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改善魂の叫び

定価(税込)  1,296円

著者
サイズ 四六判
ページ数 152頁
ISBNコード 978-4-526-06639-9
コード C3034
発行月 2011年02月
ジャンル 生産管理

内容

改善魂が「トヨタ生産方式」を生み出し、「世界のトヨタ」を誕生させた原動力となった。本書は、“モノづくりの偉人”としても名高い、トヨタ生産方式の生みの親である大野耐一の改善哲学を紹介する。初版から12年、製造業を取り巻く環境が大きく変化しており、それに合わせて内容を改訂する。

山田日登志  著者プロフィール

(やまだ ひとし)

南山大学文学部卒、中部経済新聞社、岐阜県生産性本部を経て、一九七八年PEC産業教育センターを設立。現在、同センター所長。
トヨタ生産方式の創始者である大野耐一氏の知遇を得て、独特な現場教育を開発。トステム、ソニー、NEC、キヤノンなど大企業の製造現場へも導入を果たし、そのほか中小企業の経営改革でも大きな成果を上げる。㈶日本生産性本部「トヨタ生産方式研究講座」、名古屋工業大学、人間環境大学講師も兼任。
「NHKスペシャル 常識の壁を打ち破れ」「プロフェッショナル 仕事の流儀」(以上、NHK)、「ガイヤの夜明け」(テレビ東京系列)などに出演。
主な著書
「トヨタ生産方式をトコトン理解する事典」(日刊工業新聞社)
「トヨタ生産方式と作業改善実践マニュアル」(日本生産性本部)
「ムダとり」(幻冬舎)
など

目次

第一章 大野耐一先生から学ぶ
トヨタ生産方式 大野耐一先生が創業者の豊田喜一郎氏から学ばれたこと  
ムダ廃除こそトヨタ生産方式の理念  
トヨタ生産方式への道はこうして拓いた  
大野耐一先生が最後に言われた言葉  
私にとって大野耐一先生とは  

第二章 今日こそ俺はヤルゾ
今日こそ俺はヤルゾ  
早起き  
モラール  
トヨタ生産方式は企業の永遠のテーマ  
現場におけるムダ(その一)  
(その二)  
ムダを見る眼(その一)  
(その二)  
(その三)  
現場のモノ  
整流化  
間締め  
つくりすぎ  
現場に立て!  
現場の人(その一)  
(その二)  
「わかった」と「やる」  
人を動かす(その一)  
(その二)  

第三章 やってみてわかったこと
多品種変量生産とかんばん方式  
ジャスト・イン・タイムと自働化(その一)  
(その二)  
(その三)  
専門工より多能工・一人屋台  
多品種少量も工夫次第で原価を下げることができる  
トヨタ生産方式と改善魂  
働く  
管理(その一)  
(その二)  
(その三)  
多能工  
工場経営(その一)  
(その二)  
機会損失  
赤字会社  
革新  
改善魂とは  

第四章 人間の明日へ
人生  
健康  
良い環境  
過剰教育  
本当の愛情  
どちらが覇権  
目標(その一)  
(その二)  
技術  
仕事  
仕事で光る  
世界一  
名工 法隆寺 西岡常一棟梁  
モノづくりの一番の幸せ  
平均を上げる人間(その一)  
(その二)  

あとがき  

はじめに



 大野耐一先生が、お生まれになって、今年(二〇一一年)で一〇〇年になります。
 私は、大野先生と出会い、先生から大切な事をたくさん学びました。
 ・現場は改善の宝庫であること
 ・ムダを見る眼
 ・ムダをとる勇気
 つまり「現場のムダへの挑戦」です。
 大野先生とはじめてお会いした昭和四六年当時、私は岐阜県生産性本部に所属して生産性を上げることを論じて生活の糧を得ていましたが、「現場のムダ」への挑戦で、その後の人生が変わりました。
 それからの毎日は、ムダ、ムダ、ムダとの戦いで、くる日も、くる日も現場へ行く。現場をながめ、人と接する。
 そして、ムダとの戦いを楽しみに変えるのに数年を労しましたが、この「ムダとりの楽しみ」を、現場で働く人、一人ひとりに伝えようと一九七八年に設立したのが「PEC産業教育センター」でした。
 今度は、現場の人にムダとりを伝える役割です。これは、実際自分が行うよりも大変な事で、多くの抵抗にあいました。
 この葛藤の中から、私の言葉が伝わり、多くの成果が現場で出るようになりました。そんな言葉を集めた「改善魂を求めて」から十二年、大野耐一先生から、直接お聞きした言葉とともに、日々改善を心がける皆さんに「改善魂の叫び」として、お届けしようとしたのが本書です。
 大野先生に感謝し、私を支えてくれた家族や仲間に感謝して、一人でも多くの改善仲間が増え、家庭がよくなり、職場がよくなり、日本がよくなることを祈っています。

 平成二三年二月   山田 日登志 

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