買い物かごへ

金型設計者1年目の教科書

定価(税込)  2,160円

著者
サイズ A5判
ページ数 180頁
ISBNコード 978-4-526-07217-8
コード C3053
発行月 2014年03月
ジャンル 機械

内容

「射出成形金型について知りたい」「学びたいけれど本を読んでも専門用語が出てきてよくわからない」―そんな思いを持つ人に最適の1冊。デザイン、試作・検証、量産…とものづくりが進むなかで、各場面を想定したストーリ仕立ての内容で、金型の役割から設計まで、初心者にもわかりやすく解説している。図面も多数掲載。金型設計者だけでなく、営業マンやデザイナーなど関連業務の方にもおすすめの入門書。

落合孝明  著者プロフィール

(おちあい たかあき)
1973年生まれ。2010年に株式会社モールドテック代表取締役に就任(2代目)。現在、本業の樹脂およびダイカスト金型設計を軸に、中小企業の連携による業務の拡大を模索中。「全日本製造業コマ大戦」の行司も務める。また、東日本大震災をうけ、製造業的復興支援プロジェクトを発足。「製造業だからできる支援」を微力ながら行っている。

目次

はじめに  

序章 金型設計という仕事
0―1 さあ、新製品を作ろう!  
0―2 そもそも金型って何だ?
   ―金型の種類と役割  
0―3 製品ができるまでと金型設計者の役割  

1章 射出成形金型って何?
1―1 金型にはどのくらいの力がかかるのか?  
1―2 2プレート金型のしくみ  
1―3 2プレート金型の動作  
1―4 3プレート金型のしくみと動作  

2章 用途にあった樹脂材料を選定する
2―1 樹脂の種類を把握しよう  

3章 金型を考慮した製品設計とは?
3―1 試作品と量産品の違いは?
   ―製品設計における注意点  
3―2 抜き勾配  
3―3 肉厚  
3―4 パーティングライン  
3―5 アンダーカット  
3―6 角R  
3―7 公差  

4章 はじめての金型設計
4―1 最低限これだけは確認してから設計する
   ―金型設計前の確認事項  
4―2 樹脂の通り道を設計する  
4―3 製品の分割位置を設計する  
4―4 金型の温度調節を設計する  
4―5 製品を取り出すための設計をする  
4―6 普通では抜けない形状を処理する  
4―7 その他の部品を設計する  
4―8 最後に完成した図面をチェックしてみる  

5章 設計者のための加工の基礎知識
5―1 その形状は金型で加工できるのか?  
5―2 工作機械の種類  

6章 金型が完成、いよいよ成形
6―1 ついに量産へ  
6―2 不具合対策について検討してみよう 

索引  
参考文献  

はじめに

自分は金型設計会社の2代目です。今から約10年前に父の会社に入りました。
 学生時代は化学を専攻していたこともあって、入社当時は金型のかの字も知らないド素人からのスタートでした。勉強のために金型関係の書籍をいろいろと読み漁りました。ところが、自分の理解力がないせいでしょうか、どの本を読んでもなかなか頭にすんなりとは入ってきませんでした。
 今回、金型設計を一から学ぶ人のための本の企画をいただき、そんな当時の自分だったらどのような本が読みたかったのか、そのようなことを考えながら本書を執筆しました。
 自動車、家電、文具、雑貨など、世に出回っているプラスチック製品の多くは射出成形という手法で成形された製品であり、射出成形をするためには金型が必要になります。
 射出成形金型そのものが表に出ることはめったにありませんが、産業にとって非常に重要な分野といえます。
 そんな重要な分野である金型の設計について限りなく内容を噛み砕いて、正真正銘一から金型を学ぶ人が理解できるような内容をこころがけました。
 本書がこれから金型設計を学ぶ人のお役に立てば幸いです。
 なお、この本を執筆するにあたり、(株)ミヨシ、アイティメディア(株)MONOist編集部をはじめ、非常に多くの方からご助言をいただきました。この場を借りてお礼申し上げます。

2014年3月
落合 孝明

買い物かごへ