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マンガで教えて…テクノ君!
水素エネルギー

定価(税込)  1,296円

監修
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サイズ A5判
ページ数 112頁
ISBNコード 978-4-526-06576-7
コード C3034
発行月 2010年12月
ジャンル ビジネス 環境

内容

オリジナルキャラクターである「テクノ君」が登場するマンガを中心に話題のテクノロジーをやさしく解説する。今回は、CO2の排出削減、さらには地球環境を守る切り札として大きな期待を集めている「水素エネルギー」を取り上げる。

目次

はじめに
序章

第1章 水素が創る未来の地球
01 地球の未来を守る水素
02 エネルギーとして優秀な水素
03 地球温暖化をストップ!
04 水に戻るから自然に優しい水素
05 社会を大きく変える水素

第2章 水素は最高のエネルギー
01 燃焼用燃料と燃料電池としての水素
02 乗り物に使おうクリーンな水素
03 コンパクトでも強力な水素燃料電池
04 大きな発電も水素にお任せ
05 こんな所でも活躍する水素
06 電気と水素はベストパートナー
07 充電池でも活躍中の水素
08 船のディーゼルエンジンにもオッケー
09 天然ガスの代わりにもなる水素
10 空も宇宙も水素にお任せ!
11 国産ロケットH・ⅡAの〝H〟は水素
12 地上の太陽核融合

第3章 すべては水素から始まった!
01 宇宙のはじまりは水素から
02 地上の水素は水として存在
03 3人いたぞ水素マン
04 水素はエネルギーキャリアとして最適
05 水素は決して危ないわけではない!
06 食べ物にも使われる水素
07 チッ素肥料に水素は不可欠
08 冷却効果も抜群な水素
09 水素があればみんなピカピカ
10 製鉄時に還元剤として活躍する水素

第4章 水素製造法・貯蔵法・輸送法
01 水素はこうやって作られている
02 水素は自然エネルギーとベストマッチング
03 圧縮・液化で貯蔵・運搬も簡単
04 水素吸蔵合金ならもっと便利に!
05 大型輸送やパイプラインで世界中に水素を

第5章 まだまだ広がる無限の可能性
01 水素ステーションを中心とする近未来図
02 日本ならではの厳しい安全性チェック
03 世界の取り組み……アイスランド
04 世界の取り組み……パタゴニア
05 地球レベルで考えよう!

COLUMN1 人類文明とエネルギーシステム
COLUMN2 水素の歴史

はじめに

 これまで人類は、石油をはじめとする化石燃料から膨大なエネルギーを得てきました。そのエネルギーは人類の発展に大きな貢献をしてきた一方で、さまざまな問題も生み出しました。その一つが地球温暖化です。
 化石燃料を酸素と反応させる、つまり燃やすと水と二酸化炭素になります。水はもともと地上に豊富にあるので、あまり問題になりませんが、二酸化炭素はそうではありません。温室効果ガスになって、熱が地表から宇宙に出て行くのを妨げて、地表を暖めてしまいます。これが地球温暖化につながるのです。地球温暖化を防ぐためには、温室効果ガスの一つである二酸化炭素を放出しないことが重要です。そのためにはエネルギーの使用量を減らすことが必要です。
 そこで注目されているのが「水素」なのです。水素エネルギーはクリーンであり、高いエネルギー効率が得られます。エネルギーを取り出した後に水しか生成しないため、地球環境への影響も小さくなります。つまり水素エネルギーは、これからの地球環境を守る切り札なのです。
 一方で、水素は爆発しやすく、怖いといったイメージもあります。本当は、きちんと理解して利用すれば決して危険ではないのですが、私たちの生活の中で水素エネルギーを利用していくには、水素に関する広い知識が必要であることはまちがいありません。
 そこで本書では、“マンガ”という表現を活用することで、できるだけやさしくわかりやすく水素について解説しました。地球環境を守りつつ人類が持続的に発展するためには、水素エネルギーは欠かせません。この本が、水素エネルギーに対する理解を広め、普及の一助になれば幸いです。
 本書の発行に際して、日刊工業新聞社出版局の奥村功氏には多大なご尽力をいただきました。ここに記して謝意を表します。
2010年12月
横浜国立大学 太田 健一郎・石原 顕光 

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