、どこにも書いていなかった。
 なんとか筆記試験までは合格できたけど、また今年も膨大な勉強をしなければならないかと思うと気が滅入ってくる……

 これは技術士試験に挑戦しようと思い立った、あなたの1年後の姿かも知れません。
 技術士第二次試験では、4月からの「受験申込書類」の提出に始まり8月の筆記試験、10月末の筆記試験合格発表後にも11月からの口頭試験と次から次へと大きな波(ビッグウェーブ)がやってきます。
 これらのビッグウェーブにうまく乗れなければ、その後の波に巻き込まれ、おぼれる羽目になってしまいます。
 しかし、初めて第二次試験を受験するときには、すぐ目の前にやってくる「受験申込書類」の提出や筆記試験の対策に追われ、その先まで見据えた対策がおろそかになります。

 本書は技術士第二次試験の流れを一通りたどることで、初めて受験する方に対しても合格に必要なポイントや効率的な勉強法がわかるようにし、さらには直前に役立つ具体的なアドバイスも記載しています。
 また、これまでに機械系技術士の有志の会であるNet─P.E.Jp*にて、数多く行ってきたセミナーの経験を活かし、すでに受験して惜しくも不合格となった方にも、何が足りなかったのか、何を準備しておくべきかを戦略的に指南いたします。

 *Net─P.E.Jp:2003年6月に結成した技術士、技術士補及び技術士を目指す方々のネットワーク。勉強会やセミナー、執筆を中心に活動している。

技術士とは
 技術士とは技術士法では下記のように規定されています。
 「技術士法第32条第1項の登録を受け、技術士の名称を用いて、科学技術に関する高等の専門的応用能力を必要とする事項についての計画、研究、設計、分析、試験、評価又はこれらに関する指導の業務を行う者」のことです。(技術士法第2条第1項)
 すなわち技術士とは、「豊富な実務経験と、高度な技術的専門知識及び応用能力を有するとして、国家から認定を受けた技術者」ということになります。さらには「高い倫理観、広い視野と深い専門性を併せ持ち、困難な課題への対応策を示す技術者」とも言えます。

 技術者と社会
 現在において科学技術と社会との結びつきは非常に強く、ひとたび技術的問題が発生すれば大きな影響を社会に与えます。そのことからも科学や技術を取り巻く状況は日々刻々と変化し、科学や技術を用いた製品やサービスに対する社会の要求も厳しくなっています。
 そのような環境下で技術者は、法的、社会的要求を満たしつつ技術的、経済的困難に立ち向かい解決しなければなりません。そのためには自分の専門的知識や考察はもちろんのこと、専門分野以外に対する基礎的な知識、社会のトレンドについても注意を払い、さらに企業や公的機関といった多くの組織と調整する必要もあります。
 専門性とコミュニケーション能力に優れ、高い倫理観が必要とされる技術士は、まさに現在の社会に必要とされている技術者像であるといえます。

 技術者の地位向上
 技術者本人にとっても技術士という資格は重要だと言えます。日本における技術者の相対的地位が低いのは、日本企業の経営方針によるものだけではなく、技術者側にも責任があると考えています。
 これからの技術者は広い視野や戦略的視点によって技術を見極め、積極的に企業経営や社会変革に関わり、企業の利益、社会や公共の利益を増進していかなければなりません。そのことで技術者の相対的地位が向上し、日本における技術者の裾野も広がると思います。

 技術者の夢
 あなたの夢は何ですか? 将来どう生きていきたいのですか?
 本を執筆したい、専門分野で講演をしたい、大学で教鞭をとりたい、海外に行って技術指導したいなど、技術者にとっての夢は人それぞれあると思います。その夢の実現に技術士という資格は一助になるはずです。もちろん資格を持てばすぐにできるわけではありませんが、多くの先輩技術士が様々な分野で活動しています。あなたの夢に向かう最初のステップが、この技術士資格へのチャレンジであろうと信じています。

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