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技術士試験「金属部門」受験必修テキスト 第2版
技術士第一次試験、第二次試験対応

定価(税込)  3,024円

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サイズ A5判
ページ数 300頁
ISBNコード 978-4-526-07248-2
コード C3057
発行月 2014年04月
ジャンル 資格試験 金属

内容

技術士試験金属部門の過去の問題を整理して、わかりやすく、読みやすく、テキストとしてまとめたもの。第一次試験、第二次試験の両方に対応している。金属分野の必須知識が簡潔にわかりやすくまとまっているので、試験対策をしながら、この分野の基礎知識がしっかりと学べる。第2版では、試験改正に対応、例題の問題及び内容も一新している。

高橋政治  著者プロフィール

(たかはし まさはる)【担当箇所:第1章】
1971年 千葉県生まれ
1995年 早稲田大学 理工学部 資源工学科 卒業
1997年 早稲田大学大学院 理工学研究科 資源及び材料工学専攻 修了
1997年 新日本製鐵株式会社 入社
2004年 技術士登録(金属部門、鉄鋼生産システム)(登録番号:第55880号)
2009年 弁理士登録(登録番号:第16086号)
2010年 エース特許事務所 入所
著書:技術者・研究者のための特許の知識と実務[(株)秀和システム、2011年8月発行]
ホームページアドレス http://www.t-pat-eng.com

佐藤智幸  著者プロフィール

(さとう ともゆき)【担当箇所:第2章 2.非鉄製錬、4.二次試験問題と解答例】
1978年 新潟県生まれ
2003年 横浜国立大学大学院 修了
2003年 松田産業株式会社 入社
2003年~2010年 生産本部 貴金属リサイクル部 製錬課
2010年~2011年 生産本部 技術部 技術開発課
2011年~現在 経営企画室
2011年 技術士登録(金属部門、非鉄生産システム)(登録番号:第74133号)

上野英生  著者プロフィール

(うえの ひでお)【担当箇所:第2章 1.この分野の出題傾向について、3.非鉄金属、第3章4.2 回復と再結晶】
1954年 東京都生まれ
1976年 茨城大学工学部金属工学科 卒業
1979年 東京大学大学院工学系研究科金属工学専攻修士課程 修了
1979年 三菱製鋼株式会社 入社
2009年 技術士登録(金属部門、金属材料)(登録番号第66764号)

佐藤彰洋  著者プロフィール

(さとう あきひろ)【担当:第3章(2.金属の結晶構造、3.1 状態図、4.2 回復と再結晶、9.二次試験問題と解答例を除く)】
1971年 千葉県館山市生まれ
1994年 京都大学 工学部 冶金学科 卒業
1996年 京都大学大学院 工学研究科 材料工学専攻 修了
1996年 石川島播磨重工業株式会社(現、株式会社IHI) 入社
2006年 京都大学博士(工学)
2010年 技術士登録(金属部門)(登録番号 第71239号)

小柳拓央  著者プロフィール

(こやなぎ たくお) 【担当箇所:第4章】
1968年生まれ
1992年 中央大学理工学部土木工学科 卒業
1992年~1997年 (株)ザナヴィ・インフォマティクス 開発本部
1997年~1999年 (有)小柳塗工所 技術担当
2000年 1月~  (有)小柳塗工所 代表取締役(現在に至る)
2010年 技術士登録(金属部門、登録番号第69671号)
2011年 金属塗装1級技能士取得
2012年 技術士登録(総合技術監理部門)
中央大学理工学部兼任講師

村山 肇  著者プロフィール

(むらやま はじめ)【担当箇所:第5章(4.溶接を除く)】
1941年 兵庫県生まれ
1964年 秋田大学鉱山学部冶金学科 卒
1965年 三菱金属鉱業株式会社(現 三菱マテリアル株式会社)入社
2010年 技術士登録(金属部門、登録番号第70812号)
2011年 IntPE(Jp)登録(登録番号IntPE(Jp)―1―000320)

藤田善宏  著者プロフィール

(ふじた よしひろ)【担当箇所:第3章 2.金属の結晶構造、3.1 状態図、第5章 4.溶接】
1978年 大阪府生まれ
2007年 大阪大学大学院工学研究科博士課程修了 工学博士
2011年 技術士登録(金属部門)(登録番号 第74769号)

佐野照晃  著者プロフィール

(さの てるあき)【担当箇所:第5章 4.溶接】
1985年 静岡県生まれ
2007年 愛媛大学 工学部 機能材料工学科 卒業
2009年 大阪大学大学院 工学研究科 マテリアル生産科学専攻 修了
2009年 日揮株式会社 入社
2009年 技術士第一次試験(金属部門)合格
2010年 溶接管理技術者特別級 取得(証明書番号:第S100020号)

目次

第1章 鉄鋼生産システム
1.この分野の出題傾向について
2.銑鋼一貫プロセスの概要
3.原料処理工程
 3.1 焼結工程
 3.2 コークス工程
4.高炉
 4.1 概要
 4.2 原理、反応
 4.3 原料
 4.4 装入物分布
 4.5 微粉炭吹き込み
 4.6 溶銑
 4.7 スラグ
 4.8 排ガス
5.溶銑予備処理
 5.1 溶銑予備処理の目的
 5.2 溶銑予備処理の役割
6.製鋼(転炉法)
 6.1 概要
 6.2 原料
 6.3 転炉法の原理、反応
 6.4 スラグ
7.取鍋精錬法
 7.1 取鍋精錬の目的
 7.2 取鍋精錬の役割
 7.3 取鍋精錬の種類
 7.4 真空脱ガス法について
8.ステンレス生産プロセス
 8.1 概要
 8.2 原料
 8.3 脱炭、脱窒、脱酸、脱リン反応
 8.4 VOD法(Vaccum Oxygen Decarburization)
 8.5 AOD法(Argon Oxygen Decarburization)
 8.6 ステンレス鋼の性質に及ぼす不純物元素の影響
9.高炉によらない製鉄法(溶融還元法、直接還元法)
 9.1 溶融還元法の概要
 9.2 溶融還元法の原理
 9.3 溶融還元法の問題点と今後の展望
 9.4 直接還元法
10.電炉プロセス
 10.1 概要
 10.2 電気炉ダストについて
11.連続鋳造
 11.1 連続鋳造法の主要技術
 11.2 鋳片欠陥の発生原因とその予防法・対処法
 11.3 高速鋳造技術
12.圧延・薄板・焼鈍技術
 12.1 制御圧延、制御冷却技術(TMCP)
 12.2 薄板製造技術
 12.3 焼鈍技術
13.第二次試験問題と解答例

第2章 非鉄生産システム
1.この分野の出題傾向について
2.非鉄製錬
 2.1 非鉄製錬の概要
 2.2 銅製錬(自溶炉―電解精製法)
 2.3 銅製錬(SX―EW製錬法)
 2.4 チタン製錬
 2.5 アルミニウム製錬
 2.6 ニッケル製錬
 2.7 シリコン製錬
 2.8 亜鉛製錬
 2.9 マグネシウム製錬
 2.10 熱精算
 2.11 化学ポテンシャル図
 2.12 リサイクル
3.非鉄金属
 3.1 銅合金
 3.2 チタン合金
 3.3 アルミニウム合金
 3.4 マグネシウム合金
 3.5 その他の非鉄合金および機能材料
4.第二次試験問題と解答例

第3章 金属材料
1.この分野の出題傾向について
2.金属の結晶構造
3.平衡状態図
 3.1 状態図
 3.2 エリンガム図
4.金属材料の組織と強度
 4.1 均質化熱処理
 4.2 回復と再結晶
 4.3 相変態
 4.4 溶体化・時効
 4.5 鉄鋼材料の熱処理
5.金属の変形の基本
 5.1 応力―ひずみ曲線
 5.2 弾性破損の法則
 5.3 塑性変形とすべり
 5.4 結晶中の転位
 5.5 コットレル効果
6.金属の強化機構
 6.1 転位強化
 6.2 固溶強化
 6.3 粒子分散強化
 6.4 結晶粒微細化強化
7.金属材料の機械的性質と試験
 7.1 硬さ
 7.2 脆性と靭性
 7.3 疲労
 7.4 クリープ
8.電池
9.第二次試験問題と解答例

第4章 表面技術
1.この分野の出題傾向について
2.表面処理プロセス
 2.1 乾式被覆処理
 2.2 表面改質
 2.3 湿式処理
3.腐食と酸化
 3.1 金属の溶解・腐食反応
 3.2 電位・pH図
 3.3 腐食の種類
 3.4 酸化スケール
 3.5 腐食量
4.防食
 4.1 耐食材料
 4.2 電気防食
 4.3 環境対応
 4.4 環境遮断
5.めっき(金属の種類別)
 5.1 亜鉛めっき
 5.2 錫(すず)めっき
 5.3 無電解銅めっき
 5.4 その他
6.分析機器
7.第二次試験問題と解答例

第5章 金属加工
1.この分野の出題傾向について
2.鋳造加工法(Casting)
 2.1 溶解方法
 2.2 鋳造方法
 2.3 鋳造欠陥
 2.4 鋳鉄
 2.5 凝固
3.塑性加工法(Plastic Working)
 3.1 金属の塑性変形と加工硬化
 3.2 塑性加工方法分類
 3.3 圧延加工(Rolling)
 3.4 鍛造加工(Forging)
 3.5 押し出し加工(Extrusion)
 3.6 引き抜き加工(Drawing)
 3.7 せん断加工(Shearing)
 3.8 曲げ加工(Bending)
 3.9 深しぼり加工(Deep drawing)
 3.10 張り出し加工(Bulging)
 3.11 板材の塑性変形能試験
4.溶接
 4.1 溶接方法
 4.2 鋼材の溶接
 4.3 溶接時の熱処理
 4.4 溶接構造物の品質
5.粉末焼結法(粉末冶金法:Powder Metallurgy)
 5.1 金属粉末製造法
 5.2 金型(プレス)成型法
 5.3 等方加圧成形法(Isostatic Pressing)
 5.4 金属粉末射出成形法(MIM:Metal Injection Mold)
6.第二次試験問題と解答例

はじめに

2009年2月28日、東京神谷町の某会議室に23名のエンジニアが集まりました。顔ぶれは、サラリーマン、公務員、独立コンサルタント、会社の経営者、弁理士、中小企業診断士、高専の先生、大学院の学生など、年齢も職業もバラバラです。全員の共通事項といえば、金属材料に関する仕事や研究、勉強をしているという、ただ1点だけです。
 この会合こそ、金属部門若手技術者の会、正式名は“Young Engineers Society―Metals!”(略称YES―Metals!)の旗揚げ式でした。
 このYES―Metals! は、公益社団法人 日本技術士会 金属部会の幹事4人が発起人となって作ったもので、その理念として、金属に関わる技術者が集い、自己研鑽と相互協力により、アウトプットを充実したものとし、その結果、技術士としての活躍の場を広げることを目的としています。
 技術士会のいろいろな会合でプレゼンテーションを行ったり、勉強の結果を本にまとめたり、個人的には社会人博士を目指したり、独立を目指したりと、YES―Metals! での活動を通じたアウトプットの形は様々です。
 その中で、みな第一次試験を受けて個々に勉強したことを整理し、これから特に第一次試験を目指す方たちの助けになればという思いで、8名のメンバーが集まり、過去の問題を精査し、この本を執筆しました。この本は、YES―Metals! にとってグループとして公に発表するアウトプットの第1号となりました。
 YES―Metals! の旗揚げから4年半が過ぎ、23名から始まった会員の数も今や128名に増えました。それには8名で執筆したこの「金属部門受験必修テキスト」が大きく寄与しています。
 皆様のご支援とご賛同を得て、この本も第2版を発行することができました。これからも技術士を目指す皆さん、技術者として自己実現を目指す皆さん、仲間と何か結果を出したいと強く望んでいる皆さんにとって、そのきっかけとなってくれることでしょう。もちろん、YES―Metals! はこれからもずっと皆さんに広く門戸を開放しています。yesmetals@gmail.comにご一報をお待ちしています。

第2版に向けて、2013年秋
笹口 裕昭(技術士:金属、建設、総合技術監理)

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