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アリサのグリーン市民への旅
―環境と省エネルギーをやさしく学ぶ―

定価(税込)  1,760円

著者
サイズ A5判
ページ数 240頁
ISBNコード 978-4-526-06728-0
コード C3034
発行月 2011年08月
ジャンル ビジネス 環境

内容

「アリサ(有紗)という中学生の少女が、その担任の先生(麗子)と一緒に、地球環境と省エネルギーについて勉強し、グリーン市民になっていく」というストーリー仕立ての環境・省エネ本。主人公は中学生だが、教えるのは各部門の専門技術士という設定。環境と省エネについて楽しく学べる、誰でも納得する本格的な入門書。

福田 遵  著者プロフィール

(ふくだ じゅん)
長崎県出身
1979年3月東京工業大学工学部電気・電子工学科卒業
同年4月千代田化工建設㈱入社
2002年10月アマノ㈱入社、現在理事
業務経歴:インドネシアアルーンLNG基地電気設備主任設計者、太陽電池式ジーンバンク計画責任者、サハリンⅡ企業化調査電力部門責任者、トルクメニスタンガソリン改質プラント現場所長、IT企業および外資系証券会社オフィス設計部長など
委員会活動:(社)電気学会プラント電気設備設計指針作成委員会幹事、川崎市キャンパス都市川崎計画情報システム委員会委員、(社)日本技術士会試験制度検討委員会委員などを歴任
所属学会:日本技術士会、電気学会、電気設備学会
資  格:技術士(総合技術監理部門、電気電子部門)、エネルギー管理士、監理技術者(電気、通信)、宅地建物取引主任者、ファシリティマネジャーなど
著  書:『電設技術者になろう!』、『改正省エネルギー法とその対応策』、『例題練習で身につく技術士第二次試験論文の書き方』、『技術士(第一次・第二次)試験「電気電子部門」受験必修テキスト』、『技術士第二次試験「電気電子部門」解答例&練習問題』、『技術士第一次試験「基礎科目」標準テキスト』(日刊工業新聞社)等、多数

目次

プロローグ

1.出会い 

2.地球環境問題とは 
地球で得られる太陽エネルギー
地球温暖化の仕組み
二酸化炭素の量の推移
地球温暖化の現状
世界的な二酸化炭素排出量の現状
京都議定書
京都メカニズム
地球温暖化の影響
輸送機関別の二酸化炭素排出量

3.エネルギーの現状 
日本のエネルギーの現状
エネルギー資源量と価格
日本のエネルギー消費の実態
エネルギー単位
化石エネルギーの特徴

4.新エネルギー 
再生可能エネルギー
発電単価
風力発電
太陽光発電
中小水力発電
地熱発電
バイオマス発電

5.電力会社の事情 
発電設備の状況
電気の特徴
電力平準化対策
火力発電と原子力発電
送電損失
分散型発電
電力系統
日本の電力網の欠陥

6.インバータ技術 
交流電力
直流電力
インバータ

7.空調技術 
ヒートポンプ
蓄熱層
断熱材と換気装置
インバータ制御
ESCO(Energy Service Company)事業

8.照明技術 
照明光源
エネルギー効率
演色性と色温度
蛍光灯を使った照明設計
LED照明の特徴
照明制御による省エネルギー

9.自動車の省エネルギーと蓄電技術 
自動車の省エネルギー
インフラの現状
回生発電
電池
燃料電池
新型電池

10.省エネルギー化への制度 
省エネルギーの選択
グリーン電力証書
カーボン・オフセット
グリーン行動
家庭でできる節電

閉講の挨拶

はじめに

Prologue

 私は、東京都杉並区の中学校に通う手嶋有紗です。みんな、私のことをアリサって呼んでくれます。アリサは小学校の頃には理科が大好きで、中学校になってからも頑張ろうと思っていたのですが、中学1年生になってからは、なんとなく理科よりも英語や社会に興味を持ってしまいました。そのせいか、1年生の終わり頃には理科の成績も下がってきたので、少し理科が嫌いになりかけていました。春休みが終わって2年生になったばかりの頃に、新しく私のクラスの副担任になった竹中麗子先生の気まぐれで、グリーン市民になる勉強の旅に出ることになりました。
 グリーン市民とは、麗子先生のおじさんである福森龍雄技術士の説明によると、環境と省エネルギーに関しての感度が高い人を言うのだそうです。その福森技術士は電気電子部門の専門家で、自分が知っている多くのことを私たちにやさしくお話してくれました。それだけではなく、化学部門を専門とする西田幸一技術士のところへ連れて行ってくれて、日本や世界のエネルギーの状況を具体的に教えてもらえる機会を作ってくれました。その後、やはり電気電子部門の専門家である佐藤隆技術士のオフィスを訪ねた際には、いろいろな発電技術と、日本の電力網の勉強もさせてくれました。それから、福森技術士が長年親しくしている衛生工学部門の小林彰技術士の事務所で空調設備の勉強をする前には、すてきな教会を見た後に、お二人の出会いまでもお話ししてくれました。もう一人、金属部門の北見仁技術士からは自動車やインフラの話も含めて、電池の将来についてお聞きしたのが印象的でした。
 皆さん、東日本大震災の後の省エネルギー対策を担当していてとっても忙しいようでしたが、私たちの勉強会のために時間を作ってくれました。今では、とっても感謝しています。そうそう、忘れてはいけないのが大野穂波技術士補です。彼女はとてもやさしくて、しかも美人の技術者で、私たちと一緒に最後まで勉強会に参加してくれました。今は技術士を目指して頑張っている最中ですが、いつか技術士になって今回お会いした先生たちみたいに活躍してくれるよう、アリサは応援していくつもりです。
 そういった、私が体験した楽しくて貴重な勉強会のお話をこれから聞いてください。私がグリーン市民になれたかどうかについて知りたいですか?それは最後までお話を聞いていただければ、わかっていただけるかも知れませんね。

 それでは、そろそろ一緒に旅に出発してみましょうか。

2011年7月
手嶋 有紗

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