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在庫僅少

絵とき 配管技術用語事典

定価(税込)  2,700円

著者
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サイズ A5判
ページ数 208頁
ISBNコード 978-4-526-07219-2
コード C3043
発行月 2014年03月
ジャンル 化学

内容

配管は、化学、石油、発電、食品、医薬品、上・下水道、ガス、建築など、非常に広範囲で必要とされる基幹技術の1つ。本書は、配管技術にかかわる用語を、図表、写真を多用してわかりやすく解説した事典。1ページに2ワードで計360ワードを収録。

西野悠司  著者プロフィール

(にしの ゆうじ)
1963年 早稲田大学第1理工学部機械工学科卒業
1963年より2002年まで、現在の株式会社東芝京浜事業所、続いて株式会社東芝プラントシステムにおいて発電プラントの配管設計に従事。その後、3年間、化学プラントの配管設計にも従事。
一般社団法人配管技術研究協会主催の研修セミナー講師。
同協会誌元編集委員長および雑誌「配管技術」に執筆多数。
現在、一般社団法人配管技術研究協会参与。
 日本機械学会火力発電用設備規格構造分科会副主査。
 西野配管装置技術研究所代表。
主な著書
・絵とき「配管技術」基礎のきそ(日刊工業新聞社)
・トコトンやさしい配管の本(日刊工業新聞社)

高橋利彦  著者プロフィール

(たかはし としひこ)
1966年 神奈川大学第二工学部機械工学科卒業 
株式会社三興製作所(現在の新興プランテック株式会社)にて石油精製、石油化学、一般化学、肥料プラント、LNGの配管、機器設計、製作、試運転、プロジェクト管理、配管資材の国際調達、国内外工事発注などに39年間従事。
配管設計課長、工場長、プロジェクト部長、調達部長を歴任。2000年定年退職。
一般社団法人配管技術研究協会元技術委員長。
同協会誌および雑誌「配管技術」に執筆多数。同協会主催研修セミナー講師。
現在、PEコンサルタント髙橋 代表。
一般社団法人配管技術研究協会参与。

目次

はじめに

第1章 プラント配管
  契約
  基準・規格
  プロジェクト
  プラント設計
  その他

第2章 導管・建築設備配管   
  共通
  上水道
  下水道
  空調
  消火設備

第3章 エンジニアリング   
  流体
  強度
  熱膨張応力
  伝熱・保温

第4章 トラブルと対策       
  振動・水撃
  疲労
  腐食・浸食
  強度劣化
  その他

第5章 製造・据付け・検査        
  溶接
  製作・据付け
  試験・検査

第6章 管・管継手           
  管
  管継手
  ガスケット

第7章 弁                 
  弁共通
  手動弁
  調節弁
  安全弁
  弁駆動装置

第8章 スペシャルティ・サポート    
  伸縮管継手
  スチームトラップ
  ストレーナ
  破裂板
  その他のスペシャルティ
  ハンガ・サポート

第9章 配管関連装置   
  計装
  機器・装置
     
本書の構成
参考図書
索引

はじめに

 本書は「配管」に関連する「用語」を手軽に調べるための「配管用語事典」としてだけでなく、「配管技術」について、より深く理解したい人のために、コンパクトな「配管技術事典」として使えるものを目指しました。
 通常の用語事典はその用語がどんなものか、どんな現象か、だけを説明していますが、本書は、その現象がどのようなしくみで現れるのか、その機能はどのようなメカニズムからもたらされるのかなどを200字の文章と限られたスぺースの図を使って説明しています。この200字という短さには、用語の意味を簡便に理解できるというメリットもあります。
 さて、「配管」とは、管、管継手、弁、スペシャルティ(後述)、ハンガ・サポートなどの配管コンポーネント(配管要素)を、流体が安定的、恒久的に輸送されるように組立てられた装置をいいます。
 「配管」といっても、配管にはさまざまな分野があり、その分野特有の用語があります。本書で取り上げた用語は、主に、プラント配管(石油精製、石油化学、電力、製鉄など)、導管設備(上・下水道、ガス、パイプライン)、建築設備配管(給水、排水、衛生器具、空調)で使用されるものとしました。また、配管を構成するものではありませんが、溶接用語のように配管技術者、技能者がよく使う用語や、配管と関連の深い代表的な機器、装置についても解説しました。
 本書の構成は、大きく分けると、第1章と第2章が産業分野別用語、第3章はエンジニアリングに関する用語、第4章は配管装置に起きるトラブルとその対策に関する用語、第5章は配管の製作、組立に関する用語、そして第6章から第9章までが、配管装置を構成する配管コンポーネント(要素)に関する用語となっています。
 第1章「プラント配管」は、プラントやその配管計画において使われる用語です。ここには配管用語ではないが、輸出プラントなどにおける契約に際してよく使われるような用語も含めました。
第2章「導管・建築設備配管」は、公共設備と給水・衛生・空調などの建築設備特有な配管用語です。
 第3章「エンジニアリング」は、配管の設計段階においてよく使われる用語が中心となっています。
 第4章「トラブルと対策」は、配管に起こる種々のトラブルに関係ある用語を集めました。トラブルは技術の負の一面である一方、進歩の母でもあります。トラブルのポジティブな面、すなわちトラブル防止策の用語も収めました。
 第5章「溶接・据付け・検査」は、設計が終わって製作、組立、非破壊検査、耐圧気密試験などの各段階において使われる用語集です。
 第6章「管・管継手」は、配管関係者が非常によく扱う管と管継手が主題なので、日ごろ最もよく使われている用語群かもしれません。
 第7章「弁」は、管・管継手と並ぶ配管の必需品で、種類も多い弁関連の用語で、その数も非常に多いのですが、その中から使用頻度が多くて重要なものを選択しました。
 第8章 「スペシャルティ・サポート」は、配管装置の運転に不可欠な、特有な機能をもった配管付属品、すなわちストレーナ、スチームトラップ、破裂板(ラプチュアディスク)、そして配管支持装置であるハンガ・サポートに関連する用語です。
 第9章 「配管関連装置」は、配管の途中に組込まれる計装品と、配管と接続し互いに影響しあう機器類、たとえばポンプ、圧縮機、熱交換器、反応器、塔槽などに関する用語です。
 さて、本事典の使い方ですが、意味の解らない用語を知りたい時、「辞書的」に使うほかに、興味ある用語をちょっとした時間を利用して、読み進めれば、知らず知らずのうちに「配管技術」を身につけることができると思います。本書により、諸兄の「配管」や「配管技術」に関する理解がますます広がりかつ深まることを願ってやみません。
 最後に、本書の執筆の機会を与えていただいた日刊工業新聞社の奥村功出版局長、また企画段階からアドバイスご支援いただいたエム編集事務所の飯嶋光雄氏、紙面作成を担当いただいた志岐デザイン事務所の大山陽子さんに御礼申し上げます。そして、本書執筆にご協力いただいた多くの方々に感謝申し上げます。

2014年3月
西野悠司

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