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ナットク現場改善シリーズ
よくわかる「QC七つ道具」の本

定価(税込)  2,268円

著者
サイズ A5判
ページ数 192頁
ISBNコード 978-4-526-06698-6
コード C3034
発行月 2011年05月
ジャンル 生産管理

内容

品質管理(QC)は、モノづくりにおいて基本中の基本。本書は品質管理を推進するうえで効果の出る手法「QC七つ道具」について初心者でも理解できるように平易にまとめたQC七つ道具の入門書。パソコンを活用することで簡単に取り組める内容になっている。

石井敏夫  著者プロフィール

(いしい としお)
NPO法人SDC検証審査協会(元ISO検証審査協会)理事 技術部長
日本生産管理学会(JSPM)理事
イシイフォーチュン(静岡文化芸術大学周辺)を経営 マンションオーナー
ISO9001主任審査員(JRCA登録)、ISO14001主任審査員(CEAR登録)

経歴
1948年9月9日生まれ(大分県竹田市)
佐賀大学理工学部物理学科卒業後、浜松テレビ(株)[現浜松ホトニクス(株)]に入社後、1年を経て静岡大学電子工学研究所の当時の萩野/助川研究室に出向、約2年余り、院生と共にIII―V族半導体結晶成長の研究分野に従事する。
 その後、浜松ホトニクス(株)に戻り、当時の開発リーダー奥山氏の下で電子、イオン、紫外線やX線などの検出可能な電子増倍素子MCP(Micro Channel Plate)の開発、製造、量産、製品化に成功、浜松ホトニクスは国内唯一のMCP製造・販売メーカーとして国内外で知られるようになった。今や、MCPは各種検出器、表面分析装置、宇宙科学研究には欠かせない主要製品となっている。
 一方、電子管事業部のISO9001の認証取得のWG幹事、またISO14001認証取得ではISO推進リーダーの任務を全うし、このISOの体験からISOのプロを目指し、定年1年前に退社し、NPO法人ISO検証審査協会に勤め、現在に至る。

主な著書(執筆分担)、論文
・ISO自己適合宣言を上手に活用する ISOマネジメント誌 2008年8月
・特集 現場力向上キーワード50 工場管理 2009年2月
・単行本 ISO自己適合宣言 日刊工業新聞社 2009年8月
・特集 現場力強化キーワード50 工場管理 2011年2月、その他
・「国際標準規格ISO/IECの適合性評価の最新動向」、日本生産管理学会論文誌、Vol. 15、No. 2、pp65―70(2009.3)

目次

 企業活動の現場では、多くのさまざまな問題に直面する。昔から、これら問題の多くは、「QC七つ道具」を使いデータおよび情報の分析を行うことで大半は解決するといわれてきた。現在では、昔と違って、誰もがパソコンを持っており、さまざまな場面で活用している。それがいざ「QC七つ道具」でも活用しようとなると、実際に使いこなせないという実態が浮き彫りになってくる。
 そこで今回、よくわかる「QC七つ道具」の本を執筆するにあたって、下記の三本柱に焦点を当てた。
 1.まず、「QC七つ道具」をわかりやすく伝え、理解してもらえるようにする。
 2.パソコンで「QC七つ道具」を使えるようにする。
 3.企業活動の現場や経営に役立つようにする。
 統計解析手法の「QC七つ道具」は、専門的になると非常に高価な専用ソフトがあるが、この専用ソフトでは、一部の職場に限られ、多くの職場に広め、経営に役立てることは不可能に近い。しかしながら、インターネット上のフリーソフトRやExcel上のグラフ機能などを駆使すれば、費用はほとんど発生しない。誰でも、よくわかる内容にして、広めることで、職場の皆さんがパソコンで「QC七つ道具」を使えるようになれば、多いに経営に役立つものと考えている。
 したがって、本書では、第1章 QC七つ道具って何? 第2章 パソコン活用によるQC七つ道具、を紹介し、第3章 パレート図、第4章 ヒストグラム/工程能力指数、第5章 散布図、第6章 グラフ、第7章 管理図、に至るまで、フリーソフトR/Rcmdr/QC七つ道具とExcelにての使い方と企業の現場における応用実践例を紹介している。第8章 チェックシートと特性要因図に至っては、チェックシートと特性要因図を合わせて企業の応用実践例を含めて簡単に説明するに止めた。
 各章の終わりには、章のまとめとして、その節ごとの「ここがキーポイント!」で、わかりやすくイラストで表現したものを集約し、マンガ化してまとめてみた。
 ここで紹介するフリーソフトR/Rcmdr/QC七つ道具の真の狙いは、企業の現場に立脚し、あらゆる職場に普及浸透させることで、ナットクのいく現場改善にお役に立てればとの願いからである。つまり、現場の問題や課題解決に必須なQC七つ道具を難しいパソコン操作の労力や時間から解放し、しかも経費をかけずに、ソフトのコピーは自由なため、あらゆる職場で誰もが使いこなせるようになることで、社内の現場力向上や強化になるものと確信している。
 ところで、フリーソフトRは、動作するOSをほぼ選ばず、しかもオープンソースで世界中の専門家が開発に携わっているため、簡単な統計計算やグラフィックスから専門的な高度の統計解析まででき、その進化は目覚ましくグローバルに発展し、用途・応用はさまざまである。したがって、統計解析を得意とするフリーソフトRは世界中のその道の専門家からして見れば、フリーソフトRの素晴らしさや、その威力は、こんなものではないと、お叱りを受ける覚悟をしつつ、あくまでも企業の実践現場に立ってフリーソフトR/Rcmdr/QC七つ道具として紹介している。この点をご承知の上、是非ご容赦を頂きたい。
 最後に、本書出版に当たり執筆の機会を頂いた日本生産管理学会会長の椙山女学園大教授・澤田善次郎先生、日刊工業新聞社出版局・野崎伸一氏、また本書の特徴であるナットク現場改善シリーズの「よくわかる」のキーワード一点に徹底的に拘り、この点を(株)経営技術研究所のイラストレーター・中嶋洋子氏のご支援を頂き、誰でもが、よくわかる本に仕上がったとの思いである。
 また、NPO法人 SDC検証審査協会の理事長・宮野正克氏には、多くのご自身の著書を始め、ご指導ご鞭撻を頂き、また中村琴乃氏のご支援もあり、多くの皆様方の温かいご支援ご協力を頂き心から感謝する次第である。
2011年3月 石井 敏夫 

はじめに

はじめに  

第1章 QC七つ道具って何?
 1―1 QC七つ道具とは  
 1―2 QC七つ道具はなぜ必要なのか  
 1―3 QC七つ道具で何ができるのか  
 1―4 新QC七つ道具との違いとは  
    「ここがキーポイント!」のまとめ  

第2章 パソコン活用によるQC七つ道具
 2―1 フリーソフトRとは  
 2―2 フリーソフトRを上手に使うには  
 2―3 フリーソフトRの初歩的な操作方法  
 2―4 Excelを上手に使うには  
 2―5 Excelの初歩的な操作方法  
 2―6 フリーソフトRとExcelとの利便性比較  
 2―7 パソコン活用によるナットク現場改善のポイントとは  
    「ここがキーポイント!」のまとめ  

第3章 パレート図
 3―1 パレート図とは  
 3―2 フリーソフトRでパレート図を作るには  
 3―3 Excelでパレート図を作るには  
 3―4 フリーソフトRとExcelとの比較  
 3―5 応用実践例  
    「ここがキーポイント!」のまとめ  

第4章 ヒストグラム/工程能力指数
 4―1 ヒストグラム/工程能力指数とは  
 4―2 フリーソフトRでヒストグラム/工程能力指数を作るには  
 4―3 Excelでヒストグラムを作るには  
 4―4 フリーソフトRとExcelとの比較  
 4―5 応用実践例  
    「ここがキーポイント!」のまとめ  

第5章 散布図
 5―1 散布図とは  
 5―2 フリーソフトRで散布図を作るには  
 5―3 Excelで散布図を作るには  
 5―4 フリーソフトRとExcelとの比較  
 5―5 応用実践例  
    「ここがキーポイント!」のまとめ  

第6章 グラフ
 6―1 グラフとは  
 6―2 フリーソフトRでグラフを作るには  
 6―3 Excelでグラフを作るには  
 6―4 フリーソフトRとExcelとの比較  
 6―5 応用実践例  
    「ここがキーポイント!」のまとめ  

第7章 管理図
 7―1 管理図とは  
 7―2 フリーソフトRで管理図を作るには  
 7―3 Excelで管理図を作るには  
 7―4 フリーソフトRとExcelとの比較  
 7―5 応用実践例  
    「ここがキーポイント!」のまとめ  

第8章 チェックシートと特性要因図
 8―1 チェックシートとは  
 8―2 チェックシートの有効活用とは  
 8―3 特性要因図とは  
 8―4 特性要因図の有効活用とは  
 8―5 応用実践例  
    「ここがキーポイント!」のまとめ  

参考文献

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