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技術士第二次試験「建設部門」<必須科目>論文対策キーワード
第2版

定価(税込)  2,592円

著者
サイズ A5判
ページ数 260頁
ISBNコード 978-4-526-06618-4
コード C3052
発行月 2011年02月
ジャンル 資格試験 土木・建築

内容

本書は、択一試験のない論文試験のみの技術士第二次試験に対応し、新試験の必須科目(論文試験)の対策となる基礎ワードをキーワードとしてまとめて解説した好評本の第2版。最近の試験問題に出題されたキーワードを中心に内容を刷新。試験情報と論文試験解答例も入った決定版となっている。

杉内正弘  著者プロフィール

(すぎうち まさひろ)
技術士(建設部門、総合技術監理部門)、APECエンジニア(Civil Engineering)、EMF国際エンジニア
1954年生まれ
1978年3月、武蔵工業大学土木工学科卒業
建設コンサルタント会社勤務
(社)日本技術士会CPD認定会員、(社)土木学会会員
(論文)「剪断疲労試験による舗装補強材料の評価」(第21回日本道路会議)、「新技術士試験における経験論文等の視点」(土木学会)他
(著書)「技術士第一次試験建設部門受験必修キーワード700 第4版」、「平成22年度版 技術士第一次試験「建設部門」専門科目 受験必修過去問題集〈解答と解説〉」、「平成22年度版 技術士第一次試験「建設部門」受験必修問題350」、「建設系技術者のための技術士受験必修ガイダンス」。以下共著、「技術士第二次試験口頭試験受験必修ガイド」、「建設系技術者のための技術士第二次試験総合技術監理部門受験必修ガイド」、「技術士第一次試験合格ライン突破ガイド」、「技術士第二次試験合格ライン突破ガイド」他(以上、日刊工業新聞社発行)、「トレードオフを勝ち抜くための総合技術監理のテクニック」(地人書館発行)、「技術士試験建設部門傾向と対策」(鹿島出版会)。

目次

第1章 技術士第二次試験の必須科目試験
1. 1 技術士第二次試験
1. 2 筆記試験の概要
1. 3 必須科目試験における『論理的考察力』と『課題解決能力』
1. 4 建設部門における必須科目試験の出題内容
1. 5 必須科目試験の対策

第2章 キーワード解説
2. 1 環境
2. 2 防災
2. 3 社会資本整備
2. 4 建設産業・その他

第3章 必須科目解答論文例
3. 1 想定問題の準備
3. 2 想定問題
3. 3 解答論文例

索引

はじめに

 平成19年度に技術士第二次試験方法が改正され、筆記試験においては「選択科目」と「必須科目」の2科目の論文だけによって合否が判定されるようになりました。このうち「選択科目」試験は、受験申込時に記入した『選択科目』に関する出題であり、専門としている技術分野に関しての専門知識と応用能力を問うという内容です。この「選択科目」試験は、日々行っている業務に直接に関わる設問内容であることが多いため比較的学習に取りかかりやすく、多くの受験者は十分な準備を行ってから受験に臨んでいるようです。一方、「必須科目」試験は部門全般にわたる内容であり、特に建設部門では社会資本整備や環境、防災などに関する問題が多く、専門技術とはやや性格を異にした幅広い内容の出題になっています。そのために必須科目は、行政の立場で業務を行っている建設技術者の場合には比較的容易に受験対策を進めることはできますが、建設会社や建設コンサルタントあるいは研究機関等で計画・設計・施工、あるいは研究業務などに携わっている建設技術者にとっては、どうしても準備を後回しにしがちな試験科目です。また、平成19年度からの試験制度改正によって「必須科目」試験は、『「技術部門」全般にわたる論理的考察力と課題解決能力』を問う内容へと問題の種類が変わりました。その結果、必須科目の点数が60%を満たすことができず、残念ながら不合格になってしまうという建設部門の受験者が後を絶ちません。
 (社)日本技術士会技術士試験センターによると、『論理的考察力』の能力等の概念は「問題点の抽出から課題解決までのプロセスにおいて、検討に必要な要素の過不足、論理の矛盾や飛躍がなく、筋道を立て、明確な論拠を持って判断し、考察する能力」と定義しており、『課題解決能力』の概念は「新たに直面した、または直面する可能性のある課題等に対し、多様な視点から検討し、論理的かつ合理的に適切な対応を行える能力」としています。技術士第二次試験は、このような能力を有しているかどうかを判定することを目的に筆記試験を行うものですが、受験者の立場からすれば技術士試験の論文は技術論文であるということを忘れないようにしなければいけません。そして技術論文は、論述のすべてが事実に基づいていることが原則なのです。つまり、事実が明確に認識されていなかったり、事実に基づかないような課題設定をしている場合には『論理的考察力』の能力が不十分という評価になってしまいます。同様に『課題解決能力』を表現しようとする場合にも、事実や現状を踏まえたうえでの意見や判断に基づいた、実現性のある解決策になっていないと適切な評価は得られないのです。合格のためには受験日までに、事実や現状を『知識』として身につけておかなければならないということです。しっかりした知識があってこそ、論理的考察や課題解決のための応用性を示すことができるのです。
 建設部門の受験者が「必須科目」の受験対策を行おうとする場合、多くの受験参考書には『国土交通白書』あるいは『土木学会誌』などをもとに、最近の話題や建設部門が抱えている課題、最近改正された法令などを整理しておくべきだと、その方向を示してくれてはいますが、『国土交通白書』では国の施策や新しい統計データを知ることはできても、その中に記載されている用語や法令そのものがわかっていないと十分に理解することができないものが数多くあります。さらに、試験に関係しているところかどうかもわからずに、やみくもに白書全体や過去数年分の学会誌を理解しようとすることは成果を得られにくいばかりか、限られた時間の中での受験勉強の大きな負担になってしまいます。
 本書は、このような状況を踏まえて技術士第二次試験における「必須科目」の対策を主な目的として、論文をまとめる際に必要になる事実や現状を『知識』としてキーワードを通して理解できるようにするとともに、そのキーワードの解説内容をもとに作成した解答論文例を示したものです。また、ここで得られた『知識』は、筆記試験合格後に行われる口頭試験の場においても大きな武器になるものです。
 本書を利用して必要な『知識』を、効果的かつ効率的に学習していただき『技術士第二次試験合格』の栄冠を確実に勝ち取っていただくことを願っております。

 平成23年2月
 杉内 正弘

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