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知ってなアカン!機械技術者
設計検討のための新常識

定価(税込)  2,376円

著者
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サイズ A5判
ページ数 240頁
ISBNコード 978-4-526-07168-3
コード C3053
発行月 2013年12月
ジャンル 機械

内容

新人機械技術者や若手機械技術者の設計力向上を目指すシリーズの1冊。学校では習わない、実務だけでは身につきにくい、「設計検討を行うための知識」を機械技術者向けに実際の機械設計における事例を示して伝える本。機械設計上必須の信頼性対策、環境対策、コストダウン、安全性対策などを、設計検討に絡めて「新常識」として紹介する。

佐野義幸  著者プロフィール

(さの よしゆき)


技術士(機械部門)、一般計量士、一級土木施工管理技士 1965年生まれ 大阪府在住

EHテクノロジー代表http://ehtech.jp/ 

特定非営利活動法人関西技術経営コンサルタンツ副理事長http://www.kgkc.jp/

一般社団法人知財経営ネットワーク代表理事 http://www.ip-net.org/


化学プラント、製鉄プラント、大型計量設備などの計画・開発・設計に従事した(1989年~2008年)。2009年よりEHテクノロジー代表として、セミナー講師、設計開発コンサルタント、知財経営コンサルタント、技術経営コンサルタント、技術士受験指導、公的機関の技術者教育、民間企業の技術者教育に従事している。著書として『知ってなアカン!』シリーズ及び『設計検討って、どないすんねん!』(日刊工業新聞社)がある。

竹田雅信  著者プロフィール

(たけだ まさのぶ)


技術士(機械部門、総合技術監理部門) 1954年生まれ 京都府在住


大学で機械工学を専攻し、自動車メーカの下請け企業勤務等を経て、ベンチャー企業で主に視覚センサー付きのLSI実装ロボットの開発に携わる。その後京都市内の中堅分析機器メーカに転職。放射線関連の自動測定器の開発、原子力発電所の自動分析装置の開発や、汎用分析計の自動化設計等に従事。設計部門の責任者として、ISO9001の認証取得に尽力。品質保証部長、製造部長を経験し、トラブル対応、不具合対応や現場経験も豊富。放送大学大学院で環境システムを専攻し、学術修士の学位を取得。平成24年9月より、技術士の資格を生かして、監理技術者として京都市内の自動機製造メーカに勤務。

貝賀俊之  著者プロフィール

(かいが としゆき)


技術士(機械部門) 1959年生まれ 
兵庫県在住

総合電機メーカ勤務。印鑑照合装置などの金融端末や定期券発行装置などの駅務機器の開発設計に従事(1985年〜1998年)。その後、社会システムを担当する部署において、制御盤・大型表示装置・監視制御装置・ネットワーク装置など電子機器の開発設計に従事(1999年〜2012年)。現在は、生産管理や制御盤生産設計・製造の改善、コスト低減、製品環境負荷低等のモノづくり強化活動を行っている。また、2009年より技術士受験指導を行っている。著書(共著)として、『技術士第二次試験「合格ルート」ナビゲーション<一気に合格>』(日刊工業新聞社)がある。

目次

はじめに

学校で習っただけでは、設計でけへんのや!

もくじ


 

第1章  信頼性のある機械を設計するための新常識

私は信頼してるから‼

 1-1 機械設計における信頼性設計の考え方

 1-2 機械設計における信頼性設計の基礎知識
【ちょっと休憩】品質工学(タグチメソッド)

 1-3 機械設計における信頼性設計の技

 1-4 機械設計では信頼性設計はこうやる!

【今日はここまで】故障解析に使用する装置

 

第2章  環境に配慮した機械を設計するための新常識

私はエネルギー効率が悪いのよ!

 2-1 機械設計における環境配慮の考え方

 2-2 機械設計におけるISO14000シリーズ

【ちょっと休憩】ウォーターフットプリント

 2-3 機械設計における環境規制

 2-4 機械設計では環境配慮設計はこうやる!

【今日はここまで】環境ラベル(マーク)

 

第3章  コストダウン設計するための新常識

コンビニスイーツのコストダウン

 3-1 コストダウンっていったい何?

 3-2 設計段階から標準化でコストダウン

【ちょっと休憩】パイ

 3-3 VEの手法でコストダウン

 3-4 機械設計のコストダウン

【今日はここまで】アルファロメオ


 

第4章  安全な機械を設計するための新常識

想定外はどうする?

 4-1 機械設計における安全設計の考え方

 4-2 機械の安全設計にもISO?!

【ちょっと休憩】HAZOP

 4-3 これからはリスクベース設計?!

 4-4 機械設計では安全設計はこうやる!

【今日はここまで】想定外!でも安全設計。
では論理的思考?

 

第5章  設計検証・設計検討のための新常識

検討と検証はしてる?
 5-1 ISO9001と設計検証

 5-2 製品にはデザインレビューが必要や!

【ちょっと休憩】安全率

 5-3 デザインレビューはこうやる

 5-4 設計検証のツールを活用しよう

【今日はここまで】CADの功罪


 
真の設計テクニックはそう簡単には身につかんのや!

おわりに
 
参考文献一覧
 
著者略歴

はじめに

 高度成長期の当時と比較して、現在の日本のモノづくり業は勢いが低下しています。そして長期的な不景気の間に勢いだけでなく、相対的な競争力も低下しています。これには資源不足、為替不安定、電力供給不安定、技能・技術伝承の不具合、デフレ・少子高齢化による国内市場の縮小など様々な原因があげられています。

 モノづくり業の相対的な競争力低下に伴って、モノづくりの第一歩である設計業においても、モノづくり業と同じような道をたどっているように感じてなりません。この設計業の相対的な競争力低下に対して、原因が原因なだけに1人1人の技術者・設計者ができることは少ないのかもしれません。しかし、プロのエンジニアとして、このまま相対的な競争力低下を看過することはできません。そのために今回は「知ってなアカン!シリーズ第4弾」として本書を執筆いたしました。


 設計業の相対的な競争力を向上させるには、技術者・設計者の設計力の向上を継続的に行う必要があります。そして設計力の向上には、①上位グループの設計力をさらに向上させること、②技術者・設計者全体の設計力の底上げをすること、③新人や若手といわれる技術者・設計者の設計力を向上させること、が不可欠だと考えています。

 この3つの中でも、③の新人や若手といわれる技術者・設計者の設計力を向上させることが、②の技術者・設計者全体の設計力の底上げをすることにつながり、そして①の上位グループの設計力をさらに向上させることにつながっていると信じて、本書を執筆いたしました。


 新人や若手といわれる技術者・設計者の設計力を向上させるには、①大学などの教育機関にて工学基礎知識を的確に身につけること、②実務を通じて製品と設計などの知識を身につけること、そして③設計検討のための知識を身につけることが必要です。
 
機械技術者・設計者において具体的にいえば、①教育機関で身につける材料力学、熱工学、機械力学、機械設計工学などの機械工学の基礎知識、②設計を担当する製品の知識とその製品特有の設計の知識、③設計検討のための信頼性、環境性、経済性、安全性の知識が必要です。

 しかし、機械技術・設計の分野に限らず、“設計検討するための知識”である信頼性、環境性、経済性、安全性の知識は、教育機関で習うことが少ないと感じています。また実務だけでは体系的に身につけることが難しいと感じています。


 そこで本書では、学校では習わない、実務だけでは身につきにくい、“ 設計検討を行うための知識”を機械技術者・設計者向けに、体系的に執筆いたしました。また機械技術者・設計者でなくても、モノづくりに関わる人、これからモノづくりに関わりたいと考えている人にも、機械の設計が面白くわかるように執筆いたしました。

 より良い「モノづくり」を実現できるように、本書が少しでも役に立つことを期待しております。


2013年 10月 
著者一同

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