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プレス作業の基礎知識 Q&A

定価(税込)  2,160円

著者
サイズ A5判
ページ数 200頁
ISBNコード 978-4-526-06544-6
コード C3053
発行月 2010年10月
ジャンル 金属 機械

内容

プレス加工は、技術とノウハウの集積で構成されている。それだけにプレス加工を行う者にとっては、プレス作業の基礎知識は必須。本書は現場で耳にする疑問を取り上げ、わかりやすく解説したプレス作業初心者の必読書。

吉田弘美  著者プロフィール

(よしだ ひろみ)
1939年  東京都生まれ
1966年  工学院大学機械工学科卒業
1959年  松原工業株式会社入社。品質管理、金型設計、生産管理、生産技術などの職務を歴任
1975年  同社を退社。同年、株式会社アマダ入社
1979年  同社を退社し、吉田技術士研究所を設立。現在に至る
●著書
「プレス金型の標準化」「金型加工技術」「金型のCAD/CAM」「よく分かる金型のできるまで」「プレス加工のトラブル対策」「金型設計基準マニュアル」「プレス金型設計・製作のトラブル対策」「絵とき『プレス加工』基礎のきそ」「プレス加工のツボとコツQ&A」など多数

目次

はじめに  

第1章 プレス加工について
Q1―1 プレス加工ってどういうもの(加工の原理)?  
Q1―2 プレス加工はどんな材料でも加工できるの?  
Q1―3 なぜ工業製品に多く使われるの?  
Q1―4 プレス加工はどんな加工ができるの?  
Q1―5 プレス加工でどんなものができるの?  
Q1―6 プレス加工はどんな機械や設備を使うの?  

第2章 プレス作業について
Q2―1 プレス加工はだれでもできるの?  
Q2―2 プレス加工ではどんな作業をするの?  
Q2―3 プレス作業で特に注意することは?  
Q2―4 機械の操作や作業方法で分からないことがあった場合は?  
Q2―5 作業をするときに守らなければいけないことは?  
Q2―6 作業の前に準備をしたり、注意をすることは?  
Q2―7 プレス加工にはどんな生産方法があるの?  
Q2―8 手作業の際に注意することは?  

第3章 プレス加工に必要な機械と装置について
Q3―1 プレス機械の種類にはどのようなものがあるの?  
Q3―2 プレス機械の構造は?  
Q3―3 プレス機械の能力って何、どう選ぶの?  
Q3―4 プレス機械の仕様について知りたい  
Q3―5 プレス機械の付属装置について知りたい
Q3―6 プレス機械の始業前点検の方法は?  
Q3―7 始業前点検以外にどのような点検があるの?  
Q3―8 安全装置の種類について知りたい  
Q3―9 安全装置を使う場合に注意することは?  

第4章 金型について
Q4―1 金型ってどういうもの、なぜ重要なの?  
Q4―2 プレス加工用の金型にはどのようなものがあるの?  
Q4―3 プレス加工以外にどのような金型があるの?  
Q4―4 プレス金型の構造は?  
Q4―5 金型を取り扱うときに注意することは?  
Q4―6 金型の保守整備の方法は?  
Q4―7 金型の分解と組立の方法は?  
Q4―8 金型を作る方法は?  

第5章 加工用材料および工作油について
Q5―1 プレス加工に使われる材料とその用途は?  
Q5―2 プレス加工をする材料はどのように選ぶの?  
Q5―3 プレス加工に多く使用される鋼板の種類について知りたい  
Q5―4 鋼板以外の被加工材料を使用する場合の注意事項は?  
Q5―5 加工する材料を取り扱ううえで注意することは?  
Q5―6 加工用材料の確認項目とその方法は?  
Q5―7 材料の形状および寸法不良にはどのようなものがあるか知りたい  
Q5―8 プレス加工用工作油の種類と特徴は?  
Q5―9 工作油を使うときに注意することは?  

第6章 抜き加工について
Q6―1 抜き加工ってどういうもの?  
Q6―2 抜き加工にはどんな種類があるの?  
Q6―3 なぜパンチとダイは同じ寸法ではないの?  
Q6―4 外形抜き加工で注意することは何かを知りたい 
Q6―5 穴あけ加工で注意することは何かを知りたい  
Q6―6 抜き加工に必要な力の計算方法は?  
Q6―7 バリはなぜ出るの? その対策は? 
Q6―8 抜き加工でも寸法不良は起きるの? その原因は?  
Q6―9 材料を無駄なく、有効に使うには  
Q6―10  破断面を少なく抜く方法は?  
Q6―11  細いパンチが折れる原因と対策は?  
Q6―12  かす浮きの原因と対策は?  
Q6―13   抜き加工でのバリを後でとる方法は?  

第7章 曲げ加工について
Q7―1 曲げ加工ってどういう加工なの?  
Q7―2 曲げ加工の種類と製品の例は?  
Q7―3 曲げた製品の角度はなぜ金型どおりにならないの? その対策は?  
Q7―4 曲げ加工で寸法不良が発生するのはなぜ? その対策は?  
Q7―5 曲げ加工をする製品のブランクの展開計算の方法は?  
Q7―6 曲げ加工での割れを防ぐ方法は?  
Q7―7   曲げ加工で傷および打痕が付くのはなぜ? その対策は?  
Q7―8 V曲げ加工での反りの原因と対策は?  
Q7―9 曲げ加工の工程はどのように決めるの?  
Q7―10   曲げ加工をするときに注意することは?  

第8章 絞り加工について
Q8―1 絞り加工ってどういうもの?  
Q8―2 絞り加工の種類と絞り加工で作った製品の例は?  
Q8―3 絞り加工でしわが発生する原因は?  
Q8―4 絞り加工で割れが発生するのはなぜ?  
Q8―5 絞り加工でしわと割れが同時に発生する原因とその対策は?  
Q8―6 絞り加工製品のブランクの大きさの計算方法は?  
Q8―7 絞り率はどのように決めるの? 小さくする方法は?  
Q8―8 円筒絞りの加工工程はどのように決めるの?  
Q8―9 ダイにはなぜRが必要なの? 大きさはどのように決めるの?  
Q8―10   絞り加工でパンチとダイの隙間の大きさはどのように決めるの?  
Q8―11   角筒絞りは何が難しいの? 注意することは?  

第9章 成形加工について
Q9―1 成形加工ってどういうもの?  
Q9―2 フランジ成形の加工方法と注意事項は?  
Q9―3 バーリングの加工方法と注意事項は?  
Q9―4 カーリングの加工方法と注意事項は?  
Q9―5 開口部(入り口)より奥のほうが大きい製品の加工法は?  
Q9―6 張出し成形の加工法と注意事項は?  
Q9―7 ビード加工(ビーディング)の加工法と注意事項は?  
Q9―8 特殊な成形加工について知りたい  

第10章 圧縮加工について
Q10―1   圧縮加工ってどういうもの?  
Q10―2   圧縮加工の種類と加工法について知りたい 
Q10―3   圧縮加工の注意事項は?  
Q10―4   圧縮加工の荷重の大きさと計算方法は? 
Q10―5   押出し加工の特徴と加工上の注意事項は? 
Q10―6   圧印加工(コイニング)の加工方法と注意事項は?  
Q10―7   すえ込み加工の方法と加工上の注意事項は?  
Q10―8   板材を平らにするならし加工の方法と加工上の注意事項は?  
Q10―9   刻印加工の方法と注意事項は?  

索引  

はじめに

 プレス加工を始めとする日本のモノづくりは、作る製品とその作り方、設備、必要な技術などが時代とともに大きく変化します。特に作る場合の主役である人に必要な経験、技能および専門知識なども昔と大きく変わっています。
 基本から学ぶ場合も、将来も必要な基本の部分と今後は必要性が少ないと思われるものを区別する必要があります。手作業が中心のプレス加工および金型製作の時代は、熟練の腕と勘でできばえが決まり、一人前になるには早くて5~6年、一般にはそれ以上かかると言われてきました。
 しかし技術の進歩は、経験および熟練が大きなハンデにならなくなる一方、短期間での即戦力が期待され、それに応えることが要求されています。この点で職場の先輩から時間をかけて教わることも大切ですが、それとともに自らの力で新しい知識を短期間で、身につける必要性があります。この意味ですぐに役立つ専門知識をいかに分かりやすく紹介するかが本書の目的であり、最大の課題でした。
 その方法として、知りたいことがピンポイントで分かるQ&Aによる方法と目で見て分かりやすいように、図を多くしてその大部分はコンピュータを利用したCADで新しく作成しました。
 企業に入社した方は全員がその日から「プロ」であり、プロとして必要な知識は自分で身につける必要があります。本書がその参考になれば幸いです。
 本書の出版にあたり、企画の段階から発刊に至るまでさまざまなアドバイスとご協力をいただいた日刊工業新聞社出版局の野崎伸一氏に深く感謝致します。

 平成22年8月 吉田弘美 

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