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現場の評価技術者による
実践!電子部品の信頼性評価・解析ガイドブック

定価(税込)  3,888円

編者
監修
監修
サイズ A5判
ページ数 336頁
ISBNコード 978-4-526-07203-1
コード C3054
発行月 2014年02月
ジャンル 電気・電子

内容

電子機器、電子部品における様々な評価・解析について、経験の少ない技術者、担当者でも最適な評価を得られるように導く入門書。電子部品の信頼性評価、解析のさまざまな現場において、いつでもどこでも役立つ内容となっている。

沖エンジニアリング株式会社  著者プロフィール

監修
今井 康雄:取締役(デバイス評価事業部長、信頼性技術事業部担当)
味岡 恒夫:信頼性技術事業部(技術部長)

著者
味岡 恒夫:信頼性技術事業部(技術部長)
 Ⅰ―4、Ⅱ―8、Ⅲ―26、Ⅲ―29、Ⅲ―30、Ⅲ―32
飯塚 隆元:信頼性技術事業部北関東試験センタ(センタ長)
 Ⅲ―12、Ⅲ―13、Ⅲ―14、Ⅲ―15
今井 康雄:取締役(デバイス評価事業部長、信頼性技術事業部担当)
 Ⅱ―2、Ⅱ―3、Ⅲ―5、Ⅲ―6、Ⅲ―7、Ⅲ―9、Ⅲ―10
岩井 泰之:デバイス評価事業部(副事業部長)
 Ⅲ―8
岡 克己:信頼性技術事業部実装技術グループ
 Ⅲ―4、Ⅲ―18
加藤 且宏:デバイス評価事業部評価技術第2グループ(グループ長)
 Ⅲ―3
小関 健哲:デバイス評価事業部評価技術第1グループ(グループ長)
 Ⅱ―1、Ⅲ―1、Ⅲ―2
清水 亙:信頼性技術事業部構造解析グループ
 Ⅰ―6、Ⅲ―38
白石 理:デバイス評価事業部
 Ⅰ―2
征矢 健司:環境事業部調査分析グループ
 Ⅲ―31
高貫 智久:環境事業部調査分析グループ(グループ長)
 Ⅲ―31、Ⅲ―33、Ⅲ―35、Ⅲ―36
高森 圭:信頼性技術事業部故障解析グループ(グループ長)
 Ⅱ―5、Ⅱ―6
多田 雅則:EMC事業部EMCグループ(グループ長)
 Ⅲ―16
立野 直美:環境事業部調査分析グループ
 Ⅲ―33
田中 大起:信頼性技術事業部(事業部長)
 Ⅰ―8、Ⅲ―37
玉手 泰将:EMC事業部製品安全グループ(グループ長)
 Ⅲ―17
坪井 克昌:信頼性技術事業部故障解析グループ
 Ⅲ―34
戸所 祐策:EMC事業部車載グループ(グループ長)
 Ⅲ―16
中嶋 龍一:信頼性技術事業部実装技術グループ(グループ長)
 Ⅰ―1、Ⅰ―3、Ⅱ―4、Ⅱ―11、Ⅲ―19、Ⅲ―20、Ⅲ―21、Ⅲ―22
中村 典子:信頼性技術事業部故障解析グループ
 Ⅲ―24
中村 隆治:信頼性技術事業部営業技術グループ(グループ長)
 Ⅰ―7、Ⅱ―7、Ⅱ―9
野口 高:信頼性技術事業部実装技術グループ
 Ⅰ―5
長谷川 覚:信頼性技術事業部故障解析グループ
 Ⅲ―23
矢部 一博:信頼性技術事業部構造解析グループ(グループ長)
 Ⅲ―28
山本 剣:信頼性技術事業部故障解析グループ
 Ⅲ―25、Ⅲ―27

目次

巻頭言
本書の使い方
著者一覧

第Ⅰ章 電子機器、部品の課題と評価法
Ⅰ-1.電子機器
Ⅰ-2.電源モジュール
Ⅰ-3.部品実装基板(ユニット・モジュール)
Ⅰ-4.集積回路(IC、LSI)(チップ部)
Ⅰ-5.集積回路(IC、LSI)(実装部)
Ⅰ-6.パワーデバイス(MOSFET、IGBT)
Ⅰ-7.LEDデバイス(機器)
Ⅰ-8.受動部品

第Ⅱ章 評価・解析法
Ⅱ-1.電気特性評価
Ⅱ-2.信頼性(加速)試験
Ⅱ-3.環境試験
Ⅱ-4.実装評価試験
Ⅱ-5.故障解析
Ⅱ-6.市場流通品の評価
Ⅱ-7.良品解析
Ⅱ-8.材料分析
Ⅱ-9.熱解析

第Ⅲ章 評価・解析ツール
Ⅲ-1.LSIテスト
Ⅲ-2.簡易電気特性評価
Ⅲ-3.ESD・ラッチアップ試験
Ⅲ-4.光学評価
Ⅲ-5.温度ストレス試験
Ⅲ-6.水分・湿度ストレス試験
Ⅲ-7.温度急変ストレス試験
Ⅲ-8.電気的ストレス試験
Ⅲ-9.振動試験
Ⅲ-10.落下試験
Ⅲ-11.耐塩水性試験
Ⅲ-12.混合ガス流腐食試験
Ⅲ-13.耐候性試験
Ⅲ-14.塵埃試験
Ⅲ-15.IP等級試験
Ⅲ-16.EMC試験
Ⅲ-17.製品安全試験
Ⅲ-18.はんだ強度試験
Ⅲ-19.はんだ濡れ性試験
Ⅲ-20.イオンマイグレーション試験
Ⅲ-21.ウィスカ評価試験
Ⅲ-22.吸湿性試験
Ⅲ-23.開 封
Ⅲ-24.透過X線・X線CT
Ⅲ-25.超音波探査法
Ⅲ-26.故障箇所特定法
Ⅲ-27.ロックイン赤外線発熱解析
Ⅲ-28.観察用平面・断面加工
Ⅲ-29.形態、形状観察
Ⅲ-30.表面元素分析
Ⅲ-31.化学構造解析
Ⅲ-32.物理構造解析
Ⅲ-33.微量不純物分析
Ⅲ-34.気密封止ガス分析
Ⅲ-35.熱分析
Ⅲ-36.環境負荷物質の分析
Ⅲ-37.サーモグラフィ
Ⅲ-38.熱過渡解析

索 引

はじめに

 沖エンジニアリング(株)(OEG)では受託評価・解析サービスを通して、顧客とともに電子機器で起こっている様々な問題の解決を行ってきた。そして、昨年、12月に創業40周年を迎えることができた。この間、皆様から様々な御意見、御指導、御支援をいただき、常に時代の要求にあった技術を取り入れられたことにより、このような長期にわたりビジネスが続けられたと感謝している。
 40年前は、日本の各産業は先進の欧米に追いつくための努力が成果につながり、“日本のモノづくり”というブランドに向かい始めた頃であった。それ以降、高品質・高信頼性化が進み、日本の製品は海外で高いシェアを占めてきた。一方、LSIなどの部品の進化も激しく、多くの製品が電子化されてきた。小型で高機能な電子機器が安価になり、子供から大人まで様々な年齢層が使用するまでになった。
 近年では新たな部品・モジュールが開発され、より多機能な電子機器が作られるようになってきた。また、電子機器・モジュールを購入して、システムを売る一方、システムを買って、サービスを売るように様々な形態の会社が生まれ、その役割も進化してきている。
 このように現在では高機能な電子機器・モジュールが信頼性を要求される製品に搭載されており、市場における不具合・故障が社会的な大問題となり、電子機器メーカの技術者にとっては、いかに品質・信頼性を作りこみ、管理していくかが大きな課題になっている。電子機器の品質は自社の製造だけでなく、調達する電子部品にも要求されるが、複雑な構造を持つ多くの電子部品が電子機器に搭載されるため、部品を理解し適切な評価・解析を行うことが難しくなっている。
 そのようなことから、40年間の御礼として、我々の顧客をはじめ、信頼性に関連する技術者に役立つものを残したいと考え、書籍を出版することにした。信頼性評価が加速試験から始まっているため、これを統計的な扱った書籍が多く、実践的なものが少ない。信頼性評価は、対象部品の変遷、信頼性の要求レベル、及び経済性により新たな方法が開発されているため、現状に合った解説書も必要である。上記のようにOEGは常に時代のあった評価を導入してきたため、この技術を系統的にまとめることにより、実践的な書籍を提供できると考えている。また、近年、信頼性や品質が重視される自動車産業はいうに及ばず、農業などの各産業においてもエレクトロニクス技術が深く入り込むようになってきている。このように新たに参入する企業や技術者が多くなったが、評価技術を十分理解する時間がないため、最適な評価ができないという問題が起こっている。そこで書籍の方式は電子機器技術者が、現在抱えている問題を解決するために、役立つガイドブックとした。本書では第Ⅰ章で簡単に対象とする部品の評価法を問題の概要を理解し、第Ⅱ章と第Ⅲ章で適切な評価を選定するというような構成になっており、信頼性評価を利用する設計、開発、及び品質保証などの技術者に役立つものになっている。勿論、入門書としても十分有効なものである。
 本書を御利用いただき、品質の高い製品に貢献できれば幸いである。

今井 康雄

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