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親日指数世界一の国!
インドネシアで快適に滞在するにはコツがある

定価(税込)  1,512円

著者
サイズ 四六判
ページ数 224頁
ISBNコード 978-4-526-07161-4
コード C3034
発行月 2013年11月
ジャンル ビジネス

内容

好評を博した「インドネシアが選ばれるのには理由がある」の第2弾。前書同様、著者ならではの視点で、インドネシアの基礎知識から、海外赴任のノウハウ、現地生活に役立つ情報まで、赴任や出張が決まった時、あるいは赴任中や出張中も活用できる幅広い、実用性の高い情報を提供する。

茂木正朗  著者プロフィール

(もぎ まさお)
1954年 生まれ
1978年 金沢大学工学部卒業
同年 稲畑産業(株)入社。シンガポールおよびインドネシアに6年間駐在。インドネシアで食品加工会社と輸出専門商社の2つの現地法人を設立、2社の社長およびジャカルタ事務所長の3役を兼務
1995年3月 同社退社
1995年6月 ベトナムコンサルティング会社をホーチミン市に設立。ベトナムへ進出する日系企業のコンサルティング業務を手がけるとともに、ベトナム国内で各種事業を立ち上げる
1998年4月 ベトナムでの事業をすべて清算し、東京で有限会社スラマットを設立、現在に至る
〈業務内容〉
インドネシアの専門家として国際協力機構(JICA)プロジェクトなどにかかわる。インドネシア企業を対象に日本向け輸出を拡大するためのセミナ-をジャカルタで開催するなど、インドネシア企業と日本企業のビジネス支援に注力。自社でもインドネシアから鉛筆資材の輸入や現地で木粉事業を展開するなど、机上のアドバイスではない実業、実践に徹したコンサルタント業務が持ち味。インドネシアに関する講演、視察ツアーのコーディネーターとしても多くの実績がある。日本鉛筆工業協同組合員、JICAインドネシア専門家
〈著書〉
「インドネシアが選ばれるのには理由がある」(2012年、日刊工業新聞社)

目次

はじめに

第1章 インドネシアで安全・快適に暮らす
移動時の危機管理を徹底しよう
 危機管理その1 道はむやみに歩かない
 危機管理その2 自動車は自分で運転しない
 危機管理その3 交通事故に遭遇したら
 危機管理その4 タクシーは選んで乗ろう
ジャカルタの主な交通機関を紹介します
タクシー(Taksi)/レンタカー(Mobil Sewa)/バス(Bis)/鉄道(Kereta Api)/バジャイ(Bajaj)/アンコタ(Angkutan Kota/Angkot)/ベチャ(Becak)/オジェック(Ojek)
その他の危機管理についても考えてみましょう
 危機管理その5 トイレに行くなら紙と小銭
 危機管理その6 デモや集会には近づかない
 危機管理その7 病気や伝染病にも注意を怠らずに
  現地に対応するために起こる下痢もある/汚いお札が原因の目の病気に注意を
 危機管理その8 クレジットカードはできるだけ使わない
 危機管理その9 キラキラな両替商に注意
インドネシアの気候とジャカルタの洪水
 インドネシアは雨季と乾季の二季の国
 洪水が多いジャカルタ

第2章 親日国だけでは語れない、インドネシアの今
インドネシア人はなぜ親日的なのか
 独立戦争までさかのぼる親日の歴史
 日本製品や日本文化を通して培ってきた信頼
 でも、親日ということに胡坐をかいてはいけない
 反日暴動もあったジャカルタ
多面性を秘めたインドネシア人
 華僑とプリブミに関する誰も書かない事実
 1998年のジャカルタ暴動を経験して
もう1つの危機管理、他人の恨みを買わない
 インドネシアの世にも不思議な物語
 ドゥクン(祈祷師)が活躍する世界

第3章 インドネシアで信頼関係をつくる極意
インドネシアで信頼関係を構築する秘訣
 自ら会社を設立する人へのアドバイス
 お金にまつわる私自身の失敗談
 相手を知るための“支払い踏み絵”
 個人レベルでも役立つ“支払い踏み絵”
 相手からの信頼を得るにはまず買うこと
 相手が出すサインを真正面から受け止める
 信頼関係をつくるポイントを、もう一度
  コラム 活況を呈するインドネシアセミナー
インドネシアのビジネス環境
 まず、インドネシアとインドネシア人を好きになる
 インドネシアで働くことは、キャリアアップにつながる
 出戻り駐在が多いインドネシア
 決して悪くないインドネシアの転職事情
 本社採用と現地採用はここまで違う
 日本本社への“魔法の言葉”を教えましょう
 現地の人々との接し方
 ローカル社員に対する心構え
 日本語が堪能なローカル社員は通訳としてだけ使え
 運転手やメイドなどの使用人との接し方
  コラム ロッククライマーな人たち

第4章 きちんと把握しておきたいインドネシアの現実
家族のためにも知っておきたいこと
 とても充実しているインドネシアの日本人学校
 地域格差が大きい病院
 インドネシアは薬天国?
 信頼できる情報機関を活用して常に最新情報を
せっかくだからインドネシアで楽しく暮らそう
 個人レッスンの習い事
 手軽に通えるマッサージやエステ
 ライセンスを取得してスキューバダイビングに挑戦
 快適に楽しめる映画もオススメ
 ジャカルタ近郊はゴルフも充実
 インドネシアのテレビ事情
 本や雑誌は、高くて入荷が遅い
 インドネシアの新聞や週刊誌
 日本人には苦手なチップ制度に慣れよう
  コラム すぐにも覚えたい楽しいインドネシア語

第5章 ジャカルタとバンドン観光を楽しむ
オススメのインドネシア観光
 インドネシアの観光地はバリだけではない
 とっておきのジャカルタ観光【A】
  ①アンチョール(Ancol)/②タンジュン・プリオク(Tanjung Priok)港/③スンダ・クラパ(Sunda Kelapa)港/④バタビア(Batavia)地区/⑤カフェ・バタビア(Cafe Batavia)/⑥コタ(Kota)地区/⑦モナス独立記念塔(MONAS:Monumen Nasional)/⑧宗教の異なる寺院、礼拝堂めぐり/⑨タムリン通り(Jl. Thamrin)とスディルマン通り(Jl. Sudirman)/⑩パサラヤ(Pasaraya)/⑪ポンドック・インダー(Pondok Indah)
 誰でも楽しめる
 タマン・ミニ・インドネシア・インダー(Taman Mini Indonesia Indah)【B】
  パダン(Padang)/イリアン・ジャヤ(Irian Jaya)/爬虫類博物館(コモドドラゴン)/トラジャ(Toraja)
 ジャカルタから1時間の避暑地、ボゴール(Bogor)【C】
  ①ボゴール植物園(Kebun Raya Bogor)/②プンチャク峠(Puncak Pass)/③タマン・サファリ動物園(Taman Safari Indonesia Cisarua)
 ジャカルタ近郊のリゾート都市バンドン(Bandung)【D】
  ①チアンプラス通り(Jl. Cihampelas)/②スカジャディ通り(Jl. Sukajadi)/③バーガンディ(Burgundy)/④コンゴギャラリー(Congo Gallery & Cafe)

第6章 もっと知りたいディープなジャカルタ
夜のジャカルタ
 尾根遺産とカラオケ
 ブロックMで安全に楽しく遊ぶ
インドネシアへのお土産、インドネシアからのお土産
 インドネシアに駐在する日本人向けのお土産
 インドネシア人向けのお土産
 日本で喜ばれるインドネシア土産

おわりに
参考文献・資料


information
●交通機関
●注意が必要なインドネシア国内の記念日
●安全なホテル選びのヒント
●インドネシアに関する基礎情報
●第2次世界大戦後のインドネシアの主な歴史
●イスラム国家インドネシアとインドネシア人気質
●ここがポイント! 基本的マナー
●ハラル(Halal)とハラム(Haram)
●渡航までの基本的な手順
●インドネシア漢方ともいえるジャムゥ(Jamu)
●活用したい便利なウェブサイト
●緊急連絡先
●インドネシアの代表的な新聞と雑誌
●主なチップ一覧
●インドネシア語での日常会話
●インドネシア人が来日した際の接待
●渡航するときに便利なグッズ
●より充実のガルーダ・インドネシア航空

はじめに

日本はまぎれもなくアジアの一員であり、最近はとみにアジア諸国との垣根が低くなっているように思われます。今や商社や大手メーカーだけでなく、中堅・中小企業も海外進出を避けて通れない時代となってきました。そして、これまで思ってもみなかった人々が、普通に海外赴任を命じられるケースも増えています。「まさか自分たち家族が海外駐在なんて…」。戸惑いを覚えるビジネスマンも多いのではないでしょうか。
 そこで本書では、成長著しいアジアの大国・インドネシアに赴任するビジネスマンと家族の方々、あるいは中長期で出張するビジネスマンの方々に知っておいていただきたい情報をわかりやすくまとめてみました。すぐに役立つこともあれば、現地での暮らしに慣れた頃に便利に感じる情報もあります。その時々に合わせてご活用いただければと思います。

 ここ数年、インドネシアに関する書籍をはじめ、ビジネス雑誌やテレビ番組のインドネシア特集、インドネシアビジネス関連の講演やセミナーなども増えてきました。まだまだ、このインドネシアブームは続くでしょう。
多くのテレビ番組で、インドネシアの首都ジャカルタで暮らす中流以下の一般庶民の暮らしが紹介されています。屋台での食事をはじめとする生活ぶり、屋根の上にまで人があふれ超混雑する通勤電車、乗り合いバスなどがレポートされます。そこには、「アジアは貧しさのなかにも活気があふれ、みんなたくましく頑張っている」という制作者側の意図が見え隠れしています。「アジアの国はこうでなくてはならない」という、インドネシアの本質を知らない人の目線でつくられた、画一的で単純化された思惑があるようにも感じます。旅行者気分で楽しむのであれば、それでいいのかもしれませんが、中長期にわたって生活するとなると話は違ってきます。
 私が見たあるテレビ番組では、現地でシロップとして売られている“風邪薬”を、インドネシアの代表的な“飲み物”と紹介していました。また、有名なお菓子として登場したのは、インドネシア歴30年の私も知らないものでした。
 それだけではありません。私から見れば、多くのインドネシア情報が違和感だらけです。
 現地で生活している平均的な日本人は、テレビで紹介されるような屋台では食事をしません。電車やバスにも乗りません。インドネシア人の富裕層は豪邸や高級コンドミニアムに住み、複数のメイドや運転手を雇い、移動も運転手付きの自家用車です。そして、日本から赴任しているビジネスマンの暮らしぶりも、その富裕層の暮らしぶりに近いといえるでしょう。
 私の知るインドネシアが、いまだに興味本位で面白おかしく紹介されている場面に触れるにつけて、軽い憤りをも感じていました。そこで前書『親日指数世界一の国! インドネシアが選ばれるのには理由がある』(2012年)に続いて、役に立つ“生きたインドネシア情報”を記したいという思いから筆をとりました。
インドネシア人と接する、インドネシアで暮らす、インドネシアで仕事する…。インドネシアとインドネシア人の本質を少しでも深く理解いただけるよう、私が30年間で経験してきたことをいっさい出し惜しみすることなく記しました。みなさんが安全で快適なインドネシア生活を送られるうえで、少しでもお役に立つことを願っています。

2013年11月
茂木 正朗 

【注】
インドネシアは日々変化しています。できるだけ正確な最新情報をお届けするよう努めましたが、各種データの変更や状況の変化が生じることも考えられます。
また、本書では1ルピアを0・01円(1円が1000ルピア)に仮に換算しています。為替の変動がありますので、その時々の相場に合わせて読み替えてください。

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